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以前、花粉の観測方法についてご紹介しましたが、
観測の時に見られるものがすべてスギ花粉とは限りません。

生物の細胞に反応する液体をつけるため、
ホコリを間違えて数えてしまうことはありませんが、
スギ以外にもヒノキ花粉などを区別しないとなりません。

そこで、顕微鏡写真で見たときの
スギとヒノキの写真をご紹介しましょう。

東邦大学薬学部の佐橋教授に
顕微鏡写真を提供していただきました。



こちらがスギ花粉の顕微鏡写真です。
大きさは30~40ミクロン。
(ミリメートルであらわすと、0.03~0.04ミリです)

左側が正常な花粉ですが、
花粉にイボのように、でっぱりが見られますね。
これがスギ花粉の細胞の特徴です。

面白いのは右側。
すべて正常な細胞とは限りません。
これは細胞が破裂してしまっているんです。
これもひとつとしてカウントするのです。




今度は、ヒノキの花粉の顕微鏡写真です。
大きさはスギ花粉より一回り小さく、
25~35ミクロンです。

ヒノキはスギのような出っ張りはありませんね。
細胞の中には、星のような形が見えることから、
観測をする人の間では「スター」と呼ぶこともあるようです。

また、スギは2月から3月ですが、
ヒノキの花粉は3月から4月に多く飛ぶので、
時期の違いもあるのです。

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