巴里の中心で、ワンとさけぶ

笑いながら一気に読んでください! 愛犬・ラブラドールとのドタバタ巴里暮らし

フランス ペットフード事情

2006年06月11日 09時07分13秒 | Weblog
「子犬のうちは朝晩の1日2回、成犬になったら晩の1回だけ」と、これはチビラブを購入したときのブリーダーの言葉。ドッグフードの与え方なんですが、これがフランスの常識です。
 でも結局、従いませんでした。3ヶ月までは1日4回、1歳までは1日に3回、それ以降は現在にいたるまで1日2回が私流です。はじめはブリーダーの意見のままやってみたんですが、1回の量が多すぎて食べきれなかったんですもん。それに、どう考えたって胃がもたれそうじゃないですか?
 が、フランス人たちは「あら、朝晩なんかに分けてあげてると健康に良くないわよ。1回にたっぷり食べる方が犬のため」なんて平然と主張しますが、私はこれについてだけは違うぞ! と思ってます。先週、紹介したお友だちブルドッグのエンジェルも夜に600グラムのドッグフードを一挙に食べるんですが、絶対に負担だと思うのよねぇ……。で、私なりの見解なんですが、これはフランス人の生活パターンに犬を合わせるためだと思うんです。専業主婦が少ないフランス家庭ではパパもママも出勤します。だから午前中にの~んびり、たっぷり散歩ができるのは定年退職組だけ。フツーの家庭では、朝はちょこっと排泄のための短い散歩に出すだけ。で、ここで夕べ食べた分をた~っぷり出してもらわないといけません。で、日中ワンちゃんは8時間も家のなかでお留守番。もし朝にご飯を食べたら途中で排泄したくなっちゃい、ウロウロ、ソワソワ。でもってリビングのカーペットの上に粗相なんてリスクも。ね、だからですよきっと、朝に食べ物あげないのは。
 その点、わが家は自由業ですから、そういう心配がないので、朝と夜に分けて与えてるってわけです。少しずつ食べて、運動して消化させる。やっぱこれがいちばんですよ。
 ところで、ウチのジュエルが食べてるドッグフードは『プロプラン』のライト。チキンとお米から作ったダイエット用のドライフード。そのままでは味気ないので、温めたブロッコリーとほうれん草とインゲンのスープ(人間用の冷食)をかけて食べさせてます。ウェットフードは決して与えません! なぜかって言うと、1歳半のときに、ドライフードの食べが悪くなったので世界的に有名な誰でも知ってるメーカーのお肉の缶詰をドライフードに混ぜたら、大喜びでワッシワッシと食べるようになったんですが、なんとその2週間後から目のまわりが赤くなり、足の毛が抜けはじめて真っ赤になってしまいました。獣医さんの診断で食物アレルギーと判明。過剰なタンパク質の摂取、それと缶詰のフードの防腐剤が合わなかったらしい。そんなデリケートな犬だとは思ってなかったので驚いてしまいました。で、治療費もかかってしまったので、以後ウェットは絶対に御法度とわが家ではなってます、ハイ。