巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

「フレンチ・オープン・テニスに出てみたい!」

2006年06月21日 17時25分50秒 | Weblog
「みてみて! このテニスボール、ぜ~んぶアタチが拾ったのよ」とでも言いたげな、このジュエルの得意顔。そう、ウチの子の趣味はテニスボール拾い。んで拾ったボールはすべて自分のコレクションになっちゃいます。現在、玄関のバケツに貯めこんだボールは70個。
 わが家の近くの公園には大きなテニスクラブがあります。で、フランスではテニスボールが安くて1個1ユーロ程度なので、外に飛び出したボールは、みんな放置して帰ってしまいます。ケチなフランス人にしては珍しく……。もっとも草むらやコートの脇を流れる川に落ちたボールを人間が回収するのは大変だから「まぁ、いいや」のノリで諦めて帰って行くのでしょうが。
 そこで登場するのが水陸両用犬のラブ。テニスを楽しんだ人々が帰ってしまった夜の散歩で、クンクン鼻を利かせて隠れたボールを見つけてくるんです。「ジュエル、今日はボール何個見つけた?」ってのが、現在のわが家の1日の締めくくりの言葉になってる。
 というわけで、テニスボールを近頃買った記憶がない。自給自足みたいなもんですね。ただラブの口でくわえられるボールは1個なので、その状態で新しいのを見つけたときは、それまで持ってたのは置いてきちゃうからプラス・マイナスはゼロ。だから、これまで拾ったボールの累計は、はじめに書いた70よりずっとずっと多いんです。
 さて、この秋から娘はテニスクラブに入る予定なんですが、コートの外からそれを見学することになるジュエルはきっと大コーフンになってしまうはず。他人のボールには見向きはしなくても、“お姉ちゃん”のテニスボールは絶対にキャッチしたい! するぞ! って思ってますから。コートの中より外野がうるさくなりそうな予感……。