ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

小金星

2008年11月30日 | ハリスホーク
近所でなんちゃってキジ狙いのつもりでしたが、
朝になって気が変わり、プチ遠征へ行きました。

向かったのはいわゆる水郷地域。
ゴイサギが多いと聞いていたのですが、いねえ。
養魚場やねぐらになりそうな林もあるのですが、
見つけられません。
照羽はやる気十分で、威嚇にやってきたカラスを追いかけ回してました。
今期はやられっぱなしだったので、これにはかなり気分が良くなります

照羽のテンションが下がらないうちにと、ゴイサギ探しは諦めて
木立の中を縫うように流れる水路沿いを歩くことにしました。

途中でキジバトを追いかけながら進んでいくと、水路がひらけて
水深20cmほどの沼に出ました。
沼と言っても、わさび田への水源になっているので水は澄みきっています。
水際にはほどよいボサがあって、その中にコガモを発見。
よし、行くぞ!

ボサの中へ立ち入らないと近づけないので、羽合せは無理そうです。
ジェスをゆるめていつでも飛び立てるようにして進むと、
カサッと動いた気配に向かって照羽スタート。
一撃目はポチャンと潜られて空振りでしたが、すぐに近くの枝に留まります。
そこから身を乗り出して見込んでいるので、追い出してやろうとボサを
叩いた途端、勢いよく水中へ突っ込みました。

半分水没している照羽へ近付くと羽襖します。ってことは…
獲った~


バンを獲る時と同じようなシチュエーションで新鮮味に欠けますが、
今期の初カモです!

尾羽と風切り羽がずぶ濡れになってしまったので、今日はこれにて終猟。
カモの頭と残った餌で、そのうが膨れるまで喰わせてやりました。


バンはいない土地だし、今日はゴイサギ目当てだったので嬉しい誤算でした。
ご苦労さん、照羽。

ものは言いよう

2008年11月29日 | ハリスホーク
据え回しに出発した直後から、もの凄い霧が発生し始めました。
日が完全に昇っても消えず、それどころか地面からもわき出ています。
以前、霧の中を飛ばしていたら羽が濡れてきて電柱に留まり損ねたことが
あったので、仕方なく据え回し時間を延長。
足が疲れてきた頃にようやく消えて飛ばせるようになりました。

先週末の出猟以来、気温が低いのにくわえて代謝が上がっているのか、
餌はしっかり喰わせているのに思ったように体重が増えません。
猟欲も出てきているようで、ボサの見下ろせるような所に留まると
戦闘態勢でさかんにキョロキョロ索敵し続けています。
毎週末ずっと狩りに出続けるわけにもいかず、今日は通常メニューだけ
だったのですが、明日は地元でキジでも狙いに行こうか?

…キジ狙いと言えば聞こえは良いですが、ようは河川敷で渡りをしつつ
運が良ければ追わせる…という程度です


何故か暴食

2008年11月27日 | 両生・爬虫類
もう初雪も降ったというのに、なぜかウォーターパイソンの食欲が
止まりません。
毎週Mラットを定期的に呑んでます。

御大はとっくに休眠に入ったというのに何でだろ?
今年は早めにヒーターを入れたので寒くなった実感が無いのか?
昨日はケージの鍵を開けようとしたら、奥からアタックしてきてビックリ。
これ、暖かい季節より反応が良いくらいなんですけど。


まさかこのままの勢いで年を越したりしないでしょうけれど、
問題はラットが残り1匹になってしまったということ。

4~6匹でワンセットなのですが、新しく買った途端に喰わなくなる可能性が
大!な気がするんですよね…。

今そこにある壁

2008年11月26日 | ハリスホーク
快晴の中、休みを取って出猟しました。
さんざん休日出勤したんだから、罰は当たらないよね。

最初はバンポイントへ。
車を停めた目の前のボサにバンを発見して照羽がダイブしますが、
あっさり逃げられました。
対岸のガードレールから再度突っ込んだところ、派手な水音がします。
最近は照羽なりに確信がないと水中へは突っ込まないので、これは獲ったか!?
見に行くと、濁った水の中で地団駄踏んでいる照羽が。
その脚の間を、何かがシュルッと逃げていきました…
開始五分で尾羽が半分水没。

