女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

私は祖母の孫

2013-12-03 | インポート

辛島です。



先日亡くなった祖母は、享年94歳。

今年の夏頃まで非常に元気で、私は「94歳なのに驚異的に元気な祖母」

自慢だった



耳は少し遠くなっていたが、足腰は丈夫でいっさい曲がっておらず、

まったくボケもせず92歳から携帯を持つようになり、女子高生のような

絵文字満載のメールが届くようになった。



私もよくしゃべり、よく笑うタイプだが、祖母は私よりよくしゃべりよく笑っていた。

戦争中の話も笑い話に変えていたし、

ムカついた時の話も笑い話に変えていた。



思い返して一番に思い出した記憶が、小学校の時、親戚一同で食事に行った時のこと。

確か祖母の喜寿祝いだったハズ。

すべて食べ終わり、お会計するタイミングで、祖母は「すごいトイレ我慢してましてん~

と言いながらトイレに行った。

私が「そんな事デカい声で言わんでも(笑)」と笑っていたら、おばさんに

「あれは主役の自分がお会計の邪魔にならんように気を遣って

お手洗いに行ったことを、隠そうとしてあぁ言ったんやで。まぁわかるもんやけど、一応な

と言われた。




「気遣い」
というものを意識したことがなかった小学生にとっては、インパクトがあったようで

17年ほど経っているが、よく覚えている。

私は祖母のそういう「さりげない気遣いができるところ」を尊敬している。

戦争の話も、ムカついた話も笑い話に変えるパワーと、聞く人を主体に話すところを尊敬している。



祖母の孫として、恥ずかしくない生き方をしなくては。

おばあちゃん、孫はそう思ってるよー。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