TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

HMVでのお買い物

2005-09-27 00:23:57 | Weblog
レコファンでお買い物した翌日、懲りずに今度は数寄屋橋のHMVへ。

一番の目的は...市原ひかりのデビューアルバム「一番の幸せ」を買うためです。
はっきり言って中身全然わからんけど、参加メンバー見たらこりゃ買わなということで試聴もせず衝動買いですわ。ジャケット見るとぺったんこ座りしている女の子がトランペットを吹いている写真ですから、ルックスはともかくとして、音楽的にはスムースジャズっぽくてもっとつまらんかと思って正直あまり期待してませんでしたが...意外とイイ!です。あんまりこんな言葉使いたくないんですけど...「癒され」ますね。なんか幸せな気分になりました。で...いろいろ書きたくなりましたので続きはネタとして次回にとっときます。

もう一枚の新譜小曽根真&塩谷哲のピアノDUETの小曽根バージョンを買ってきました。
カミさんから頼まれただけです。ピアノデュオは全くもって小生の守備範囲外なり。

もう一点の頼まれものはJIMMY SMITHのモノをなんか買って来いとの指令でした。どうも先日の小野塚晃氏のBLUES ALLEYライブで感化されたようでオルガンモノにシフトしている様子。というわけで1972年のライブ「ROOT DOWN」を選びました。理由は簡単、ベストは嫌いなので買いませんけど、ライブはそれに代わるし更にノリもいいしね。というわけでこの選択は正解。小生興味なかったんですけど、これが30年以上も昔の演奏!?と思うようなすんばらしいライブです。JAZZというよりファンクですね、これ。それにPAUL HUMPHREYのドラムも当時とは思えないようなダイナミックなドラミング。カッコいいです。
「TRIBUTE TO JEFF」にも収録されていたAL GREENの「LET'S STAY TOGETHER」なんかもオルガンで演奏されていて、お買い得な一枚と自己満足に浸っております。

更についでにBRECKER BROTHERSの「HEAVY METAL BE-BOP」も期間限定で1,500円で売ってたんで即ゲット。やはりこんなBLOGやってる以上名盤と言われるものは一応原曲を押さえとかないと。
てなわけで新旧織り交ぜたお買い物でした...ちと買いすぎたか。
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レコファンでのお買い物

2005-09-26 00:52:52 | Weblog
先日仕事で渋谷に行ってそのまま直帰と相成りまして、ちょっとレコファンで中古CDをお買い物。時間もあったんで新入荷のアーチスト分類されてないやつを漁ってきました。

まず目に留まったのが、VICTOR WOOTENの最新作「SOUL CIRCUS」。たまたま2ちゃんのMARK KINGスレでVICTOR WOOTENはどうよってなネタがあったもので、試しに買いました。ソロアルバムのせいなのか、ボーカルメインなのがちと気抜けしましたが、なかなかオモロイアルバムです。いろんなベーシストのモノマネが入っていたり、サウンド的にも13CATSファンクに近いものがあって結構楽しめました。インストモノのユニットもあるようですから今後掘り下げていきたいアーチストです。

次に手に取ったのがCASIOPEA「PLATINUM」。「SUN SUN」もあったんですけどまだ新品買えそうなので、完全廃盤のこっちを買いました。懐かしいねぇ~、リアルタイムではLPでさんざん聴いてましたけど、今聴いて見るとやっぱりこの時期の苦悩がありありと...。この時期のCASIOPEAと言えばスペシャルゲスト楠木勇有行!!楠木勇有行といえば「リケンのわかめす~ぷ!!」。いろんな意味で異色なアルバムでした。ちと気になったのがLPでさんざん聴いてたはずが、どうも1曲聞き覚えのない曲が...。当時はLP・CDが平行して発売されてたから、CDのみのBONUS TRACKだったんでしょうか。

そしていきなり最新作WITNESS「LIVE!」。封も切られてなかったんですけどどういうわけか中古品扱いで500円ほどお得でした。メンバー見てると半分DIMENSIONやん!と思いきややっぱり本田雅人の世界。もう少し聴き込まないと評価しにくいですねこれは。

