ズク無し生きもの館

飼育中の生きものたちの日常ブログです。
春・夏は両生爬虫類
秋・冬はハリスホークが中心になります。

馬は軽車両。じゃあ鹿は?

2006年01月09日 | Weblog
 買い物を終えての帰宅途中、対向車線を何かが走ってきました。
 道は農地の中を続く直線道路。シルエットが徐々に大きくなっていきます。
 「猫かな?」から始まって、「ちょっと大きいから犬かな?」ん、そんなもんじゃないぞあの大きさは。「馬?じゃない…うそぉ!?」
 なんと、立派な角を生やした大きな雄鹿が、まっしぐらにこちらに走ってきます。
 
 一瞬目を疑いました。確かにここは田舎だけど、真っ昼間の車道を鹿ですから。しかも(シャレてないよ)、車が目に入らないのか、脇目もふらず向かってきます。思わず辺りを見回しても、田舎の哀しさ、他の車は一台も無し。そう言えば「THE RING2」で、鹿の群れが主人公の車に特攻してくるシーンがありました。
 あれとぶつかったら車もただじゃ済まないよなぁと心配しても鹿は止まる気配すらなし。いよいよ距離は40m程度まで。

 ふっ、鹿と車のチキンレースか。上等だぁ!!とアクセルを踏み抜こうとした瞬間(ウソ)、ようやく鹿が「おっとっと!!」という感じで止まりました。
 ホットしたのもつかの間、Uターンして、元来た道を逆戻り。しかたないので(シャレじゃないよ)、こちらも普通に進行。
 晴れた冬の昼間、鹿と車がツーリング。平和な国ですね。

 あんまり車道から出ないので、クラクションでも鳴らそうかと思い始めた頃、逸れて山に帰っていきました。彼はどこに行きたかったんでしょう。

 帰宅すると、芝生の上で照羽がお出迎え。コイツは今日、静かだったのと引き替えに全然言うことききませんでした。昨日あんな物食べたからかな。