その3 ビアレストラン「オーデン」
6月のドイツカフェの後、雨にもかかわらず、会館から歩いて5分ほどのオーデンに立ち寄りました。まず、「ガッフェル ヴィ―ス」を注文。ケルンのビールといえばケルシュ。代表的な銘柄の一つに「フリュー」があります。ガッフェルもそれに並ぶ銘柄。ヴィ―スとはヴァイスのことで、ろ過しない酵母入りのビールは珍しいそうです。
もう一種は、アインベッカーマイボック。注文した後、バスの中で読むためにバックに入れていた青井博幸 著「ビールの教科書 」を取り出し、「ドイツのビール」の章を開いたら、101頁に「現在のボックは一般的にはミュンヘンを中心とするバイエルン地方で造られるラガーである。しかし、歴史をひもとくと、元祖ボックは北ドイツに位置するアインベックで造られていたものであり、こちらのボックはエールである。」との記述に出会い、その偶然に嬉しくなりました。5月に訪れた時に、これも季節限定のミュンヘン ホーフブロイのマイボックを飲んでいたからです。「Mai 5月 Ur オリジナル Bock ボック」とメニューに縦に並べて表示されていたので、味わいの異なる3種類があると思い込み、注文した以外の2本は持ち帰ろうかと迷っていたら、店主の村山 二郎さんから「入荷が遅れて5月には間にあいませんでした。もう少し在庫があるので、無理せずゆっくり飲みに来てください。」と言ってもらいました。7月の宿題です。
きょうは、ケルンとアインベックとミュンヘンの3つの地名が登場しました。オーデンの飲み物メニューには数多くのドイツビールの銘柄が載っています。熊本に居ながら「ビールの産地を巡るドイツの旅」ができるわけです。それとともに、荻野副会長の「ドイツクイズ」に出題されるかもしれないので、これからは、ただ飲むだけでなく、ビールについての知識もしっかりと頭に入れるよう心掛けてまいります。 (M.S.)
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