琵琶湖の生態系をはぐくむヨシを有効に活用しようと、淡海環境保全財団は4月27日、大津市中庄1の記恩寺で「ヨシ産業交流研究会」を開く。ヨシを使った製品の可能性などについて意見交換をし、琵琶湖のヨシ産業を盛り上げるのが狙い。
ヨシ原は冬に刈り取ることで守られる。以前は、刈り取ったヨシを使ったすだれなどのヨシ製品の生産が県内で盛んだったが、昨今は、安い輸入ヨシに押されて低迷している。このため、商業目的の刈り取りが減り、ボランティアらが各地でヨシ刈りを行ってきた。研究会はヨシ産業を再興させることで広範囲での刈り取りを実現し、琵琶湖のヨシ群落を維持することを目指している。
午後2時から。有識者の助言や参加者間での意見交換会がある。問い合わせは同財団(077・524・7168)。【後藤由耶】
(4月24日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090424ddlk25040468000c.html