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Islander's diary ~離島ライフ~

隠岐諸島最南端に位置する知夫里島の自然と、日々の何気ない出来事を書き留める。時間が止まってるような、止まってないような…

知られざる知夫の歴史を歩く・探る その1

2014-07-13 15:29:02 | 知夫里島ジオ
昨日、島根県古代文化センターの主催で知夫の古墳探索ツアーが開催されました!

現在、知夫里島では、古墳が2ヶ所、横穴墓4ヶ所、遺跡2ヶ所が確認されてます。
古墳も横穴墓もいわゆるお墓ですが、埋葬されている人の身分によって、
古墳か横穴墓かが決まるようです。
古墳は地位の高い人、横穴墓は一般庶民ということです。

今回はまず、古海地区の『宮の影横穴墓』に行ってきました。



海から10メートルも離れていないところにこの横穴墓はあります。
1300~1400年前の知夫の人のお墓です。
ひとつの穴がひとつの家族のお墓、この中でお葬式もしていたんだそうです。
その頃の土器に、動物の油脂の痕跡があるそうで、この穴のなかでも油脂を燃やして明かりをとっていたらしいです。



比較的やわらかい岩を掘ってあります。
今回は特別に中に入ってみることができました。





天井の写真です。のみのような道具で彫ったあとがあります。
わかりにくいけど、写真の下半分、縦に筋状に跡がついてますね。


それからこの横穴墓周辺で、土器や黒曜石を見つけられるとのことで、
参加者全員でさがしたところ、



5分とたたないうちに土器の破片が見つかり、



黒曜石もあり、



ものの15分ほどで、これだけの数の破片と黒曜石のカケラがあつまったのでした!

もちろん前もって古代文化センターの先生方が仕込んだわけではありません。
先生方も驚きの発見率でした!

思いのほかの成果に皆盛り上がり、良い雰囲気で次の探索へ。
仁夫地区の『石の唐櫃(からと)古墳』へ向かいます。

"古墳”ですから、当時の知夫の、地位の高い人のお墓ですね。



つづく。



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