共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

何が悪かったのかね…

2024年04月21日 17時28分35秒 | 日記
今日、ちょっとイヤなことがありました。

今日出かけていた時、自分の前を親子連れが歩いていました。お父さんとお母さんに挟まれる形で2〜3歳の女の子が両手をつないで歩いていたのですが、女の子は大人のペースに連れられてかなり頑張って歩いているように見えました。

すると、女の子の履いていた靴が片方脱げてしまったのですが、親子連れは気づかずにどんどん進んでしまっていました。なので、私はその靴を拾い上げて

「靴、落とされましたよ」

と親子連れに後ろから声をかけました。

…と、ここまではよく見かけるシチュエーションかと思いますが、そこで振り向いた母親が私に向かって開口一番

「ちょっと!うちの子の靴勝手に触んないでくれる!?」

と怒鳴りつけてきたのです。かなり予想外の展開に面食らっていると母親がツカツカと近寄ってきて、

「うちの子の靴を、どこのどいつかも分かんないオッサンに持たれて気持ち悪いんだけど!」

と言って私の手から靴をふんだくっていきました。

予想外の展開に唖然としながらも

『あぁ、そんなことでご立腹なのかぁ…』

と他人事のように見ていたのですが、そうこうしていたら一緒にいたお父さんが

「あのさ、先ずは拾ってもらったことに感謝することが先なんじゃない?」

と母親に対して問いかけたのですが、それを聞いた母親は更に激昂していくばかりでした。

その時、間で立っていた女の子がいつの間にか母親の手から靴をとり上げて自分で履いていました。そして、大人たちの言い争いをものともせずに私に向かって

「ありがとう(*^ ^*)」

とお礼を言ってきたのです。

これまた予想外の展開に大人たちが暫し固まっていたのですが、私は女の子の前にしゃがむと

「素敵なお靴ですね。ちゃんとマジックテープとめておかないと、また脱げちゃいますよ。」

とお話しました。すると女の子は

「はぁい(^O^)/」

と手を挙げてお返事をしてくれました。

母親は赤い顔をして押し黙っていましたが、お父さんが私に向かって

「ありがとうございました。」

とお礼を言ってきたので、とりあえず母親は無視してお父さんと女の子に

「気をつけてくださいね( ^_^)/」

と挨拶をしてその場を離れました。

なんでしょう、『世知辛い』などという言葉では片づけられないようなモヤモヤを感じています。それとも、私が何か母親の感情のスイッチを押してしまったのでしょうか…。

なんだか、今日はものすごく疲れました。今日は早目に休もうと思います…。

コメント (2)
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