Islander's diary ~離島ライフ~

隠岐諸島最南端に位置する知夫里島の自然と、日々の何気ない出来事を書き留める。時間が止まってるような、止まってないような…

感受性の差異

2011-02-22 08:52:33 | 音楽
私の周りにはなぜか音楽に携わっている人が多い。
まあ○十年以上も生きていたら、誰にでも普通にあることではあるけれど、
私は住まいを移した先々で必ず音楽に関わっている人に出会う。

そういう状況で思うのは、
音楽をやっている人は、絵画など造形芸術畑の人よりも
感受性が高い、感性が鋭いのでは、ということ。

私は日本画をかじったり着物デザインしたり、今は陶芸をやっていて、
だからといって感受性が強いかどうかなんて自分では言えないけど、
良くも悪くも、人の表情や心の動きなどについては過敏だと思う。
(それについて的確に反応や対応をしてるかは別として

けど音楽畑の人はもっともっと敏感で鋭い気がする。

何故だろう?とちょっと考えてみたんだけど、
造形芸術というのは、作品が完成してしまってから人に見せるものであって、
作品をどう感じ取るかは見る人にほぼおまかせ。
作者にとっては完成した時点でほぼすべてが完結している。

だけど音楽は、お客さんの前で歌ったり演奏してダイレクトに感じさせ、
奏者もその反応を感じ取りながら作り上げていくものなのだ。

CDやレコードなどは、基本、聴く側がいつでも好きな時に聴くため、
そして後世に伝えるための保存用ツールだと思うし。

体中がセンサーみたいになってるんだろうなあ、音楽家って。
チャチな例えだけど…

そしてそれに的確に対応することも出来ず、かといって気づかない振りも出来ず、
ただただ戸惑うばかりの私~(♪