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マーケティング研究 他社事例 524 「勝者総取りのビジネスモデル④」 ~共通IDが強みのひとつに~

2020-03-25 08:43:06 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 524 「勝者総取りのビジネスモデル④」 ~共通IDが強みのひとつに~


値付けが最大の試練という事は以前に触れましたが、そのほかに失敗しない為のポイントをあげておこうと思います。

プラットフォームを構築する上では、3つのポイントがあります。

➀誰が利用者か見極める

②卵が先か鶏が先か

③収益源は何か?

となります。

詳しく見て行きましょう。

『誰が利用者か見極める』

これは後々、ボディーブローのように効いてきます。

誰と誰をプラットフォーム上でつなげるのがふさわしいのか、実は当事者ですら明確に認識していない事も多いんです。

フェイスブックを例にしてみましょう。

一番わかりやすい参加者は、ユーザーとその友達です。

そもそもそこから始まったビジネスでした。

しかしもし、ただユーザーとユーザー、友人と友人をつなぐだけのプラットフォームを構築しただけだったら、これほどに面白いビジネスにはならなかったと言えます。

フェイスブックがパワフルなビジネスになっていくには、さらに2つの利用者層を育てる必要がありました。

一つは広告主です。

もう一つはアプリ開発者です。

例えばフェイスブック上で動くソーシャルゲームなどを開発するジンガと言う会社がアメリカにありますが、数多くのこうした企業により、プラットフォームの力を高める数百万単位のアプリが開発されています。

しかし、フェイスブックの強さを決定的にしたのはそれだけではありません。

フェイスブックのIDを使って別のプラットフォームにログインするビジネスパートナーでした。

パートナーのプラットフォームにフェイスブックからログインする時、フェイスブックのIDを使うようにしたのでした。

これがフェイスブックをあれほどの企業にした理由です。

『卵が先か鶏が先か』

プラットフォーム市場には基本的には最低2つのユーザー層があります。

一方にとってのプラットフォームの価値が高まると、もう片方にとっての価値も高まることは説明してきた通りです。

ただ、たとえプラットフォームの価値を高めても、ユーザーの数が少なければ、ビジネスは拡大しません。

ウーバーテクノロジーズのサービスを思い起こしてみましょう。

もしドライバーが沢山いなかったら、どんなにアプリの利便性が高くても、乗客は登録しません。

そして、もし登録している乗客がいなかったら、ドライバーは登録をしません。

この場合はウーバーは、まず乗客を増やすべきなのか?ドライバーを増やすべきなのか?

これが、卵が先か鶏が先かの問題です。

正解は、両サイドの市場参加者をバランスよく増やすしかない訳ですが、同時に同じ数だけを増やす事は難しいと言えます。

よくあるやり方は、最初は一方に強いお得感を与えることです。

例えば、一方はタダ、あるいはタダ同然にするのです。

アメリカのハフィントンポストは良い例です。

ニュースプラットフォームである彼らは、書き手を集めるのが先か、読者を集めるのが先か悩みました。

試行錯誤の末、彼らは、書き手にお金を払ってプラットフォームに書いてもらう事にしたのでした。

そして読者にプラットフォームの広告を打って読者を獲得できた結果、さらに多くのユーザーを引き付けることが出来ました。

参加者集めに加え、プラットフォーム構築で難しいのは、マネタイズです。

『収益源は何か?』

もし独身者向けクラブをスタートさせるするとして、男性を収益源にするか?女性を収益源とするか?それとも両方に課金するのがいいのか?

世界中で男性に課金する方法が取られているのも面白い事実です。

課金の原則はありますので示しておきます。

・第一の原則

『価格に敏感でない、価格弾力性の小さい方に課金すること』

ほとんどのクレジットカード会社では、カード発行は無償で、店舗側に課金する一方で、消費者は、発行料や年会費を取ると他の無料カードに乗り換えられかねません。

(代替財 = 他の選択肢が多いため、価格弾力性が大きい)

・第二の原則

『よりプラットフォームに関心の高い層に課金すること』

独身者食らうの場合、男性に課金するのが正解なのは、一般的に男性の方が異性との出会いに関心があるからです。

・第三の原則

『なるべく一方の市場だけに課金をすること』

双方に中途半端に課金するより成功する確率が高い事が言えます。

(続く)



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