ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

バスタイムそれぞれ

2006年01月18日 | Weblog
 「ウォーター」と付くだけあって水浴びが大好きなヘビです。

          

 しょっちゅう水に浸かっていてくれると、ヘビの大敵”脱皮不全”の心配が少なくなってくれるので安心です。熱帯雨林の動物にとって日本の冬は砂漠並みに乾燥しているようですから。
 ところで水浴びというのは、種類だけではなく個体差によって好き嫌いがあるみたいです。オカメインコのカイ君は「霧吹き派」です。きりふきで水を掛けてやると最初は嫌がって鳥かごの中を逃げ回りますが、そのうち自分で羽を広げて水を浴び出します。結局浴びるなら最初から逃げなきゃ良いのに。
 照羽は自分で水入れに入ってバシャバシャ浴びますが、どうもよそのハリスと比べるとあまり水浴びは好まないようです。夏の暑い日でも毎日は浴びてませんでした。
 ちなみに私はゆっくり風呂に浸かるというのが苦手で、普段はカラスの行水です。たまに温泉旅行なんかに行ったりすると、さすがにもったいないので我慢して100まで数えて浸かりますが。
 

          

リミットオーバー

2006年01月16日 | ハリスホーク
 週末の気温の急上昇によってか、照羽の体重も急上昇。今朝の反応ではとてもフリーには出来そうもなかったので、グローブに据えて餌を与えるのみ。ウェイト管理を甘く見すぎてました。 
 そして私も風邪を引いたらしく、のどは痛いし咳も出るし。今日は照羽共々休養日ということで。「地球・ふしぎ大自然」見たらさっさと寝ます。

 体重650g
 餌  35g

地味と言わないで

2006年01月15日 | 両生・爬虫類
 季節はずれの陽気だとかで、今朝はヘビが朝からズリズリと動き回る音で起こされました。

          

 ウォーターパイソン
 飼育歴4年半
 性別 ♀

 飼育開始当初は鉛筆程度の太さだったのが、育ちに育って現在体長約2m。胴回りは階段の手すりほど。靴下サイズのラットも一気呑みします。
 ヘビで「妖艶」という形容詞がつくと言えばレインボーボアやアルバーティスが有名ですが、このウォーターパイソンもかなりのものです。ぬめりを帯びたようにも見える漆黒の体は、光が当たると虹色に輝きます。
 性格も非常におおらか。カリキン並みに餌食いも良いです。もっと人気が出て良いヘビだと思うのですが、なにせ一見ただの黒いヘビで、人によってはヌメヌメ感がダメなんでしょうか。殆ど飼っている人の話を聞きません。
 最大全長3mとも言われてますので、せめて2,5mはいって欲しいなあ。

朝霧

2006年01月14日 | ハリスホーク
 レイ・ブラッドベリの「霧笛」は、地球上に生き残った最後の恐竜(首長竜?)が、灯台の霧笛の音を仲間の呼び声だと思いやって来るという、悲恋小説?だそうです。まだ読んだことありませんが。

 朝起きると辺り一面霧に覆われてました。霧ってなんだか好きです。普段見慣れた風景なのに、そこはかとなく不安な気持ちにさせてくれるところが。S・キングの「霧」では、いとも簡単に世界を滅ぼしてくれましたし。その奥からラヴクラフトの小説ばりの怪物達が現れることを期待しながら、徐々に餌鳴きの再開してきた照羽を連れていつもの据え回し&フリーフライト。
 途中から小雨が降ってきましたが、気温も高いし休みだからい~やと思って訓練続行。照羽共々、しっとりさせられて帰宅しました。
 おそらく生まれて初めて霧の中を飛んだであろう照羽でしたが、反応は普段通り。でも野生の猛禽は、霧の中を飛んだりなんてしないでしょうね。

 嫌々休日出勤しながらふと外を見ると大雨になっていました。大雪の地方では災害にならなければいいのですが。

 体重638g
 餌  42g

上がったり下がったり

2006年01月13日 | ハリスホーク
 明日以降、気温が急激に上がるとか。暖かくなるのは良いんですが、どうせすぐまた寒くなるんでしょう。生後半年の照羽にとっては、寒暖の差があまりに激しいと少々心配です。
 さらにせっかくの休日なのに、雨の予報まで。すでに降り始めていますし。ま、ど~せ明日も休日出勤だから。

          

 体重640g
 餌  45g

ギンギンギラギラ

2006年01月11日 | 
 我がズク生き館専属の殺し屋です。

          

 ダイヤモンドブラックピラニア
 飼育歴5年

 血のように赤い目玉。さらに不規則に並んで乱反射する鱗など、大変美しい殺し屋です。
 写真では今イチお伝えできませんが。

 ピラニアと言えば「緑の魔境」で紹介されたように、大群で牛でさえ骨にしてしまう魚として有名ですが、実際には一部の種類を除いてはたいへん神経質で臆病な魚です。
 で、我が家の個体はと言うと、幸運にもその「一部の種類」に該当する凶暴危険なピラです。
 学生時代、餌を買いに行った熱帯魚ショップで出会いました。それまでピラニアと言うと、凶暴とは名ばかりで、実際には臆病で飼ってもつまらない魚。という認識しか無かったのですが、何度手を出しても、その度に「なんじゃいワレ!!」と水槽に体当たりしてくる姿に惚れてしまいました。
 その後何度もそのショップに通い、凶暴性が全く薄れないのを確信して購入とあいなりました。
 私が部屋にいる間は常に、ジーッとこちらを睨んでいます。どうやらピラニアには、水槽の中だけでなく、その部屋全体を自分のテリトリーと認識するものがいるようです。

