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【0608/11:平和を訴える展示会】終戦記念日の8月15日を前に、県内各地で平和を訴える展示会

2006-08-12 00:49:38 | Weblog

終戦記念日の8月15日を前に、県内各地で戦時中のポスターの展覧会、広島・長崎の原爆展、戦時中の雑誌の展覧会など様々な催しが行われています。

■ 栗東市

栗東歴史民俗博物館(栗東市小野)は8月27日まで「平和のいしずえ展」を開いています。同展ではアジア・太平洋戦争の最中に国民の戦意高揚を意図して作成されたポスターが展示されており、時代背景が解説されています。

これらのポスターの製作に当たった当時の内閣情報局は、情報・宣伝・文化の統制を行っていました。民間業者が政府から委託を受けて製作したものも多く、写真、文章の配置、字体などに巧みな工夫が施されており、圧倒されるような印象のものが少なくありません。

学芸員の大西子さんは「戦時中の宣伝は、新聞、ラジオ、ポスター。特にポスターはストレートに感情に訴える効果があり、子どもから大人まで、広く影響を与えた」と話しています。

■ 大津市

大津市の「広島・長崎原爆展」が8月15日~20日まで、和邇文化センター(大津市和邇高城)で開かれます。写真パネル30枚、ビデオコーナー、図書コーナー、折鶴コーナーから構成されており、これらを通じて戦争のむごさを知ってもらうのがねらいとのことです。

■ 彦根市

彦根市では市役所一階ロビーで(彦根市元町4)、8月18日まで、「ヒロシマ原爆展」が行われています。原爆の恐ろしさと被爆者の苦しみを伝えるために、熱線でぐにゃぐにゃになった化粧ビンや、大やけどを負って息絶えた男子生徒(12歳)のシャツなど20点のほか、体験者による被爆直後の広島の風景の絵が展示されており、また、被爆証言がされているビデオを見ることができます。

■ 湖南市

湖南市立甲西図書館(湖南市中央5)では、8月13日まで「戦争と平和展」が開催されています。日中戦争の戦果を伝える当時のグラフ雑誌や、兵士が携帯していた軍人訓や武器取り扱い書など、県の所蔵資料百点が展示されています。担当する同館職員の井上勝さんは「戦争中は、狂気の部分と国民を情報操作する冷徹な部分が同居していた」と語っています。

(8月12日付け滋賀報知が報道)