好奇 高齢者 の呟き

地場産業や蒲原の風景 山 山野草 良寛歌碑、 史跡 旧北国街道を訪ねる、 また聞いたり話した、方言を紹介したい、 

旧北国街道 (福井)にて民話

2009-06-22 21:26:36 | Weblog
ほたる祭(籐九郎市) NPO法人福井旧庄屋佐藤家
保存会の主催  楽しい露店も

会場で貼られた 『籐九郎狐のはなし』(その1)面白い昔話紹介します、
福井の村から北陸道(北国街道)を弥彦に向かうこと1000メートル、
隣の樋曽の村まで 境界は小さな沢があり、水源があるので山あいの田と
共に街道も急に曲がって 昼までも余り心地の良くない箇所がある。
字ハザマ といって 田園は1千枚田ごとく段をなして 山を含めて小さな
区画であった。
この山に棲む 雄狐の大きなボスを 籐九郎狐とよんでいた。
近くの岩室の料亭の厨屑を夜な夜なあさっていて 艶がよく肥えていた。

ハザマを通ると 間瀬の助子の魚篭が次第に軽くなり天秤の調子くずれとか。
福井の若連衆が 岩室へ夜遊び出掛け帰りに折り詰めがすりかえられ 木屑か
すて草鞋となったり おはぎが 馬糞だったり、
夜目にも はでやかな 着物姿の娘が前方を行くが追いつこうにも 距離が
少しも 縮まないとか。 街道の真中に担げ台(荷負台)となって置かれ
等ゝ危害はないが、むしろ愛嬌のある話題となつた。

夜の田仕事といわれ,一杯やって ハザマを通って来た積りが 家に帰り
良く見ると腰から下が泥だらけ。翌日そっと覗くと 湿田を掻き回したあとが
歴然と残っていた 、藤九郎に化かされたと話題になるが 飲み助 言い逃れ
が千鳥足の 田仕事だったかも知れないが...

筆者は80歳の祖母と添え寝の幼時 寝物語か 或いは冬炬燵の中での
昔語りで 岩室に酒呑みに行くと 籐九郎に化かされる 落がついた
ものだった。

こんな昔話が書かれて張り出されていたので紹介します
藤九郎狐(その2)も後日に

桜木のお蝶女(お長者)雌狐の話しは また後日に。 




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