ついでに1,000円で売ってたんでMILES DAVISの「TUTU」も購入。も一つついでにANDY GIBBのベストも泣く泣く購入...だってベスト盤は買いたくないけど「DESIRE」聞こうと思ったらこれしかないんだもん。

この5枚で8,000円しなかったんですからやっぱり中古CDは魅力です。
でもKING OF HEARTS(BRUCE GAITSCHとTOMMY FUNDERBURKのユニットですね)のファーストアルバムが置いてあったんですけど、元々日本盤で2,600円定価のところを3,000円の値段付けて売ってました。やっぱり貴重品にはプレミアがつけて売るのね、と妙に感心した次第です。

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山形でくり拾い

2005-09-25 06:26:16 | J-FUSION
TRIXの北海道ツアーも大盛況だったようで。ホンマ留萌とかでやって客入るんだろうかと他人事ながら心配しておりましたが、杞憂に終わったようでめでたしめでたし。
ならばということで「秋のくりくり祭り!!」千秋楽@BLUES ALLEYにいざ参戦!と思いましたが何と...9/19時点で既に立見オンリーとのこと。確か去年行ったときは1~2週間前の予約で十分間に合ってったんですが、今回は発売1週間で席は全部売り切れとな。出足好調とは聞いてましたがこれほどとは...。さすがに40を前にしたおっさんにはTRIXのフルハイテンションの長時間ライブを立見というのはきつい...あきらめモードに入っておりました。
が...ツアースケジュールを見ているうちにふと目にとまったのが山形。土曜日やん!これなら行けると思い立ったが吉日。早いとこ予約せんとこれまた売り切れ(ちょっと前まで地方の客の入りを心配していたのがまるで嘘のよう)になるんで早速ローソンへ。しっかり「秋のくりくり祭り」とタイトルされたチケットをゲットしたのでありました。(しっかし「くりくり祭り」ってなんやろって店員さんも思ったでしょーね~)普通3~4時間の立見とわざわざ電車で何時間もかけてしかも泊まりの二日がかりで行くことを天秤にかけたら立見を選択するんでしょうけど、小生実は電車の移動には全く抵抗なく、つまり鉄モードと音楽モードのかけ合わせ・一石二鳥でしかも帰りの時間を気にせずゆ~っくりできるというおまけまでついている、小生にとってははなまるなプランなのであります。
須藤さんの地元でもある山形、さてさてどんなことになるんでしょうか。楽しみ楽しみ。

ついでにこれも思いつきで10/10MOTION BLUEの"のりんぼじんぼんぼ"にもお出かけすることにしました。元々どうしようかなぁと思っていたところに、神保さんのHP見てたら当日会場でDVD買った人には特典付なんて書いてあったものですからそこで背中をポンと押されて即日予約してしまいました。"のりんぼじんぼんぼ"グッズだったらいいなあ~。子供にも喜んでもらえるし。
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神保彰 MEETS 沼澤尚

