超現実的

2020-10-25 16:03:34 | 読書、書物

  雨、時々曇り。雨が降ったり止んだりの中途半端な天候。

 現時点では新規感染者数が公表されていないので、本日の感染者数は不明の状況。あまりに身近に迫っているので予定通りステイホームしていました。灯油を買いにセルフスタンドへ行ったくらいでしたが、今日はなんとなく道路を走っている車の数が少ないような気がします。それが雨のせいなのか、コロナのせいなのかは分かりません。

 ステイホームなので文化的活動を主に暮らしていました(笑)。

 ミヒャエル・エンデ著「鏡のなかの鏡」を読み終わりました。なんでけっこうな時間がかかっていたかと申しますと、これは児童文学ではなく、一般文学(というのか?)なので。しかもけっこうイメージが複雑で読み返したりしたからです。

 全部で三十の短編集ですが、前の短編が大きく歪んで鏡に写るように次の短編が作られており、最後へ到達すると、一番最初へ戻るという無限ループ的な構成になっています。読んでいて感じたのは、どこかで「見た」ことのあるようなイメージ。そう、シュルレアリズム的なのです。あとがきを読んで、「なるほどね」と納得できました。けっこう難解ではありますが、著者の児童文学者というイメージを払拭するような作品ですので一読を。

 次はヘルマン・ヘッセ著「蝶」を。詩集らしいのでどうなるやら(笑)。

 ちなみに、冬の冬眠へ向けて書籍を幾つか買い集めました