〇T 鶴見駅発行 昭和から140円区間ゆき片道乗車券

昭和駅関連の話題をもう一つ致しましょう。


1983(昭和58)年11月に鶴見駅の鶴見線と東海道本線の乗換口にあります中間改札口の精算所で発行された、昭和から140円区間ゆきの片道乗車券です。



   


桃色こくてつ地紋のB型大人・小児用金額式券で、東京印刷場で調製されたものです。

この券は昭和駅から無札もしくは乗車券を所有していても鶴見駅以遠まで行くには運賃が不足している旅客に対して発売されたもので、一般的な乗車券とは性格が異なります。区間変更券という改札補充券のカテゴリーになるものと思われますが、この券は「鶴見線用特殊金額式券」というもので、発行駅が「〇T」鶴見駅という鶴見線と東海道本線の乗換口にあります中間改札口の精算所窓口専用として設備されていたものになります。

部内では「特金」と呼ばれていたようで、断片に「〇鶴 乗車駅大人運賃」を表示することが決められていました。東京印刷場管内では断片には小児差額運賃を表記して精算時の差額精算に充てていたようですが、この券の場合、同窓口には鶴見線各駅発の特金券が設備されていることから、断片に大人運賃を表示することで発駅および着駅を示す意味があったようです。


   


裏面です。
鶴見駅で精算をするということは鶴見線は乗車済であることから、「鶴見線内使用ずみ」という文言が入れられていました。

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