ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

スロ~スタ~タ~

2006年01月05日 | ハリスホーク
 今朝の訓練開始時間AM6時45分。
 曇りのせいもあるかもしれませんが、冬至よりかなり薄暗いです。
 ただでさえ朝は時間が無いのに、日の出が早くなって欲しいです。

 今朝は以前良く利用していたグラウンドで飛ばしました。ここは始めて照羽をフリーにした場所です。
 久しぶりに来たのですが、照羽は覚えていたのか、それまで黙っていたのがグラウンドに入るとピャーピャー鳴き出しました。
 2ヶ月近く家の周りで飛ばしていると、かなり地理は覚えてくれたんではないかと思ってます。

 体重が高いせいか、渡りを始めた直後は反応が鈍いことがあるのですが、5~6回飛ばしていると、餌格子でなくても口餌で即反応してくれます。
 まさか寝ぼけてるなんてことはないだろうな?

          

 体重650g
 餌  50g
 

お肉の話し

2006年01月04日 | ハリスホーク
 このブログを見てくれている友人から、
 「なんでそんなに鷹の体重を気にするの?」
 「肉色ってなんて読むの?」
 と、質問がありましたので、ごくおおざっぱながら説明を。

 猛禽類は、基本的に餌で釣って行動させます。
 遠くの木の上から飼い主の手に飛んでくるのは、そこに餌があるからです。そのためには、おなかが一杯の状態では餌に執着しないので、なかなか戻っては来ません。
 犬のように、飼い主が好き!という感じで飛んでくるのとは違います。

 「肉色」は、「しし」と読みます。極々簡単に言うと、鷹の体重の事。
 体重が重いと「肉色が高い」。逆なら「肉色が低い」。という感じで使います。
 体重を毎朝チェックするのは、鷹を空へ放す前に、その腹の空き具合を確認するという意味があります。
 毎日腹一杯食べさせている時の体重を100%として、そこからどの位腹を空かせれば(体重を落とせば)、スムーズに飼い主の元へ戻ってくるかは、その鷹の慣れ具合、性格、健康状態等で一々違ってくるようです。
 この体重管理は、猛禽飼育の基本且つ最重要事項の一つですので、私のような初心者ではなかなか巧く説明するのも難しいです。 

 我が家の照羽の場合、元々人に慣れ易いと言われるハリスホークである上に、卵から孵った瞬間から人の顔を見て育っていますので、人間を嫌がるという事はありません。

 人を怖がらない=飼い主の手に飛んでくる事への抵抗が少ない=体重管理がちょっとは楽。という事になります。
 ただし人への抵抗が無い分、ちょっとおなかが空くとすぐに人を頼り、「餌ちょ~だい!!」と鳴くようになります。
 これが照羽お家芸の「餌鳴き:えなき」です。
 また、必死になって狩りをしなくても、人の所に戻ればご飯がもらえると思うので、鷹狩りに使うにはじっくり訓練しなくてはいけないみたいです。ペットとしては良いんですけどね。

 照羽を購入したお店には、3歳になるという先輩ハリスホークがいました。このハリスの飛ぶところを見せて頂いたのですが、訓練中一声も鳴かず、お店の人が呼ぶと即座に、それでいて落ち着いた様子で飛んできていました。
 あ~なるといいな~。
 

ニアミス3 脱力編

2006年01月03日 | ハリスホーク
 雪が降る中、訓練開始。
 雪の日は普段より寒さが和らぐので楽です。今日は乾いた雪でしたので、照羽も羽が濡れることはありませんでしたが、やはり体に積もると少し気にする様子を見せました。

 渡りをしながら小一時間ほど歩き回り、最後はいつもの畑で。よく留まらせている木から渡りをしようと、こちらが歩いて距離をとっていたところ、私の前20m程の田んぼから雄キジが飛び出しました。

 照羽からはだいぶ距離があったので、当然無視するだろうなと思っていたところ、後ろから鈴の音が。
 「まさか!?」と思って振り返ると、なんと照羽が飛び出していました。そのまま一直線にキジへ!!

 キジは、対鷹用逃避術通り、一旦上昇してから目前のボサ(藪)の中へ飛び込みます。それを見た照羽は翼を畳んでボサの中へ急降下!!…して欲しかったんですが…。

 キジの姿が見えなくなった途端、なんとUターンして元いた木へ。

 「えええっ~!!」
 Uターンって何!?
 期待して、早くもデジカメ取り出そうとしてたこっちの立場は!?

          

 「むりむり~あんなの捕れないよ~。ま、やってみただけだし。」
 木の上で、飼い主をこれ以上ないほど脱力させているボンボン鷹です。

 体重656g
 餌  52g
 この肉色で、とりあえず追ってくれた事でよしとしましょう

 

寝正月

2006年01月02日 | 両生・爬虫類
 最近良いお天気続きだったんですが、今日は朝から雪が降り始めました。
 こんな日はストーブ焚いて、こたつにもぐって、雪の降るのを眺めながらミカンと緑茶で過ごすのがよいですね。

          

 週に一度のご飯をもらい、飼い主同様寝正月を過ごしているグールドモニターです。
 平日、出勤前にこんな姿を見せられると、「一日でいいから交代してくんない?」って思います。

 午後は早速友人宅で新年会。
 夜は「里見八犬伝」が楽しみ

 

謹賀新年

2006年01月01日 | Weblog
 明けましておめでとうございます。
 今朝は風もなく、穏やかで暖かい元日となりました。

 照羽の餌鳴きも実に控えめ。
 何とも平和な正月を迎えられています。

 今年一年が、皆様と飼育動物たちにとって良き年となりますように。

          

 珍しく凛々しい照羽です。
 今年はこの表情にふさわしい働きをみせてくれるでしょうか。