笑顔の“いずみ”を湧かせるために

千葉市若葉区都賀にあります「いずみ整骨院」のブログです。

認知症にならないために 4 (アルツハイマー病1)

2007-11-16 03:36:30 | スタッフの一言
 アルツハイマー病は、脳の神経細胞が死んでいく病気です。脳には約1,000億の神経細胞があり、神経伝達物質が神経細胞間に情報を運ぶという一大ネットワークをつくっています。ここに原因不明の「老人斑」や「神経原線維変化」が増えるとネットワークが崩壊し、脳が萎縮していきます。

アルツハイマー病の発症過程


①大脳の神経細胞の外側にシミのような老人斑(β一アミロイドというタンパク質の一種が沈着して形成される)が広がり、周囲の神経細胞を圧迫して壊れていきます。

     

②大脳の神経細胞の内側にあるタンパク質同士がくっつき、線維状になって蓄積され、神経原線維変化を起こします。そして、神経細胞を萎縮させて、やがては死滅させます。

     

③アルツハイマー病




アルツハイマー病は女性に多く、75歳を超えると急激に増加することが特徴です。

アルツハイマー病の症状は、記憶を司る海馬(かいば)に顕著に現れます。

海馬は、脳の中心部に存在し、その周りを大脳皮質が被っているのですが、外部からの情報は最初に大脳皮質に入ってきます。そして、その情報が海馬に送られ、整理されることによって記憶となります。

さらに、海馬で整理された記憶のうち、保存が必要なものだけが再び大脳皮質に送られて古い記憶として保存されます。