イエス・キリストの生涯を描いた史劇です。生誕から伝導生活、エルサレム入城、ゴルゴダの丘での処刑、そして復活までが描かれた堂々たる長編ドラマ。
紀元前のイスラエル。ヘデロ王(クロード・レインズ)の支配下で民衆は、その圧政に苦しんでいました。いつの日か、救い主が現れることを信じつつ。
東方の三博士が星に導かれ、ベツレヘムの馬小屋を訪れるところがこの作品の始まりです。この馬小屋は処女マリア(ドロシー・マクガイア)が神の子イエスを生んだ場所です。彼らは黄金、乳香、没薬を捧げ、救世主の降誕を祝うのでした。
ヘロデ大王 は予言されていたメシヤ(救世主)の誕生を知ると、二歳以下の幼児殺しを命じます。危険を予知した大工ヨセフは生まれた子イエスを連れ、人々とともにエジプトへ逃れ、故郷のナザレに戻ります。
イエス(マックス・フォン・シドー)が30歳になった頃、ヨハネ(チャールトン・ヘストン)はローマの圧政に苦しむ民衆にイエスこそメシヤだとして、天国の到来を告げます。伝道を開始し、ガリラヤに向かうイエスに十二人の使徒が従います。
多くの奇跡を果たしたイエスは民衆の熱狂の中でエルサレム入城。しかし、民衆の驚喜とは裏腹に、祭司、長老、律法学者はイエスの存在が邪宗を広めるものとみなし、忌避します。
とらえられる前日、弟子たちと最後の晩餐をとったイエスは「裏切者がいる」とユダに悔悟を求めますが・・・。
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