しかたなくこの場所は諦めて、尾羽を乾かしながら下流沿いに据え回します。
途中では一度もバンに遭遇できず、結局最初の場所へ戻って再挑戦。
ボサを踏んで踏んで、叩いて叩いて…
照羽も何度となく突っ込んでくるのですが、その度に空振りです。
もういい!今日はバンの勝ちだ。と、諦めかけた時、照羽が渾身?のダイブ。
見に行くと、大の字になった照羽が羽を引いていました。

ようやく…ようやく…獲れました。あ~疲れた

この場所からバンを叩き出すのに20分ほどかかりました。

早くヒット&アウェイの鴨狩りが出来るようにならないと身が保ちません。

次はカルガモを探してこの水路へ。

今日はカモはいませんでしたが、その代わりに地面をスタタッと走る影発見。
コジュケイ!こんなトコにもいるんだ!?
大好物の「地面を走るちっちゃいヤツ」に、照羽が速攻スタートします。
羽ばたいたのはグローブから飛び立った時だけで、
後はレーザーのように(言い過ぎ?)一直線にコジュケイの入ったボサへ
飛び込みました。
遠目に、さっきバンを獲った時のように大の字になっているのが見えます。
よ~し、これは獲っ・・・てませんでした~。

未練がましく枯れ草を掴んでいる照羽に、「ホラ戻るぞ。」とグローブを
差し出しますが、見向きもしません。
「イヤだ。アレを獲るんだ。」とボサの奥へ駆け込もうとするので、
「ホウッ」と軽く呼ぶとフリーズ。そこで餌合子を叩くと戻ってきました。
よしよし。
いかにも照羽の喜びそうな獲物ですから、いつかは獲らせてやりたいです。

カルガモは諦めて、次はコガモポイントです。
照羽を据えて水路へそ~っと近付くと、出た!!
えいやっ!と羽合せようとした時、正反対の方向からドコドコッとキジ!
「あっちが良い♪」と照羽もUターンして追いかけます。
このキジ、飛び立った際に立木にぶつかったので一瞬期待しましたが、
大したダメージにもならなかったようで、平気で飛んでいきました。さすが。

まだ何か出そうなので、ボサに覆われた水路沿いを据えて歩いていくと、
ゴイサギが2羽飛び出しました。この場所では初めて見ます。
これはもらった!羽合せるとグングン追いかけてエアキャッチ
開けた場所なので、照羽の勇姿がバッチリ堪能できました。


今日はこの他にもコガモと一瞬併走するくらい迫ったり、
電柱から(ほぼ)真下のキジバトへ飛び込んだりと、たくさん遭遇できました。
その割に、猟果は前回と全く同じ。


一日3羽獲りまでには、高くて厚い壁があるようです。

逃走ステップ

2008年11月25日 | ハリスホーク
曇りの日は、朝が暖かくて楽です。
色んな物が白く凍っていた昨日と違い、今朝は楽々据え回し。

据え回しは毎日違う道を歩きますが、今日は途中に自販機のあるコースで。
実は明日、休日出勤が続いた腹いせに休みを取って出猟するんですが、
休みの前日はこの自販機コースで一服するのが習慣になってます。
なんか、休みの前って朝から気分が良くなりませんか?

そんなプチご機嫌のまま山すそで渡りを始めた途端、キジだ
ボサの中を走るキジに向かって「行け!」
羽合せるまでもなく、見つけた途端に照羽が突っ込んでいきます。
その目の前に、ボサからキジが走り出てきました。
チャーンス ところが…

照羽が翼をすぼめて掴みかかる直前、キジがステップを踏んで横っ飛び。
あっさりとかわしてすっ飛んで行きました。
照羽は地面から飛び立たず、傍観・・・
さすが野生で鍛えた足腰。っていうか、照羽ももうちょっと追えよ。



明日はなんか獲れるといいな~

Trust me!