2005-09-24 03:26:22 | J-FUSION
角松敏生プロデュース、JIMSAKUのアルバム「DISPENSATION」の続きです。

13.HARBOR FWY BY AKIRA JIMBO
この曲は日本のドラム界にとってエポックとなるような曲じゃないかと思ってます。何せ世界の神保彰と人気面では日本のトップドラマー沼澤尚のツインドラムという曲ですから。
小生がCASIOPEA時代から追っかけてきた神保彰と、JEFF PORCAROのドラムブラザーとして、13CATS・S.L.T.とその存在を常に気にしてきたMY FAVORITEなドラマー2人が共演してるんですから、このニュースを聞いたときはそりゃ大興奮モノでした。言ってみれば日本ドラマー界の王・長嶋みたいな(古すぎ...)こんなモノ凄い組み合わせなんですけどね、あんまり話題にならなかったのは何故なんでしょう。これもAGHARTAを含め沼澤尚が角松敏生の一派に急接近していたから、そしてこのアルバムを角松敏生がプロデュースしたからこそ、実現できたことなんですよね。
曲は塩谷哲のピアノと村田陽一のトロンボーンを中心としたホーンセクションをフィーチャーした都会的でカッコいいフュージョンナンバー。サビ(テーマ)部分に伊藤恵子のボーカルが効果的に入ります。
もちろん最初から最後までツインドラムが展開され、ソロバトル(?)も短いながらも入ってます。
惜しむべきはツインドラムを左右にパンするなどして、それぞれのパートが良くわかるようなレコーディングがされていれば良かったんですが、スネアの音触もほとんど同じなので、どちらがどのパートを叩いているのかがもう一つわかりにくいところでしょうか。とりあえずハイハットだけは左右に振られてますので、恐らく右側のハットが沼澤尚であろうとは思いますが。以前から書いてますように、沼澤氏のドラムは基本的にはグルーヴ重視ですからベースとなるドラミングパートを担当しているんでしょう。
ドラムソロパートもその傾向がはっきりと出ています。10小節ほどですが、沼澤氏のベーシックなドラミングが続くところに神保氏独特のソロ回しが展開されます。次の4小節でベースソロが入りますが、そのバッキングも沼澤氏でしょう。普通に8を刻んでいるだけで、タム回しも一切なし。ただパートの終わりに沼澤氏がよく使うフレーズ、「タカタカタドン」というスネアバスドラ打ちが入るのが唯一の自己主張といったところでしょうか。そういう意味では両者の特徴が良く表れているような気がします。
とにかく、こんな素晴らしい組み合わせを実現してくれた角松敏生に感謝・感謝です。
TOSHIKI KADOMATSU(keys)AKIRA JIMBO/TAKASHI NUMAZAWA(ds)TETSUO SAKURAI(b)
SATORU SHIONOYA(p)YOICHI MURATA(tb)SHOJI HARUNA/OSAMU KOIKE(sax)
MASAHIKO SUGASAKA/MASAHIRO KOBAYASHI(tp.flh.)
HIROSHI YAMADA(computer manipulation)KEIKO ITO(vo)

14.DAY BREAK BY TETSUO SAKURAI
アルバムの最後を飾るのは櫻井哲夫のフレットレスベースをフィーチャーしたバラード曲です。もちろん伊藤恵子のボーカルと角松敏生のコーラスも大活躍。伊藤恵子のボーカルっていいですよね。ちょっと硬い感じはありますが、ハイテクユニットのJIMSAKUにはむしろその方がマッチします。
TOSHIKI KADOMATSU(keys.vo)AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)
SATORU SHIONOYA(p)YOICHI MURATA(tb)HIROSHI YAMADA(computer manipulation)
KEIKO ITO(vo)

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DISPENSATION / JIMSAKU(神櫻) 3

2005-09-23 00:56:59 | J-FUSION
DISPENSATION / JIMSAKU のまたまた続きです。

7.SUPER JINGLE III EMERGENCY REPORT
途中のリズムの崩れ方が半端じゃない。何拍子かなんてわかったもんじゃありません。
AGHARTAの皆さんが「すげぇ~」と感嘆。

8.ISLAND BY AKIRA JIMBO
このアルバムにはめずらしく、普通にフュージョンしてます。数原晋のフリューゲルのメロディーに胸キュンですわ。攻撃的な曲が多いこのアルバムにあって、オアシスみたいな存在です。RHODESのソロは塩谷哲だったりして。
TOSHIKI KADOMATSU(keys.g)AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)
SATORU SHIONOYA(rhodes)SUSUMU KAZUHARA(flh)YOSHIYUKI ASANO/HIDETOSHI SUZUKI(g)HIROSHI YAMADA(computer manipulation)

9.SUPER JINGLE IV BATTLE ROYAL
誰かが「はぁ~」とため息ついてます。

10.DANCE OF THE LAST NIGHT EVE BY AKIRA JIMBO
神保さんもこんな曲書くんですね。めっちゃPOPでソリッドなボーカルチューン。神保さんの曲ってどっちかというとほのぼの系のイメージがあるんですけど、これも角松氏のアレンジのおかげ?
TOSHIKI KADOMATSU(g.keys.vo)AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)
TSUYOSHI KON(g)HIROSHI YAMADA(computer manipulation)KEIKO ITO(vo)

