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マーケティング研究 他社事例 673 「アップルはアプリ追跡不可に」 ~GAFAに対する独占禁止法の動き~

2020-11-05 15:42:05 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 673 「アップルはアプリ追跡不可に」 ~GAFAに対する独占禁止法の動き~


カルフォルニア州の消費者プライバシー法(CCPA)はアメリカで初めて企業に厳格な個人情報の保護を義務付けました。

2020年1月に施工され、7月1日から司法長官による執行が開始されたのでした。

同時にそれまで明確でなかった解釈についても明らかにされました。

カルフォルニア州の住民の個人情報を集めてビジネスをしており、5万人以上の個人情報を保有しているか?

そして、全世界での売上高が2500万ドル(約26億円)以上の企業が対象となり、対象企業は消費者からのデータの照会や削除に応じる必要があり、さらにパーソナルデータを適切に管理せずに流出事故を起こすと1件当たり最大で7500ドル(約80万円)の制裁金を課される可能性があります。

また個人は1人当たり100ドル(約1万円)~750ドル(約8万円)の損害賠償請求が可能となります。

GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム)の中でもプライバシー保護の施策を積極的に進めるのがアップルです。

アップルが取り組んでいるのは、「IDFA」と呼ぶ「iPhone」や「iPad」を個別に認識するIDの取り扱いです。

IDFAは主としてアプリの開発者が使っていて、ユーザーがどのようにアプリを利用しているのか把握できます。

これまでIDFAはユーザー側が利用拒否を申し出る「オプトアウト」だったので、ほぼすべての端末の情報が得られていました。

しかし、アップルは最新OS(基本ソフト)のiOS14において、2021年中にIDFAを「オプトイン」に変更すると発表しました。

オプトインはユーザー自らがオンにする必要があり、この動きに対してフェイスブックは8月末「我々の望まない変更は、オーディエンスネットワークを通じたアプリや広告の発行者の収益に深刻な影響を与える可能性がある」との声明を発表しました。

アップルのアプリストアの「App Store」を通じて生み出された売上高の合計は2019年に5190億ドル(約54兆5000億円)と巨大なだけに影響が大きく出ると思われます。

またグ―グルも世界の過半のシェアを持つwebブラウザー「Chrome」で、サードパーティー・クッキーと呼ぶ識別IDを2022年1月までに廃止する方針です。

プライバシー保護が強化されるのは消費者にとって好ましい動きですが、莫大なパーソナルデータを法令に沿って管理し、守ることができる人材や資金を保有しているのは、GAFAをはじめとするごく一部の企業に限られてきます。

パーソナルデータを個人を特定できないように匿名化して活用する取り組みも進んでいます。

その結果、GAFAなどの大企業がパーソナルデータを独占しかねないのは何とも皮肉な事です。

今後の注目は、今年7月末から本格化しているGAFAに対する反トラスト法(独占禁止法)の動きです。

今後、データの集中を緩和したり、効率的なデータ利活用を制限したりする規制がかかる可能性もありそうです。

※グーグルは、10月20日にアメリカ司法省が反トラスト法違反で11州と共同で提訴されています。今後の動きにも注目が集まりますが、株主からは予測されていた事柄として、株価への影響はありませんでした。反トラスト法違反における影響は限定的と見られているようです。


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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 

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