シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ルネ・クレマン監督「太陽がいっぱい(Plein Solei !)」(フランス、1960年、118分)☆☆☆★★

2021-02-18 20:58:21 | フランス


映画音楽がヒットしました。

パトリシア・ハイスミスによるサスペンス小説「The Talented Mr. Ripley(才人リプリー君)」の映画化です。

舞台はローマ、そしてナポリです。

トム・リプリー(アラン・ドロン)は貧しい青年ですが、美貌、野心、狡智、健康な肉体の持ち主です。

フィリップはその友達で、アメリカからきた大富豪の息子です。フィリップには交際相手で婚約者のパリ娘マルジュがいます。ふたりはナポリに近い漁村モンジベッロで過ごし、愛をむさぼります。

トムはフィリップから享楽のおこぼれをもらって生活していますが、それは彼の内心を屈辱でゆがめるものでした。フィリップとマルジェは海と太陽を楽しみながら、トムに対して軽蔑の態度をあらわにします。

トムに次第に怒りと嫉妬の炎が沸き起こります。そして、あろうことかトムはフィリップと二人きりになったところで・・・・。トムはマルジェをものにし、フィリップが受け継ぐはずの莫大な財産をせしめ、詭計はうまくいったはずでしたが、思わぬ事態が起こります。
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