松波駅発行 恋路ゆき 片道乗車券

本日はバレンタインデーです。鉄分の濃いテツヲタくんにはあまり関係のないことかもしれませんが、世間一般的にはこういう日なので、バレンタインデーにちょっと因んだ話題にしましょう。

隣駅である恋路駅の駅名が縁起が良い、ということで1984(昭和59)年3月に能登線松波駅で発行された恋路ゆきの片道乗車券です。


   

桃色こくてつ地紋のA型一般式大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。隣駅である恋路駅の駅名が縁起が良いということで、当時の「縁起きっぷ」ブームにあやかって発売されていました。

松波から恋路ゆきの縁起きっぷは国鉄時代の約10年間とJR西日本になってからの1年間、そしてのと鉄道に転換されたからの7年間、当たり前のように発売されてきていましたが、冷静に考えてみれば「恋の片道切符」になってしまうわけであり、なぜ倍額で発売することのできる往復乗車券にしなかったのかと思ってしまいます。


松波駅は国鉄能登線が1963(昭和38)年に開業した時は終着駅として開業していますが、翌年に同線が蛸島駅まで延伸されたとき、途中駅になっています。
国鉄能登線は1987(昭和62)年4月にJR西日本の路線として継承されましたが、民営化1年足らずの1988(昭和63)年3月にのと鉄道能登線に転換され、2005(平成7)年4月にはのと鉄道能登線も廃止されてしまい、松波駅および恋路駅ともに廃駅となってしまっています。

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