鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

ハチクマ 巣盤を持ち去る

2010-07-13 20:38:00 | 鳥撮る
   
先週は居候のためドタバタ劇で、7月4日のハチクマ日記の整理がやっとできた。4日ブラインドに入り二時間経った10時50分、高い松の木の先端に雌が現われ、ヤゴロクと隣のあきもホームビデオカメラで狙う。雌は体勢を入れ替えこちらに翼を水平にして降りた。枝移りして地上に降りてくると思いきや、ストレートにスタジオへ。しっかり食欲を満たした15分後巣盤を趾で掴んで奥へ消えて行った。item6
14時30分ごろ雄一羽が現われ一分足らずで巣盤を持ち去った。
16時過ぎ見覚えのある茶褐色の雌が姿を見せたがすぐ飛び去って行った。
16時30分、白い中型犬招かざる客が現われ(犬がうろつくとハチクマは一時間以上姿を見せない)今日はこれまでと帰途に着いた。

今まではこの場で食欲を満たすだけであったのに、巣盤を持ち去ったのはこの日(7月4日)が初めてであった。



高い松の木からストレートにスタジオに降りてきた





食欲を満たした後、巣盤(♂幼虫の巣盤)を趾で持って飛び去った



この日最後のスター


コシアカツバメ

2010-07-09 20:29:00 | 鳥撮る

7月2日金曜日、朝集配にスタート200㍍走った所で道路の真ん中に小鳥を発見(バーダーの眼力かなぁ)車で轢かないように通り抜けたが動かない。対向車に踏みつぶされないように、手に捕るが何の抵抗も無い。巣立ちには早すぎたコシアカツバメの雛だ。piyo
ターンしてあきにこの雛をバトンタッチ。午前中の仕事の帰りペット屋へ走りミルオアーム。

これからが大変、左手で捕まえ右手で箸を持ち無理やり口を開けミルオアームを押しこむ。一度で決まればいいが何度も挑戦し三つ五つと突っ込む。
口の中に入れてしまえばいやだと吐き出すことは無かったが、一時間おきに五つぐらいは入れてやる。そして糞の状態を見ながら水も口に含ます。これらはあきの本業の合間の大仕事である。

我が家へ来て4日目やっと口を開けてくれることを覚え食事は楽になった。
一日一日の成長は目に見えて早い。ツバメの場合は経験が有り巣立ちさすタイミングは分かっているが、初めてのコシアカツバメは?だ。
6日目リビング内を初めて飛び回り翼、尾羽もしっかりしてきた。もう巣立ちを考えなくては・・・
翌日朝ミルオアームを五つ与えたが後は口を開けない。窓を全開にして自分で飛び立つのを待った。6時30分スーと外へ飛び出した。

二階のリビングの窓から飛び出したコシアカツバメ、何処へ飛んで行ったか確かめるため急いで三階の窓まで行き行方を追う。場所を確かめるかのように上空で旋回を繰り返していた。これだけの飛翔力があれば一安心。

8時店を開け仕事をしていると9時ごろ、二階からコシアカツバメの聞き覚えの鳴き声がすると双眼鏡を持って降りてきたあき。
高い電線に三羽のコシアカツバメ、双眼鏡で覗くと真中の個体は右の尾羽が短い。こいつは我が家から飛び立ったコシアカツバメ。昨日リビング内で尾羽を痛めて、鶴の恩返しではなく右外側尾羽一本を残して行ったのですぐ確認できた。親(?)と会えてこれなら生きていけると二人で顔を見合わせた。居候の世話もこれで終わりと、嬉しさと寂しさがちとあった。



初めてであった時はまだ産毛があちこち



我が家へ来て4日目やっと口を開けてくれることを覚えた



我が家へ来て5日目産毛も取れコシアカツバメらしくなってきた



6日目リビング内を飛び回り風鈴の上で止まり少しでも高い所が気にいったみたい



ハチクマ 雄雌の体の差

2010-07-07 21:17:00 | 鳥撮る
   
ハチクマの雄雌の体の大きさの違いについてコメントでの問いがありましたが、同じ距離で同じヤゴロクで撮影した♂♀画像を貼り付けました。比較してみれば雄がちと小さいのが分かると思います。

体の大きさより体色のバリエーション、数個体現われてもそれぞれ体色の違いがありこちらを重要視しています。近距離で観るハチクマは不思議、不思議で面白いです。



虹彩が赤い♂個体



蝋膜が黄色い若い♀個体



虹彩が赤い上の♂個体と同じ



前から見ると暗褐色の♀個体の背面



ハチクマ 舌先

2010-07-06 20:16:00 | 鳥撮る
   
ハチクマの舌先は、キツツキ類の舌先と同じ働きをと、以前から説明をしてきたがキツツキの舌先の詳しい仕組みは分かっていない。だがハチクマの舌先針状のものを出し入れ出来るのを確認し理解できた。

径5㍉以下と言う蜂の巣穴に嘴を添えて舌先を突っ込み、この針状のものに幼虫をひっかけて引き出すと推測出来る。
舌先の針状のものは必要な時だけしか出さず見られるチャンスは少ない。

次回この場面を撮影できるよう意識しながら、確かな答えを見つけたい。smile




ハチクマ 鼻孔

2010-07-03 20:30:00 | 鳥撮る
   
蝋膜+鼻孔。ハチクマの鼻孔は不思議な形をしている。question2
知識のない私なりの推測であるが、ハチクマの羽毛の下には小さな羽毛が密にありスズメバチの針は届かない体。しかし眼球は無防備である。危険を感じる前に鼻孔から蜂が嫌がるフェロモンを出しているのではないだろうかと、以前から鼻孔の形を見て思っていました。

蝋膜を中心に狙っていたら鼻血ブーの画像が数枚。この赤い液体状の痕は嫌がるフェロモンを出した裏付けなのか、一つのヒントを与えてくれた。