2008年11月23日 | ハリスホーク
3連休ど真ん中。
一週間前から体重を調整して、鴨狙いに出猟しました。

まず向かったのは、去年ひどい目に遭って「オクサレサマの川」と
名付けたポイントです。
とにかくボサが凄いのと、水面は狭いわりに底なし状態。
そして泥臭い!!

この後向かうカモスポットへの肩慣らしのつもりでしたが、
ボサの切れ目から川を覗き込むと対岸からゴイサギが飛び立ちました。
よ~し行けっ!
羽合せると照羽もまっしぐらに追いかけて行き、下流から断末魔が聞こえました。
やった!!でも背丈より高いボサのせいでドコに降りたか分かりません。
ゴイの反撃も怖いし、早く据え上げないと
とりあえず川を下って向かおうと思ったら、ズブズブ水没…
ウェーダーの中にもあっという間に浸水してきました。
冷たいし、臭いし、岸に戻ろうとしてもボサが濃すぎて上がれない…

四苦八苦の末、ずぶ濡れ&ドロボウ草まみれで何とか岸に這い上がります。
落ち着いて耳をすませると、ちゃんと尾鈴の音が聞こえました。
音を頼りにボサの薄い箇所から川へ戻ると、
照羽はボサの中の草地でしっかり押さえ込んでました。
反撃の心配もご無用の頭取り

照「もうちょっと相棒を信用しろよ。」

照羽は尾羽の先がちょっと濡れた程度なのに、こっちは下半身ぐっしょり。
あ~あ、まだ9時前なのにどうすんだよ。これじゃ飯屋にも入れない…
一年経っても、オクサレサマの呪いは健在でした
ゴイサギを獲った時って、たいていヒドイ目に遭ってる気が…

飼い主のみっともなさはおいといて、これでカモへの弾みがついだろう!
この余韻が冷めないうちに急いでカモの付き場へ向かいます。
到着してすぐ、足元のボサ下にカルガモを2羽発見。
ですが、声をかけても飛び立たないし、据えたままでは近づけません。
仕方なく、照羽を地面に降ろして私が追い出そうとしたら…
足を滑らせてまたも水没

結果的にそれで驚いたカモが飛び出し、照羽が飛び掛かります。
珍しい照羽のやる気に、川の中で這いつくばりながら「行け~!」と祈りますが、
やっぱり地面からじゃ初速がイマイチ。逃げられてしまいました。

その後別の場所でもカモへの反応は良かったのですが、
羽合せが上手くいかなかったり、斜め立ちで追いつけなかったり、
結果は出せませんでした。
そうこうしているうちに照羽も、「コレはボクの趣味じゃなかったね」と
冷静?になってしまったらしく、元のナマ追いに戻ってしまいました。

しょうがなく、カルは諦めてコガモスポットへ。
ここは今まで温めていただけあって、ボサの下から次々に湧いてきます。
照羽もカルとはうって変わって全力で猛追しますが、棒立ちしないと無理!
一度はものすごく惜しい所まで行きましたが、みんな逃げられちゃいました。
ここは次回リベンジします

最後は困った時のバンスポット。
散々ボサを叩きまくり、照羽も突っ込みまくり、なんとか1羽獲れました。

顔が赤くないのでメス?それとも若鳥?
どっちにしろ、前回の雄と比べてずいぶん貧相でした。

またしてもカモはおあずけになりましたが、
久しぶりに獲れたゴイサギの大物感は嬉しかったです。
まだまだ猟期は始まったばかりですから、次に期待しましょう。

おまけ。

こんなの獲る器用さがあるなら、もっとデカイ的を狙ってくれよ。

諏訪と鷹

2008年11月22日 | ハリスホーク
諏訪市での放鷹講演会の前に、地元でキジを攻めてみました。
なのに着いて早々ボサに餌合子を落として、半ベソで探し回り…
それだけで相当の時間を使ってしまいました。
見つけた時は「獲った~!」と同じくらいのテンションで、「あった~!」と
叫びましたよ。独りで。
結局2回キジを追っただけで終了

