シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

ブレイク・エドワーズ監督「テン(原題:10)」(米、1969年、122分)☆☆★

2022-08-21 23:25:13 | アメリカ・1960年~


コミック調のラブメルヘン。原題の「10」は主人公の中年男が出会った「10点満点」の女性のこと。しかし、その実像は・・・。

「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュースが出演しています。見どころのひとつ。

著名な作曲家ジョージ・ウェバー(ダドリー・ムーア)は、恋人のミュージカル・スター、サム(ジュリー・アンドリュース)といい仲です。地位も名誉も得た42歳の中年男。

そんな彼が、ある日、車を運転して交差点で信号待ちしている時、隣の車の中に彼の常々理想としていたような女性が座っていました。その女性はウェディング・ベールをつけていて、ジョージは彼女こそ10点満点と思います。彼女が乗っている車を追いかけ、教会での式の現場に忍び込みますが、鼻をハチにさされるハプニング。

この花嫁を忘れることのできないジョージは、先の教会の牧師を訪ね、花嫁の名前を聞き出します。彼女の名はジェニファー(ボー・デレク)、ビバリー・ヒルズの有名な歯科医の娘でした。その歯科医院にいくも虫歯を6本も抜かれ、言葉も満足に発せない状態に。それでも新婚旅行先(メキシコのラス・ハダス)だけはしっかり聞き取ります。

失意のどん底で、ジョージはラス・ハダス行きを決意。ホテルに着いた彼は、夜、酒場で夫ディビッド(サム・ジョーンズ)と踊るジェニファーの姿を目撃。ホテルの彼女の部屋を訪ねたジョージは、念願かなって彼女と夕食を共にしますが・・・。
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