TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

LIVE AT THE BAKED POTATO 2000

2004-12-27 01:23:07 | TOTO&FUSION
BAKED POTATO SUPER LIVE!の続編(?)とも言うべきアルバムがこれです。
正確にはMATHIESON、LABORIEL、LANDAU&COLAIUTA LIVE AT THE BAKED POTATO 2000という長ったらしいタイトルなんですけど、HMVでふと見かけて思わず買ってしまいました。2枚組とはいえ輸入盤にもかかわらず、確か5500円くらいしたんですよね。それでもBAKED POTATO SUPER LIVE!の興奮を知る者としては、買わずにはいられませんでした。もちろんメンバーはタイトルをご覧いただければおわかりのように、GREG MATHIESON以外は異なり、ABRAHAM LABORIEL(b)、MICHAEL LANDAU(g)、VINNIE COLAIUTA(ds)という面子ですが、もちろんFUSION界では名手の方ばかりですから聞いてソンするはずがありません。しかも以前にも書きましたが、私自身が勝手にJEFFの後継者と思っているCOLAIUTAがドラムですし、MICHAEL LANDAUのギターというのも結構STEVE LUKATHERと似ていて私には区別がつかないことがあります。(河合奈保子の「DAYDREAM COAST」はてっきりLUKATHERがやってると思い込んでたんですが、実はLANDAUだったんですねぇ、全然関係ないけど)それだけでも充分買いの要素ありありです。

聴いてみての印象は、BAKED~が若さ溢れるギンギンのプレイが主体だったのに対し、このライブは非常に落ち着いた印象があります。もちろん個々のプレイはエネルギッシュで、BAKED~に負けず劣らずの内容であることはもちろんですが、皆さんそこそこお年になられてるのと、GREGがオルガン・シンセ主体で攻めていたのが、ピアノにMIDIでシンセを鳴らすのがメインになっていること、さすがのLANDAUも当時のLUKATHERのような若々しい、攻撃性は再現できていないこともその一因ではなかろうかと。でもCOLAIUTAのドラムはJEFF以上に叩きまくってますけどね。

それと1曲1曲の演奏時間がやたら長いです。BAKED~はいいとこ7~8分にまとまっていましたが、このアルバムでは殆どの曲が10分以上、最長で17分半というのもあります。実際のライブはソロ回しを多く入れれば入れるほど当然長くなりますので、本当の意味でのライブをCDで再現するためにはこのように2枚組にせざるを得なかったんでしょうね。
そのせいでしょうか、発売はGREG自身のレーベルLMNOP MUSICからの発売となっていて、いわば自主制作盤です。現在では入手困難かも知れません。(まだもしかしたらHMVでは置いてるかも知れませんが)なかなかFUSION系のライブを、しかも2枚組で発売してくれるとこなんてなかったんでしょうか。とはいえ、BAKED~収録の曲も3曲再演されていますし、BAKED POTATOに行くことができない私にとっては、BAKED POTATOを疑似体験できる貴重なアルバムです。自主制作の割には音も素晴らしく、店内の雰囲気、それこそナイフフォークが皿にあたる音までわかります。高かったけど買ってよかった。

ということで、このアルバムの紹介を続けます。
コメント
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