上信電鉄 連絡精算所発行の区間変更券 ~その2

上信電鉄高崎駅の精算所で発行された、西富岡駅までの第1種車内補充券です。

 

   


JPRてつどう地紋の一般的な様式の車内補充券で、山口証券印刷で調製されたものではないかと思われます。

発行箇所名は高崎車掌区乗務員となっていますが、実際には高崎駅の精算窓口で発行されたものです。
拙ブログ2011年11月5日エントリーの「上信電鉄 連絡精算所発行の区間変更券」で御紹介いたしました2枚目のものと同じ年号の無い「新様式」券ですが、原券欄の種別が「スイカ(Suica)」となっており、ICカードと第1種車内補充券という組み合わせが面白いので御紹介した次第です。


現在と違い、当時のSuicaは入場時に初乗りである130円を差引き、出場時に残額を差引く(現在は出場時に全額を差引)方式が採られていましたので、原券欄の記載が「スイカ130円」となっており、その額が原券控除されています。


前回エントリーの際に謎でありました発行日の後の「〇ヨ」表示につきまして、上信電鉄本社の方にお尋ねしてみました。コメント欄に「車掌が列車に乗務していない時に記すものである」という説をコメントされた方もおられましたが、そのような事実はなく(私はそのような例を聞いたことはございません)、この精算所は午前10時に帳簿を締めていたので、始発から午前10時までに発行された券以外である殆どの券が「〇ヨ」になっているとのことでした。

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