シネマの森の迷走と探索

FBに投稿した映画作品紹介を整理し、再掲します。

☆は「満足度」(☆5個満点、★で補足)。

デヴィッド・フランケル監督「プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)」(アメリカ、2006年、110分)☆☆☆

2020-10-22 16:56:12 | アメリカ・2000年~


ローレン・ワイズバーガーによる同名の小説(2003年)の映画化です。よくあることですが、映画化の際にかなり変更の手が加えられています。
舞台はニューヨークそしてパリ。

名門大学を卒業し、ジャーナリストを目指してオハイオ州の田舎からニューヨークへやってきたアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)。

幸運にも何百万の女性の憧れであるファッション雑誌『ランウェイ』の編集部に、一時的に就職することになります。仕事は編集長のミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタントです。ミランダはファッション業界で絶大な影響力をもつやり手ウーマンです。

しかし実際のミランダは自分の身の回りの世話を、アシスタントに押し付ける最悪の上司で、それまでにも何人ものアシスタントがついていけず辞めさせられていました。

もともとファッションに何の関心もなかったアンドレアですが、本来の目的である文芸誌での仕事への足がかかりに、ミランダの悪魔のような指示に耐えます。そのうちアンドレアはもちまえの根性で(?)で、次第にファッションとアシスタントの仕事の面白さに目覚めます。

ファッションが楽しい作品です。
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澤井信一郎監督「日本一短い「母」への手紙」(1995年、117分)☆☆☆

2020-10-22 11:28:12 | 日本・1990年~


福井県丸岡町はかつて、村おこしを目的に「一筆啓上」の文章を募集しました。

そこで寄せられた「手紙」の入選作を編集してまとめられた出版物『日本一短い「母」への手紙』のなかの「あの人と幸せでしょうか、お母さん。
 
お父さんは無口のまま逝きました」に着想を得て作品化されたものです。

装飾デザイン会社で働く前原真紀(祐木奈江)とその弟で大学生の宏(原田龍二)は、建設会社で働く父・道夫(小林稔侍)と、母・多恵(十朱幸代)が18年前に去ってから三人で暮らしてきました。母の多恵は18年前に家族を捨てて、いなくなったのです。その父が心臓発作で急死します。
父の49日の報せを作りながら、真紀はワープロに向かって自分の気持ちを打ち込んでいました。真紀の一言手紙は秀作に選ばれます。これがきっかけで宏は別れた母を懸命に探し始めます。しかし、姉の真紀は・・・・。

ラスト、真紀は多恵に「私、ずっとお母さんが欲しかった」と18年の思いのたけをぶつけ、泣きながらきつく抱き合います。

その翌日、多恵は仕事でシンガポールへ飛び立ちます。
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