JACKIE

Beautiful Things in My Life

「シカゴアンになった一週間」 - ジュニバ湖編

2009-03-18 | 旅行記

ジーンが、これから車で1時間ちょっとで行ける、レイクジェニバに行こうか?

と私に尋ねた。

私は、そのレイクジェニバがわからないまま、ジーンにまかせようと、OK!とこたえた。

Rural_area_on_the_way

ハイウェイに入って、右にミシガン湖を見て、北へ走り続けた。

途中、ジーンが、

「この辺は、マイケル・ジョーダンとか、そんな有名人が住んでるとこや。」

とおしえてくれた。

へえ!そんな環境のええとこなんや。

気になるから、助手席から、外ばっかし見ていた。

その目的地に近づき、着いたときには、

感動した。

これが、ミズウミ?

Lake_geneva

ジーンは、「カリブのリゾート地を思わせるとこやろ。」と私に言った。

Lake_geneva_town 町並みもこじんまりとしていて、映画の1シーンに出てくるような町並みだ。

車を止めて、ジーンお勧めのスポットに入った。Popeye

ポパイという名前のその店は、大きくて、明るく、夏場に来れば最高かなと思った。

ゴールデンヘアーで、ビキニ姿の子が、カクテルを飲んでるシーン。

そんなんが、想像される。

その店で、一杯飲み、その後二人でそのキュートな街を歩いた。

チョコレートショップに入ると、ジーンがチョコレートを買って、

「彼女のプレゼント用や。」と。

さすがは、アメリカ人。

それから、二人でブラブラ歩いて、不動産やさんの前で、日本円で一千万円以内の価格の家があったので、これやったら買えるで、とか話し合っている時、

中年の女性から、ジーンに声がかかった。

聞いてみると、車がエンコしたので、押してもらえませんか。

ということだっReal_estateた。

ジーンが私にいけるか?と言うので、

そんなんOKに決まってるやん。

「私はアスリートやで。」と言ったら、

ジーン、それをその人に伝えていた。

ということで、二人で車を押して助けたあげた。

その車、かなりポンコツだった。

アメリカ人のエンコ車を手押しするなんて、こんな経験めったにするもんやない。

こんな素晴らしいリゾート地がシカゴ近郊にあるとは知らなかった。

できれば、こんなところに住んでみたい。

一千万以内の値段でも家が買えんねんから。

と真剣に考えた。

 - 次編につづく -


「シカゴアンになった一週間」 - 朝食編 american breakfast

2009-03-15 | 旅行記

Park

朝、目覚めて、窓から外をながめると、

ジーンが、愛犬のダックスフント”Hurricane" を散歩させているのが見えた。

ジーン宅の前には、綺麗な公園が広がっていて、抜群の環境だ。

急いで着替えて、外へ飛び出した。

ジーンに Good morning!

これから、息子スカイラーを、高校まで車で送って行くという。

私も同乗して、エバンストンにある高校まで行って、

スカイラーにお別れの挨拶をした。 See you again! Skylar

さあ、ジーンと二人、今日はどんな一日が待っているのか。

まず、朝食を食べに行こうということになった。

私が、いつもジーンにお願いしていることに、

Diner地元の人が好きなとこ、決して観光客の行かないとこへ行きたいと言っている。

そんなんで、超アメリカンな店に連れていってくれた。

ジーンが、ベーコンエッグを注文してので、

私も同じものを頼んだ。 Make it two, please.

朝から、この量!Bacon_and_eggs

これに、まだトースト2枚ついてる。

コーヒーは飲み放題。

この店の近くには、工場がいっぱいあって、その労働者がやってくるというから、ボリュームが特に売りもんなのだろう。

他の客が注文して食べているものが、気になる。

どれもこれも、とにかくその量には驚く。

ジャッキー、夕食でもこんなに食べない。

食べていると、私の左側に座っていた人に、ジーンが挨拶をした。

同じ住宅に住んでいる知り合いらしく、ペットショップのオーナーらしい。

ごっつい腕にタトゥーが入っていて、いかつい人やなあと思っていたら、

ジーンが、趣味が柔道やと言ったので、なるほど。

出しなに、ジーンがその人にジャッキーを紹介してくれた。

私のこと、空手家で、今はボクシングもやっていると話した。

握手を交わすと、その人、私に向かって頭を下げ、日本式の礼をした。

さすがは、柔道家。

その腕と、胸板を見ると、

これは、ちょっとやばい。

ジャッキー、ええかっこうして、「柔道続けてね」と、ちょっと引きつった笑顔で、恐る恐る別れた。

まじで、強そう。

そんなんでは、あかん!

私は、ブルース・リーやろ。

長谷川穂積とちゃうんか。

  - 次編につづく -


グラブに書きたいジャッキーサイン autograph on boxing glove

2009-03-14 | スポーツ

今週はジャッキーにとって、素晴らしいボクシングウイークとなった。

水曜日のジムでの練習で、初めてミット打ちのミットを持たされ、人のパンチを受けた。

これって、ジャッキー、ボクシングが上手になってきていると言うこと?

