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マーケティング研究 他社事例 587 「消費の新秩序2」 ~店に行くが特別になる!?~

2020-06-24 10:13:53 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 587 「消費の新秩序2」 ~店に行くが特別になる!?~


クラウドファンディングサイトを運営するマクアケも「応援」をキーワードに外食店とお客さんをつないでいます。

会員制レストラン「treis(トレイス)」は4月の開業に向けて、マクアケのウエブサイトで限定会員を募集しました。

シェフや器など店のこだわりを詳細に書き込んだところ、3月末までに約380人から約2000万円を集めることが出来ました。

店のこだわりに共感し、店舗を応援して育てたいというユーザーの心をつかんだものと思います。

トレイスの運営会社の前田代表は、「うちの売りはシェフ、器、空間、料理だけではなく、お客さんは店とのつながりを求めている」と語ります。

「商品やサービスを単に消費するだけでなく、深く理解し、愛してくれる顧客とのつながりを大事にしていきたい」

そんな動きは物販にも広がります。

2019年12月、千代田区の有楽町マルイに店舗を開いたシャンプーブランド「MEDULLA(メデュラ)」は、2018年5月に店を持たずに始まったブランドで髪の長さや頭皮の乾燥具合、「さらさら」「しっとり」といったなりたい髪のイメージなど9つの質問に答えると、3万種類のシャンプーから自分に合った商品を定期購入できます。

広告代理店や小売店を挟まずに、消費者と直接つながる「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」と呼ばれる業態です。

既存顧客や知っていたが購入に至っていない認知客との関係を強める狙いで、期間限定ショップを福岡や神奈川などで開いて来ました。

有楽町マルイも2月末に退店する予定でしたが、好調なため常設に移行することとなったのでした。

運営会社Sparty(渋谷区)の横塚CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)は、「D2Cは単なるネット通販と思われがちだが、顧客と直接コミュニケーションできるのが強み」と語ります。

店舗には、美容師出身の従業員らを配置しています。

SNSで顧客とやり取りすることで、あえて来店する「特別感」を演出しているのです。

オーダースーツのFABRIC TOKYOなどリアル店舗を出すD2Cは増えています。

ネットブランドの成り立ちやコンセプトなどを知ってもらった上で、わざわざ店に来てくれた際の体験を提供して深いファンになってもらうというのです。

リアルとネットの垣根をなくした顧客とのやり取りが重要さを増しています。

外出自粛により、多くの用がスマホで済む事を再確認した人々は「わざわざ出向く意味」を考えるようになったのです。

博報堂買物研究所の山本氏は、「『これでいい』が淘汰され、『これがいい』を厳選する時代が来る。支持してくれる固定層がない店舗やブランドはWITHコロナの時代に厳しい立場に立たされる」とみています。

だからこそ、消費者とのつながりが一層大事になって来ます。

つながりによる消費を求める人たちは、貨幣経済さえも飛び越えてしまうかもしれません。

自身が持つ技術などを無償で提供する「giv(ギブ)」がそれです。

運営は一般社団法人が行っており、自治体や企業とのタイアップを進め、運営費を得たい考えです。

サービスへの対価が生じないため消費とは言えませんが、賛同する企業もあります。

英会話スクール運営のMeRISE(ミライズ 渋谷区)は、外国人英会話教師に勤務中のgiv参加を許可しています。

レッスンをギブすれば受講者の裾野が広がると同時に、「外国人講師が日本で良い人間関係を築ける」と、つながりが自社のビジネスにも役立つとの算段です。

(続く)



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お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/

成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 

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