シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』に着想を得て、二つの異なる少年グループの抗争の犠牲となった若い男女の2日間の恋と死までを描いたミュージカル作品です。
舞台はニューヨークのウエストサイド。
イタリア系アメリカ人からなるジェット団とプエルトリコ系アメリカ人からなるシャーク団との間では抗争がたえません。
一触即発の関係のなか、この二つのグループがダンス会場でにらみ合います。そこで若い男女、トニー(リチャード・ベイマー)とマリア(ナタリー・ウッド)が運命的に出会い、互いに惹かれあいます。
しかし、トニーはジェット団の元メンバー、マリアはジャック団のリーダーであるベルナルドの妹で、二人の愛には最初から決定的困難がありました。
ふたりの仲はいったい?
スラム街でくりひろげられる若者たちの無意味な争い。アメリカが抱える人種問題、貧困問題をしっかりとらえています。
小気味よいダンスと歌とリズムは圧巻です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます