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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

LIVE AT THE BAKED POTATO 2000 DISC2

2004-12-29 01:28:40 | TOTO&FUSION
LIVE AT THE BAKED POTATO 2000 DISC2です。

1.I DON'T KNOW
これも「BAKED POTATO SUPER LIVE!」収録曲の再演です。この曲でもGREG MATHIESONのキーボードがオルガンからピアノでの演奏になっています。幾分スローテンポになっていてそのせいもあり、「BAKED~」に比べジャジーな雰囲気たっぷりです。もちろんソロパートもたっぷりで、「BAKED~」収録の「BOMP ME」で魅せたGREGのシンセ早弾きが今度はエレピで再現されています。演奏時間14分半。
2.SLOW GLIDE
今度はレゲエ風のゆったりとしたナンバーです。MIDIでつないだオルガンの使い方がなんともいい感じですね。ただ、こういう曲にもかかわらずMICHAEL LANDAUのギターの音が他の曲と一緒で、ちょっと違和感があります。このライブ全体を通してLANDAUのギターの音があまりマッチしているように思えず、浮いてしまっている感じは否めません。それからこの曲でもABRAHAM LABORIELのソロもフィーチュアされていますが、これだけ何回も聴かされるとなんか飽きがきてしまうかも知れません。もちろんライブ会場で聴くのとCDで聴くのとでは印象も当然変わるんでしょうけどね。こいつも長くて凡そ18分。
3.GREG'S GROOVE
一転して4ビートJAZZ風アレンジの曲です。この曲ではLANDAUが結構渋い味を出してます。生で見てたら結構ノリがいい曲かも。VINNIE COLAIUTAのブラシワークとLABORIELの渋々のソロが展開されます。ブラシワークによるドラムソロというのも結構面白い企画です。時々誰かが演奏しながらなんか言っているのが聞こえてきて、これもライブならででしょう。とはいえやっぱり長すぎという気もします。演奏時間約16分。
4.I'M HOME
この曲も「BAKED~」収録曲の再演です。GREGのエレピのアレンジがだいぶ変わっているので、タイトルを見るまで違う曲だと思ってたりして。メリハリがあまりないのもその一因かも知れません。
5.LMNOP
なかなかドライブ感のある曲です。各パートのソロが再びフィーチュアされてますが、そのバックで叩くCOLAIUTAのフレーズが多彩でパワフルです。いやはやCOLAIUTAのフレーズの引き出しの豊富さには脱帽です。LABORIELのソロも今までになく激しい展開を見せ、最後にはベースをビシバシにひっぱたいてます。以上17分半。

以上で全曲なんですが、しかし1曲1曲が長い。殆どの曲で各自のソロが入るのですが、後半に来るとちとワンパターン化してくる気もしますね。はたしてここまで全部を収録する必要があったのかどうか...。
GREGは「BAKED~」の頃に比べてだいぶ味が深くなっていて、LABORIELの独特なベースがその味を更に引き立てているように思います。COLAIUTAのドラムは全曲を通してややもすれば叩きすぎとも言える位に叩きまくっているのですが、それはそれでその素晴らしいテクニックを楽しむことができます。ただ、LANDAUが全てにおいてイマイチの印象があるのが残念です。ギターの音もなんか歪み気味でとてもいいとは言えません。LANDAUってそんなはずじゃないんだけどなあ。やっぱりリハを重ねないセッションでやることの難しさから来るんでしょうか。とはいえ、これだけのプレーヤーのライブの全てを詰め込んだCDってのもあまりないでしょうから貴重なCDであることは間違いありません。「BAKED~」の続き?と考えると違和感があるかも知れませんが、買って損はなかったと思います。
コメント
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