情けない結果はさっさと忘れて、会場へ急ぎます。
まず午前中は諏訪流放鷹術保存会による実演会。
到着すると大勢の人だかり。やっぱりみんな興味あるんでしょうね。


実演はオオタカによる振り替え・渡り・振り鳩・飛び流し(キジで)。
そしてハリスホークでの鷹匠体験など。

昨日までの寒さが嘘のような晴天の下、和やかに行われていました。
やっぱりオオタカの飛翔は格好いい

挨拶で教育委員会のエライ人が「鷹は美である」と言ってましたが、確かに
自分の鷹が一番ですが、人の鷹を見るのはいいですね。

午後からは鷹書研究会による講演会。
実演はともかく、講演にはどのくらい来るんだろ?とか思ってましたが、
120人収容の会場が超満員!
急遽机とイスを増設する大盛況で、司会の方も感激していました。

内容は、諏訪の地と鷹狩りの関わりについて、歴史・書物・伝承等の面から
それぞれ講師の方が説明を行う3部構成の3時間。
私、こういう講演会で眠くならなかったためしが無いんですが、
一瞬も睡魔に襲われることなく、あっという間に時間が過ぎていました。
人間、自分の興味があることについては貪欲なんですね。

お勉強の後、明日は出猟です

鷹見会

2008年11月21日 | ハリスホーク
あいかわらず冬将軍は居座ったままのようで、季節外れの寒さが続いています。
今朝もあっさり氷点下突破の中、据え回しに出発します。
今年は耳当て買おうかな…

出発した時は無風だったのですが、渡りを始めた頃からいきなりの強風!
この寒さで風はやめてくれ~
照羽も翻弄されていますが、後から追いかけてきたカラスは自在に風を
乗りこなしていました。さすがにキャリアが違う!

さて、いよいよ猟期中初の3連休が始まります。
明日は2時間ほど、地元最大のキジ・コジュケイ狩り場を攻めた後、
諏訪市で開催される放鷹文化講演会へ行ってきます。
午前中は実演。午後は鷹狩りに関する講演会が行われるそうです。
県内でこんなイベントが開かれるのは珍しいので楽しみです。

そして、日曜日は満を持してカモ狙いに出猟
終日ガッツリ狩り場を回るつもりです。頑張ってくれよ~照羽


本日、デジカメを忘れて写真ナシです。
こんな日に限って紅葉したカエデの枝に留まったりするんだよなぁ…

初雪

2008年11月19日 | ハリスホーク
いよいよ「魔の水曜日」がやって来ました。
前から天気予報でも言っていましたが、朝一から寒さがひと味違います。
それでも風は無かったので、着込んでいつもどおり出発しました。


一通り訓練をこなして最後にルアーを掴ませた頃、空からチラホラ白い物が。
あ~イヤだイヤだ。

帰宅したら、照羽の水浴び容器に氷が張ってました。

さらに午後になると風と雪が強まって、完全に真冬の光景に。

週末の出猟に向けて餌を減らそうと思っていましたが、
この寒さでは放っておいても下がりそうです。
急に寒くなる時は体重調整が難しいんだよなぁ。

ハイキングホーキング

2008年11月18日 | ハリスホーク
今日は先月の鳥見の先生にお世話になる仕事があり、照羽も同行させました。
その前、ちょっと時間があったのでキジ・コジュケイの狩り場を回ります。
据えながらボサを見下ろす道を歩いていると、薄い藪の中に雄キジ2羽発見。
照羽はしばらく様子をうかがってからスタートします。
今日はいつものように一直線に突っ込むのではなく、大きく弧を描くように
近付いてから、翼を畳んで急降下しました。
おっ!なんだか賢い襲い方だ!と思ったのもつかの間、
入れ違いに数mも離れたところからキジが飛び出していきました。
…詰めが甘いよ。

今日のアタックはこれだけ。その後一緒に仕事へ。
河川敷の林を2時間歩いたのですが、後になり先になり付いてくる照羽は
参加者の皆さんからも大好評でした。
一応鷹なんですが、やっぱり「可愛い。」が第一印象らしいです。