目黒区美術館は、定期的に収蔵品を展示します。
今回は、「越境者たち」と題し、絵画の分野や材質技法にまつわる様々な境界を越えて新たな 芸術表現を目指した画家たちの作品を紹介する、と言う事です。
目黒区美術館は、「近現代美術の流れとその特徴を理解するための体系的なコレクションを形成していく」が基本方針ということで、近代美術品のコレクションが特徴です。
第1章は「諏訪直樹 vs 川村清雄」
額縁を超越して無限に展開する空間表現を目指した諏訪直樹と、明治初期より西洋渡来の新技法である 油彩に挑み、日本の近代絵画の新たな地平を拓いた川村清雄の二人の作品を対峙。
第2章「パンリアルの挑戦」
戦後、抽象などの先鋭的な表現を日本画の技法により実現する「膠彩(こうさい)表現」で日本画を革新した「パンリアル美術協会」の画家たちの展示。
「パンリアル美術協会」が面白かったですね。画材を変えれば前衛美術と変わりありません。これを日本画として発表した(しかも京都画壇で)ことは、気合が入っていましたねぇ、この当時の画家は。
作品数は少なかったです。しかし、趣の異なる収蔵品が同時開催していました。
それが「山下新太郎のファミリーポートレート」
戦前にフランスに留学した洋画家、山下新太郎の三女である渡邊峯子氏よりの寄贈から。
峯子氏の幼少期から青年期までの肖像画、身近な人々、花の絵から成ります。
山下新太郎の親しい人々に向けた眼差しを鑑賞します。
これぞ、ザ・洋画と言うべき作品群です。
「越境者たち」の過激な作品の後に観ることで、心のバランスが取れます(笑)
今回は、「越境者たち」と題し、絵画の分野や材質技法にまつわる様々な境界を越えて新たな 芸術表現を目指した画家たちの作品を紹介する、と言う事です。
目黒区美術館は、「近現代美術の流れとその特徴を理解するための体系的なコレクションを形成していく」が基本方針ということで、近代美術品のコレクションが特徴です。
第1章は「諏訪直樹 vs 川村清雄」
額縁を超越して無限に展開する空間表現を目指した諏訪直樹と、明治初期より西洋渡来の新技法である 油彩に挑み、日本の近代絵画の新たな地平を拓いた川村清雄の二人の作品を対峙。
第2章「パンリアルの挑戦」
戦後、抽象などの先鋭的な表現を日本画の技法により実現する「膠彩(こうさい)表現」で日本画を革新した「パンリアル美術協会」の画家たちの展示。
「パンリアル美術協会」が面白かったですね。画材を変えれば前衛美術と変わりありません。これを日本画として発表した(しかも京都画壇で)ことは、気合が入っていましたねぇ、この当時の画家は。
作品数は少なかったです。しかし、趣の異なる収蔵品が同時開催していました。
それが「山下新太郎のファミリーポートレート」
戦前にフランスに留学した洋画家、山下新太郎の三女である渡邊峯子氏よりの寄贈から。
峯子氏の幼少期から青年期までの肖像画、身近な人々、花の絵から成ります。
山下新太郎の親しい人々に向けた眼差しを鑑賞します。
これぞ、ザ・洋画と言うべき作品群です。
「越境者たち」の過激な作品の後に観ることで、心のバランスが取れます(笑)