TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

THROUGH THE LOOKING GLASS 続き

2004-12-02 00:56:29 | TOTO&FUSION
THROUGH THE LOOKING GLASSの続きです。
このアルバムの聴き所は何と言っても6曲目「MAIDEN VOYAGE/BUTTERFLY」でしよう。HERBIE HANCOCKの名曲ですが、TOTOがやるとこんなにも洗練されたFUSIONになるんですね。おみそれしやした。
基本的なリズムはLOOPで作られてはいるんですが、そこがまた今っぽい仕上がりになってます。いわゆるJAZZの名曲でもTOTOのアレンジでこうもカッコよくなるんですね。テーマから続くBRIDGE部分のギターアレンジには背筋がゾっとするくらいの快感?を覚えます。このようなJAZZのスタンダードばかりをTOTO風アレンジでPLAYするアルバムとか作ってくれたらなあと思います。やっぱりTOTOはFUSIONバンドだと再認識する一曲です。
そしてELTON JOHNやらANIMALSやらのカバー曲が続いて、最後の曲「IT TAKES A LOT TO LAUGH,IT TAKES A TRAIN TO CRY」、BOB DYLANの曲です。今まで真面目にカバーしてたのにこの曲にきてガラっと変わり、ライブのようなエフェクトをバックにDAVID PAICHがBOB DYLANのまるでモノマネをしているような、なんていうか最後にきておふざけをやっちゃったって感じですね。PAICHのピアノもちとふざけ気味で、ミスタッチっぽいところもそのまんまにしちゃってます。まあこうゆうおふざけもTOTO一流のJOKEといったところなんでしょうか。妙に浮いてる曲です。
このアルバムの面子は、STEVE PORCARO、LENNY CASTROといういつもの顔ぶれに加え、JAMES INGRAM/ELLIS HALL/MONET(vo)、LOS LOBOTOMYSのオリジナルメンバーでもあったBRANDON FIELDS(sax)そしてWALTER FOWLER(tp)といったところです。
しかしこのアルバムの裏ジャケットの写真、もちっと何とかならんかったもんですかねえ。あまりに汚い、汚すぎる!まさに中年の不良集団ですな。
コメント
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