東京急行電鉄 渋谷駅発行 区間変更券(券売機券)

2011(平成23)年9月に東京急行(東急)東横線渋谷駅で発行された区間変更券です。


   


ラッチ内の精算所横に設置されていた精算機で発券されたもので、桃色PJRの券売機券紙が使用されています。

同駅の区間変更券には拙ブログ3月15日エントリーの「東京急行電鉄 渋谷駅発行 区間変更券」で御紹介いたしましたような手書き様式のものが有名ですが、通常の精算であれば精算機で対応しておりこちらの精算方法が通常の取扱いのようです。


この券の様式を見てみますと大変特徴あるレイアウトであることに気づきます。左上に記載されている「区間変更券」および原券発駅、右上に記載されている領収額は一般的であると思われますが、領収額の下に精算した駅およびそのローマ字が記載され、あたかも原券発駅である代官山から渋谷までの券として発券されているように思えてしまいます。

そして、それらの表記の下には「東急線→(実際は三角矢印)150円区間」とあり、一世代前の同社券売機券のような記載方法となっています。


自動改札による集改札が基本の同社ですので問題は無いと思いますが、いささか視認性に劣るレイアウトです。


このような区間変更券は、他事業者との乗換精算の際に発行されるのが一般的ですが、この渋谷駅区間変更券の場合は東横線渋谷駅「(東横)渋谷」と田園都市線渋谷駅「(田都)渋谷」が同一のラッチ内にないための特殊な取り扱いからきたものであるがため、このようなおかしな様式になってしまったのでしょう。

しかし、東京メトロにも飯田橋駅など同じような例の駅がいくつかありますが、ここまで特徴のある区間変更券ではありません。


なお、この区間変更券は本年3月15日に東横線と田園都市線が地下の同一駅となったことで過去のものとなってしまっています。

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