好奇 高齢者 の呟き

地場産業や蒲原の風景 山 山野草 良寛歌碑、 史跡 旧北国街道を訪ねる、 また聞いたり話した、方言を紹介したい、 

漢詩 もろはし大学資料から

2008-08-01 23:35:17 | Weblog
東城尋春   とうじゃうに春を尋ねる

老色日上面、歓情日去心  ろうしょくひに おもてに のぼり、
             くわんじゃうひに 心を去る。
今既不如昔、後當不如今  いますでに むかしに しかず
             のちまさに いま しかざる べし。
今猶未甚衰、毎事力可任  いまなほ いまだ はなはなしくは おとろえず
             ことごとに ちからたふべし。
花時仍愛出、酒後尚能吟  くわじ なお いづるを あいし
             しゆご なほ よく ぎんす。
但恐如此興、亦随日消沈  ただおそる かくの ごときの きょうも
             また日に したがって せいちん せんことを。
東城春欲老、勉強一来尋  とうじょう はるおいん と欲す
             べんきょうして 一たび らいじんす。


詩意
日増し容色が老けて 愉快といふものは 殆んど無い 今でさい若い時の
様ではないのだから、この上年を取ったら 今ほどにも往かないであろう
せめて今の中に楽しんで置くがよい 今は未だ左程の衰へたといふでもない
何事でも大抵はやつてのけられる。
花が咲けば観に出掛けたくもあり 酒を飲めば  詩を吟じる事もできる
この興味もやがて消滅するであろうと思うと実に心細い、東城の春も
老いるであろと思って 勉強して観に来たわけだ。


私では難しい漢詩ですが 老年になり未だ少し先ですが 中期高齢者で        後期高齢者も直ぐで やはり老いの不安で心細い 確かに今興味のある
ことが やがて消滅して 気力も無くなるんでしょうか だったらやりたい事を
今しておくべきでしょうか。今の自分の年齢で読まれた詩でしょうか?

高齢者の講義なのでこんな漢詩を。
佐久 節 訳 白楽天全詩集2から

 

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