熊本日独協会/熊本・ハイデルベルク友の会

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Sommerfest 2022 熊本友の会の夏祭り

2022-08-09 09:40:02 | ハイデルベルク情報
8月7日(日)早朝、「熊本友の会 グループライン」にハイデルベルクのハンス・ホーボルト会長から写真が届く。
「 Bilder von unserem Sommerfest. Noriko(注:会長夫人の紀子さん)hat das gemacht. 」
とのコメントが添えてある。

   
    
熊本市の「火の国まつり」は3年ぶりに8月5日から7日までの開催が決まっていたが、新型コロナ感染者の急激な増加を受けて直前の7月29日に中止が発表された。
ハイデルベルク・熊本友の会では「Sommerfest 夏祭り」を会員の集まる機会として楽しみ、今年も8月6日(土)、会長宅に集まったのだ。
門を入り、くまモンの案内板の矢印に従って左手に行ってみよう。
2階に上がる階段の脇を右に折れ、塀に沿ってぐるりと裏側に回ると木々に囲まれた広い庭がある。
そこでの集合写真。

   

写真中央に青いシャツを着て立っているのは友の会の名誉会長 Prof. Sonntag ゾンターク教授。
ハイデルベルク大学医学部と熊本市民病院との医学交流を長年にわたり支援されてきた重鎮だ。
昨年も、「夏祭り」の楽しい写真とメッセージが、8月の始めに届いたが、月末の25日、一転して、
「悲しいことに、我々の敬愛するゾンターク名誉会長が会議の帰途、マンハイム駅で転倒して重傷を負った。
手術を何回も受け、意識はあるものの完全に麻痺しており、体の一部分でも動かせるようになるのか極めて疑わしい。
医学の奇跡を期待し、今は、只々、ゾンターク教授とご家族に思いを寄せるのみだ。」
との驚くべき知らせが届いた。奇跡を信じ、ハイデルベルクの熊本友の会では千羽鶴を折り、
熊本でも神社にお参りし、ご回復を祈った。
その後のラインのやり取りの中で、10月の中旬を過ぎると、「ゾンターク教授はいくらか回復し、腕を幾分か動かせるようになった。
間もなく、車いすに座れるようになるかもしれない」との希望を持てるニュースが伝えられるようになってはいた。それから10か月。
そのゾンターク教授がワンピース姿の奥様(Roswitha ロスヴィータ さん )と一緒に笑顔で写っていらっしゃる。まさに「奇跡」を見る思いだ。

さて、この集合写真の手前には椅子とテーブルが並べられ、会員が持ち寄った飲み物や料理が広げられているに違いない。
冷えたビール、繊細な泡立ちのワイン、香辛料の効いた焼き肉。おいいしいスイーツもあるだろう。

写真の右端、黒いTシャツの男性は、Dr. Stefan Zimmermann シュテファン・ツィンマーマン博士。
本ブログ7月7日の「友好都市締結30周年記念の植樹ーその2」の写真では、スーツ姿で、「ハイデルベルク大学と熊本市民病院との医学交流を
ゾンターク教授の下で支えてきた」と紹介されている。
実は、ケーキ作りが得意。
次の写真は、2019年8月10日の「熊本市・ハイデルベルク市青少年交流に参加して」の記事で掲載されたもの。

    

ハイデルベルクからの訪問団の役員の一人 Lena Zimmermann レナ・ツィンマーマンさんは博士のお嬢さん。
「お父さんが作ったの」と言って、見せてくれたのが、チョコレート生地に白いクリームで熊本城を描いたケーキ。
皆から、「シュテファン」と親しまれているツィンマーマン博士、この日の「夏祭り」ではどんなケーキで参加者を喜ばせたのか、写真がないのが惜しまれる。 (M.S.)                   

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