原作は一大ヒットした「♪神田川」(かぐや姫)の作詞を担当した喜多条忠(きたじょうまこと)による自伝的小説。
大学(ロケは早稲田大学キャンパス)の人形劇サークルに所属している上条真(草刈正雄)は、巡業先で出会った少女が脳裏に焼き付いていました。
東京に戻ってその少女との再会が偶然に訪れます。少女の名前は池間みち子(関根恵子)。印刷所に勤める貧しい少女でした。
再会の翌日、神田川上流の散策。
みち子の母は料亭の下働き、娘の給料をあてにしています。アルバイトをしながら人形劇の上演、脚本執筆に余念がない真。そんな二人の心に、いつしか愛が生まれます。
そんなある日、真はみち子をモデルに書き上げた「新かぐや姫」が仲間に不評。エリートの兄(勝部演之)は、真の生き方を頭から否定します。
雨の中、真はみち子の下宿を訪れ、みち子に迫ります。みち子は拒絶。真は後悔をかかえ東北の巡回公演に出発。公演は大成功でした。
その夜、みち子が真に全てを与えるために当地まで追って来ました。燃えさかる焚火を背景に結ばれる二人。
真とみち子の同棲生活が始まり、みち子は妊娠します。しかし、それを知った真の兄は、検診と偽りみち子を連れ出し、中絶させます。
サークルをやめた真は二人の生活を守るために働きますが、みち子は耐えられず自分も働くと・・・。
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