 5年も付き合ってきた今でも、私は「不愉快な侵入者」でしかないようです。その情け知らずが良し!!
 断固として活き餌以外は食べてくれないのも良し!!(ホントはちょっと妥協して欲しい…)
 

保温弁当

2006年01月10日 | ハリスホーク
 年が明けてから、毎日のように寒い日が続いています。
 照羽の訓練には、一口大に切ったウズラの肉を使ってます。
 冷凍されているものを毎朝解凍しているのですが、最近の朝の寒さで、訓練中に餌入れの中で冷凍肉に逆戻りしてしまいます。
 野生では凍った肉を食べる機会なんてないでしょうから、あんまり良くないかと思って、今日から餌入れにホッカイロを貼って、保温弁当にしてみました。

          

 効果はまあまあ。
 体重が急に上がったせいか、反応が非常に悪くなってます。
 この時期ですので、ゆるゆると体重を落としていくつもりです。
 今のところは650~660gがフライトウェイトの上限のようです。

 体重650g
 餌  47g

馬は軽車両。じゃあ鹿は?

2006年01月09日 | Weblog
 買い物を終えての帰宅途中、対向車線を何かが走ってきました。
 道は農地の中を続く直線道路。シルエットが徐々に大きくなっていきます。
 「猫かな?」から始まって、「ちょっと大きいから犬かな?」ん、そんなもんじゃないぞあの大きさは。「馬?じゃない…うそぉ!?」
 なんと、立派な角を生やした大きな雄鹿が、まっしぐらにこちらに走ってきます。
 
 一瞬目を疑いました。確かにここは田舎だけど、真っ昼間の車道を鹿ですから。しかも(シャレてないよ)、車が目に入らないのか、脇目もふらず向かってきます。思わず辺りを見回しても、田舎の哀しさ、他の車は一台も無し。そう言えば「THE RING2」で、鹿の群れが主人公の車に特攻してくるシーンがありました。
 あれとぶつかったら車もただじゃ済まないよなぁと心配しても鹿は止まる気配すらなし。いよいよ距離は40m程度まで。

 ふっ、鹿と車のチキンレースか。上等だぁ!!とアクセルを踏み抜こうとした瞬間(ウソ)、ようやく鹿が「おっとっと!!」という感じで止まりました。
 ホットしたのもつかの間、Uターンして、元来た道を逆戻り。しかたないので(シャレじゃないよ)、こちらも普通に進行。
 晴れた冬の昼間、鹿と車がツーリング。平和な国ですね。

 あんまり車道から出ないので、クラクションでも鳴らそうかと思い始めた頃、逸れて山に帰っていきました。彼はどこに行きたかったんでしょう。

 帰宅すると、芝生の上で照羽がお出迎え。コイツは今日、静かだったのと引き替えに全然言うことききませんでした。昨日あんな物食べたからかな。
 

初猟モドキ

2006年01月08日 | ハリスホーク
 快晴・無風。絶好の天気に誘われ、以前見つけた鴨のいる水路に照羽を連れて行ってきました。

 まずはウォーミングアップということで、30分ほど辺りを据え回し。
 大嫌いな輸送箱に入れられ、初めての場所に来たにもかかわらず、鳴きも居住まいも良好。
 そろそろいいかな、と思ってフリーにした直後、

 「カーカーカー!!」
 どこで見ていたのか、あっという間にカラスの群れがやって来ました。
 数にして20羽以上。照羽の留まった木の上をグルグルと旋回し、ギャーギャー鳴きわめいて照羽を威嚇します。

 餌格子で呼ぶと照羽も餌鳴きし始めますが、カラスが気になって飛んでこられない様子。
 迎えに行こうにも留まっているのは川の向こう岸。近くに橋は無し。

 そうこうしている内にカラスの数はどんどん膨れあがっていきます。
 さらにトンビやノスリまで上空に現れる最中、嘴が黄色くて首の長い鳥が川から飛び立ち、遙か遠くへ…。
 「あ~鴨が逃げていく…。」

 なんとか照羽を呼び戻した後も、カラスの群れは執拗に付いてきます。
 いなくなったと思っても、一回渡りをするたびに現れては「カーカー!」
 もういろんな事が嫌になって、車まで退散。

 そこで気づいたのですが、車を止めた場所はモトクロスだかマウンテンバイクだかの練習場になってました。
 足下は道になっているし、上は雑木林でカラスも入ってこれないし、ハリスを飛ばすのには実に良い場所でした。
 ここで憂さ晴らしに散々照羽にアクロバット飛行をさせて、今日はおしまい。

 とにかく一度、照羽に野生の鴨を見せてみたかったのですが、惨敗

 体重630g
 餌  60g

 


静かな生活

2006年01月06日 | ハリスホーク
 今朝はいつもよりちょっと寒いなぁという程度の感じだったんですが、外の温度計を見るとマイナス11℃
 なんか体がバカになってます。

 いつものコースを少し変更し、山道を歩いてから地区の公民館で飛ばしました。
 なんと今日は、据え回し中一声も鳴きませんでした。

          
 
 仕事からの帰宅途中、ふらりと寄った本屋で「でろでろ」新刊を発見!!
 私は本でも漫画でも節操なく色々読むのですが、この漫画はかなり好きです。
 職場の同僚の方から借りた、「十二国記」にもはまってます。

 先週、自宅から車で10分ほどの場所に、鴨のついた水路を発見しました。
 一回照羽を連れて行ってみたいんですが、とりあえず明日は休日出勤 

 体重645g
 餌  48g