雨、曇り後晴れ。朝晩の冷え込みが厳しい。
弘前市内でのコロナウイルス感染拡大が止まりません。もう誰も奴を止められない、のような状態でどんどん感染者数が増加の一途を辿り、気がつけば東北でもトップクラスの感染者を数えるまでになりました。とにかく、何でもワーストから数えた方が早い青森県、コロナでも県民人口当たりの割合は日本ワーストトップクラスになりそうです。
そんな訳で朝から雨が降っていたこともあり、ステイホーム。残業の連続でロクに見れていなかった録画番組を見まくっていました。そして、午後からは天気も上がり、やや気温も上がったので嫌々ながら避けては通れない「仕事」を。
そう、「一応」修理が完了したと思われるトライアンフTR6SSのテストランをしなければなりません。気が乗りません。エンジンを始動するのもおよそ一ヶ月ぶりなのでなかなかかからず、「またどこか壊れているのか」としか思えませんでしたが、無事に起動。オルタネーター(発電機)に耳をすませてみます。暖気の間は変な音もしていません。こんな音だったっけ?、ともう健全だった際の記憶は完全に吹っ飛んでしまっています。
アンメーター。写真ではゼロですが、回転が安定してくるとプラス側に傾きました。故障直前ではずっとマイナス状態だったので、この段階では無事に発電している様子。もう壊れたら捨ててくるくらいの勢いで、いやいやながら試走します。
あわよくば大館樹海ラインくらいは行こうかとも思いましたが、走っている間中、修理した部分が壊れるのでは、と嫌な感じです。乗っていてこれっぽっちも面白くないのでトイレに入ってジュースを飲んで撤収を決めました。壊れる前に帰る。ガソリンスタンドへ行く勇気もなく、そのまま帰還。一応、無事に帰ってこれましたが、完治してるのか? ぜんぜん判断がつきません。
でもこの状態のこのバイクで二百キロとか走る気が全く起こらなくなりました。今年はただひたすら修理ばかりだったので、走ればどこか壊れるイメージが完全に定着しているからです。あんなにメンテナンスしてもダメなのか? 「とりあえず無事に帰還できた」という現状で今年は閉幕します。
今回の一件でつくづく思ったのですが、なぜ外国車が日本車に淘汰されてしまったのかがよく理解できます。確かに「乗り味」という点では国産車は到底このトライアンフなんかには及びません。しかし、「走りに行って無事に帰れる」という点では日本車に遠く及ばない。簡単に応急処置で治るのならいいんですが、走りに行く度にレッカー車を呼ばねばならないのではダメですからね。これではいくら日本車を悪く言っても所詮負け犬の遠吠えです。
故障もクラシックの味わいではありますが、どちらかと申せば経験したくない部類です。ま、それでも乗るんでしょうが。
はっきり言って疲れました