共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

寄せ書きラッシュと照手姫桃

2024年03月19日 16時48分45秒 | 
今日も風の冷たい日となりました。この風に吹かれて桜の蕾も固く閉じたままで、開花予想日の21日に開花するかどうかは微妙なところです。

明日が春分の日で休みのため、6年生が卒業式前に授業を行うのは今日が最後となりました。教室では一足早く卒業アルバムが配られ、6年生たちは歓声をあげながらページをめくっていました。

この卒業アルバムには白紙のページがいくつかあるのですが、そこはクラスメイトやお世話になった先生方からの寄せ書きをしてもらうスペースでした。みんなそれぞれに書いてもらいたい人のところに行ってメッセージを書いてもらっていたのですが、私のところにも何人か

「先生(私)、何か書いてください!」

と言ってアルバムを持ってきたのです。

ちょっと驚きましたが、彼らが5年生の時に私が音楽の授業でピアノ伴奏をしたり図工のアテンドをしたりしていたこともあって、それを覚えていてくれた子たちが多かったようです。もしかしたら単にページの隙間を埋めるためだったかも知れませんが、それでも彼らのアルバムに一言添えることができたのは嬉しいことでした。

今週は午前中授業で給食もないので、お昼過ぎには退勤となりました。それで、小田原駅近くの錦通りを歩いていたら、



街路樹として植えられている箒咲きの桃が開花していました。



この桃は、室町時代の相模國郡代であった横山将監(よこやましょうげん)の息女で絶世の美女と謳われた照手姫の伝承に因んで『照手姫』という名がつけられています。可憐に咲く八重咲きの桃に、春の訪れを感じることができました。

いよいよ明後日は卒業式です。


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