嬉しかった。

特に、その翌日に世界タイトルマッチを見に行けるので嬉しくて、ジムに来ている人、皆にしゃべりまくりたかった。

おとなげないので、我慢した。

木曜日、夜7時10分、その時がやってきた。Entry

大学時代の友人のおかげで、リングサイド4列目という、VIP席で見ることができた。

エンヤの Once you had gold という美しい曲をバックに

チャンピオン長谷川穂積が、やってきた。

私のすぐ横を通り、リングコーナーに上がった。

そして、まもなくゴングが鳴り、試合が始まった。

Win 試合は、1ラウンドに3回ダウンを奪い、KO勝ちという華々しい結果となった。

強い!踏み込んで放った左ストレートが、相手の顔面をまともに捉えた。

あまりにも早いダウンに驚いた。

正直、もうちょっと見たかったが、

何よりも、勝つことが一番。

嬉しかった。

終わってから、場内、半数ほどの残った観客の前で、アンダーカードが行われた。

プロデビュー戦という若者もいて、

強烈な左ボディで、ダウンを奪いKO勝ちした。

これから、彼にとって、続いていく戦いの初めの一歩だ。

ひょっとすると、何年か後、

大物になってるかも。

とにかく、世界一というのは、凄いことだ。Boxing_globe

全世界でナンバーワン。

そのチャンピオンからサインをもらうことができ、

私の、今一番の宝物となった。

苦しい時、しんどい時、

これ見て、がんばんねん。

いつか、ボクシングの試合に

出たんねん。


「シカゴアンになった一週間」 - ジーン宅編 wonderful time at Gene home

2009-03-11 | 旅行記

ボリュームたっぷりのハンバーガーランチをジーンと食べた後、

今夜、泊めてもらうジーン宅へと向かった。

家に着いて、私が今晩お世話になるベッドルームへ案内してくれた。

そこで、ジーン、ベッドの下から、大きなクリアボックスを出してきて、

父、Joe Lubin の新聞切り抜き記事や、記念メダル、はいていたトランクスまで、昔の思い出をいっぱい見せてくれた。

実はランチの時、ジャッキーが、ボクシングを始めたこと、

昨日、飛び込みで、ボクシングジムで練習できたこと、を話した時、

ジーンは、びっくりして、「なんとー!僕の父親は、アマチュアでは、全米一番にもなってるし、プロでも何勝もしてるボクサーやってんで。奇遇やあ!」と。

ジャッキーもびっくりして、「それ、マジー? すごい!」

と、話が盛り上がっていたのだった。

新聞の記事が、これまた凄い。

”Lubin の全米決勝戦勝利に1,7000人の観衆”とある。

Joe_lubin

これまた、私とは全然比べもんにならない。スケールが違う。

本物中の本物。

恐れ入りました。

そんなこんな、しているうちに、夕刻になったので、Gullivers

私の息子と同じ年、17歳のジーンの息子スカイラーと、

ジーンのガールフレンド、ジョディとの4人で、

まるで、美術館のようなレストランで夕食を楽しんだ。

ジーン宅へ帰ってから、飲み会となった。

ジーンは、私からのみやげ、越の寒梅を飲んで、

" Very good ! "

私は、ジーンに買ってもらった大好物のバーボンウイスキー、Maker's Mark を飲んで、

「めっちゃ、うまい!」とお互い国の味を讃え、楽しんだ。

そうこうしているうちに、ドアをノックする音が、

ジーンが出迎えた人は、何と手にギターケースを持ってやってきた。

「こちら、友人のトム。」

「こちら、日本から来た、友人のジャッキー。」

と、ジーンが紹介してくれ、

握手で挨拶を交わした。

Guitar しばらく、ジーン、ジョディ、トム、ジャッキーの4人で、飲んで楽しんでいると、

トムが、ギターを取り出して、これから、私のオリジナル曲を歌わせてもらいますと。

チューニングをしながら、これから歌う歌の説明をし始めた。

そして、綺麗な声で、歌い出した。

何とジーン、私のために、こんな演出まで用意していてくれたんや。

素晴らしい弾き語りを聞きながら、心地よいバーボンの酔いも手伝い、喜びがどんどんこみ上げてきた。

「やっぱり、シカゴに来て良かった。」

その後、明日は仕事があるというので、トムとジョディは帰り、

音楽大好きな二人は、CDや、レコードまで出してきて、それを聞きながら、お酒を交わし、

音楽や政治、戦争に至るまで、話が尽きなかった。

この日の夕刻、息子スカイラーいきつけのCDショップで、Billie_holiday_cd

500円で買ったCDのビリー・ホリデイの歌声が、

何回も何回も、夜2時近くまで、

二人の心の奥底に、溶け込んだ。

  - 次編につづく -


鼻ズルの花見ジョギング jogging with hay fever

2009-03-08 | 日記・エッセイ・コラム

今朝は、雲はかなり出ているが、割といいお天気だ。

寒さもあまり感じることなく、気持ちのいいコンディションと言える。

花見()も兼ねて、ジョギングに出発した。

ただし、花粉はかなり多い。Verdict_blue_2

ジョギングをするということは、花粉を身体中にまぶして、吸いに行っているようなもんだ。

自慢のイタリー製のSmith のサングラスで、目をかばい、

それに、メガネが曇らない、おぎやはぎマスクは、必須だ。

大阪城の桃園に着くと、カメラマンがたくさん来ていて、

綺麗に咲いた桃の花を撮影していた。

Peach_blossoms_006

まだまだ満開には、先は遠いが、綺麗に咲いた種類の桃もある。

この時期に、梅から桃へと身頃が変わっていく。

そして、最後に桜がやってくる。

世の中、ピンクピンクの大攻勢だ。

綺麗な花は、ありがたいが、

鼻ズルズルで、観賞しなあかんのには、

カンベンしてほしい。