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鶴・いしい&あき

野鳥観察してます

チュウヒ

2023-01-21 09:47:47 | 鳥撮る

1月17日 チュウヒの塒場所。15:50分西の山の上は黒い雲が覆い夕日はその中、雲の隙間から光はあるが明るさは弱い。

この時間、チュウヒが塒場所に帰ってきて、ハゼの実が残る木に止まった。ISO800、シャッタースピード1000、距離は160メートルあり、あまり絵としての条件は良くないが、この木から飛び出すところを狙った。止まっている位置から斜め前に飛び出してくれ、この個体の形態、尾羽まで収集できた。この後一時間後空は晴れ、東側の青空の中二つの虹が現れ、こんな中チュウヒが飛んでくれればと思ったが。

例年7個体前後が、塩田跡地を塒利用していたが、今シーズンはその半分。そして日が暮れて帰ってくるのでなかなか写真にはならない。ISO800までは仕方がないかと諦めてはいるが、・・・

 

 

 


ケアシノスリ幼鳥

2023-01-12 10:28:52 | 鳥撮る

ケアシノスリは成鳥、雄、雌、幼鳥と出会っている。特に幼鳥は何個体もその特徴を撮らえ、しっかり観察している。初めて出会ったのは、1990年山口県以前の阿知須干拓で、2月産卵のために林から水たまりに出てきたアカガエルを捕らえていた。この時のペリットを収拾し乾燥したが、いつまでもイヤーな臭いが残っていた。

2008年には一生に一度しかない同時に幼鳥数個体も観察。中国大陸(100年に一度あるか無いかの大寒波)から日本海を縦断して西日本滋賀県方面へ、ケアシノスリが一気に大侵入。殆ど幼鳥。

この時期マイフィールドにしていた岡山県笠岡湾干拓では、2008年正月上空を20数羽も通過。その笠岡湾干拓で3月まで7個体が越冬、この個体を一羽ずつ形態を収集して、2007~2008年の記録をまとめ「枯野の猛禽・笠岡湾干拓」の題名で自費出版している。

この度冬のマイフィールドを離れ、中国山脈越えして北の方のフィールドへ出かけた。そこで一羽のケアシノスリ幼鳥に出会った。ここには1月9日にやって来たのであろう。県外のバーダーカメラマンは右目がやられていて写真にはならないと言っていた人がいるが、私の見た限り、右目の虹彩の黄色、瞳孔は80メートル離れていても、はっきり確認できる。ただ右目周りの羽が黒く汚れている。正面から顔を見ても、頭部右側の羽毛が起こされていて、趾爪で右目周りを手入れしていた。なにかトラブルがあったのだろう。でも細い枝にも止まっていたし、飛行シーンも何も問題はなさそうと判断した。また日を改めて見に行こう。

 

 

 


ミサゴ

2023-01-11 11:39:15 | 鳥撮る

冬のマイフィールド内ではトビよりミサゴが多くどこでも見られる。農耕地内の電柱の上、田んぼの中、上空にも。定点観察をしていると、多い時で6羽も上空に現れ池に突っ込んでいる。

テーマ外のタカであるが、潮が引いた湾内に流木が現れ、その上に魚を捕まえているミサゴ。目線より下で近距離、一枚だけ証拠写真とレンズを向けたら、一羽のカラスが現れミサゴに攻撃。ついつい連射で切ってしまった。初めて図鑑のミサゴのページを開いて見て、この個体は雄と判断した。

それにしても魚の頭と内臓を先に食っていた。人間様は頭を取り内臓を出して、これからが食べられるよう捌いていくのに。

 

 


ハイイロチュウヒ雌

2023-01-07 16:06:48 | 鳥撮る

冬の今シーズンの塒場所は、チュウヒ3~4個体ハイイロチュウヒ雌2個体。昨シーズンのようにスター(ハイイロチュウヒ雄)が姿を見せないので、バーダーは私どもだけ。人影は無く風を読み、空を見上げ雲の形の美しさを見ているだけ。そんな中時々、ベニマシコ雄、ジョウビタキ雄が顔を出す。

夕日を背にしチュウヒの帰りを待っているだけであるが、なかなか姿を見せてくれない。まだ明るい時間に帰ってくればラッキーとレンズを向けるが、塒内の葦原の上を旋回せず、ストレートに葦原の中へ塒入り。

17時チュウヒが帰って来たと思いファインダーの中へ。だがハイイロチュウヒ雌に変わった。この個体は胸から腹部にかけて太い縦斑に見えるが、木の葉状が並ぶ。翼上面、次列中雨覆の先端が、大きく白い斑が並び、全体の白い部分がよく目立つ特徴を持っている雌個体。目の前の葦原に塒入りした。


明けましておめでとうございます。

2023-01-06 10:30:10 | 鳥撮る

運気が強い寅(九星の一つ)と言われる五黄の寅年は終わった。1938年生まれの寅年の私は、次の寅年まで気力体力を維持していくためにも、今年も跳んだり跳ねたりを持続していかなければと一年の計。

昨年はハチクマ秋の渡りの集大成「彼岸鷹(ハチクマ)東シナ海の風にのって」の写真集を自費出版した。昨年に続いて今年は「枯野の猛禽・チュウヒ」の集大成。冬の生態形態をまとめた論文写真集を出版する計画。何とか後世に残る一冊になればと考えている。皆さん応援宜しくお願いします。

寅年最後の日、まだ明るい16時過ぎに塒に帰って来たチュウヒの飛翔。ねぐら場所でないと出会えないシーン。