シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

出目昌伸監督「神田川」(1974年、84分)

2024-06-04 20:46:04 | 日本・1970年~


原作は一大ヒットした「♪神田川」(かぐや姫)の作詞を担当した喜多条忠(きたじょうまこと)による自伝的小説。

大学(ロケは早稲田大学キャンパス)の人形劇サークルに所属している上条真(草刈正雄)は、巡業先で出会った少女が脳裏に焼き付いていました。

東京に戻ってその少女との再会が偶然に訪れます。少女の名前は池間みち子(関根恵子)。印刷所に勤める貧しい少女でした。

再会の翌日、神田川上流の散策。

みち子の母は料亭の下働き、娘の給料をあてにしています。アルバイトをしながら人形劇の上演、脚本執筆に余念がない真。そんな二人の心に、いつしか愛が生まれます。

そんなある日、真はみち子をモデルに書き上げた「新かぐや姫」が仲間に不評。エリートの兄(勝部演之)は、真の生き方を頭から否定します。

雨の中、真はみち子の下宿を訪れ、みち子に迫ります。みち子は拒絶。真は後悔をかかえ東北の巡回公演に出発。公演は大成功でした。

その夜、みち子が真に全てを与えるために当地まで追って来ました。燃えさかる焚火を背景に結ばれる二人。

真とみち子の同棲生活が始まり、みち子は妊娠します。しかし、それを知った真の兄は、検診と偽りみち子を連れ出し、中絶させます。

サークルをやめた真は二人の生活を守るために働きますが、みち子は耐えられず自分も働くと・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 竹園元監督「ひまわり〜夏目... | トップ | 江口カン監督「めんたいぴり... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本・1970年~」カテゴリの最新記事