11.記憶の街 BY TOSHIKI KADOMATSU
なんとなくベースラインがいかにもベタっぽくて、いやいややってる櫻井氏の顔が思い浮かびそうな気がする。この曲においてはJIMSAKUらしさがあまり感じられない、典型的な角松スタイル、というか普通すぎるほど普通なのボーカル曲です。みじか~いギターソロは大橋イサム。JIM-TAKE-SAKUでの共演となんか関係あるんでしょうか。
TOSHIKI KADOMATSU(keys.vo)AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)ISAMU OHASHI(g)
HIDETOSHI SUZUKI(g)HIROSHI YAMADA(computer manipulation)KEIKO ITO(vo)

12.SUPER JINGLE V AIMING AT GOAL
あまりに変拍子でわけわからん。コピー不可能。
誰かが言ってます。「世界一だなこりゃ」...御意。
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DISPENSATION / JIMSAKU(神櫻) 2

2005-09-22 00:54:09 | J-FUSION
JIMSAKUの傑作アルバム「DISPENSATION」つづきです。

本題に入りましてこのアルバム、当然歌モノというのが特徴なんですが、神保・櫻井2人による超絶プレイナンバーを"SUPER JINGLE"と銘打って5曲も収録されている点も見逃せません。今までのアルバムでは1~2曲でしたから、よっぽど角松敏生が気に入ったんでしょうね。また、そこにAGHARTAの面々と思しき声が茶々を入れているのも笑えます。(そこが気に入らん、余計なことを!と思う人も多いかもしれませんけどね)ちなみにCD帯のキャッチフレーズが「笑っちゃうほど上手な人たち 神櫻」てな状態ですから、いわばAGHARTA・角松的ギャグセンスにJIMSAKUが踊らされているところがちと痛々しい感じもしますが。

1.SUPER JINGLE I CHASE THE CRIMINAL
よくもまあ、あんな早くハイハットを片手で叩けるもんだと関心します。

2.DISPENSATION BY TETSUO SAKURAI
早速のっけから伊藤恵子のボーカルで始まるこの曲、新生JIMSAKUを猛烈にアピールするカッコいい、ド派手なボーカルチューンです。さすが角松敏生のアレンジはJIMSAKUにとって新鮮です。途中のバイオリンソロが昔の面影を残しているところでしょうか。
ちなみに櫻井哲夫の20周年ツアーではボーカルパートを勝田一樹のSAXでやってましたが、やっぱりこのボーカルの印象が強く、ライブということもあってアレンジもイマイチだったですね。
TOSHIKI KADOMATSU(keys.g.vo)TETSUO SAKURAI(b)AKIRA JIMBO(ds)
TOSHIHIRO NAKANISHI(vln)HIROSHI YAMADA(computer manipulation)
KEIKO ITO(vo)

3.MAKE MY TIME BY TOSHIKI KADOMATSU
角松敏生の曲をJIMSAKUがやるってのも、当然このアルバムならではの展開です。角松氏の曲だからっといってもJIMSAKUのお2人、もちろん容赦なぞいたしません。ボーカルのバックに徹するわけもなく、神保さん叩きまくってます。なんと、この曲はシングルカットされてました...勝田一樹のSAXソロも歌謡曲っぽさバリバリなのが笑えます。どんだけ売れたんかわかりませんけどね。でもこんなハイパーテクな歌謡曲なんですからもっと話題になってもいいじゃないか!
TOSHIKI KADOMATSU(keys.g.vo)TETSUO SAKURAI(b)AKIRA JIMBO(ds)
KAZUKI KATSUTA(sax)HIROSHI YAMADA(computer manipulation)
KEIKO ITO(vo)

4.SUPER JINGLE II PRIZEWINNING
どうやってカウベル叩いてんだろう...。

5.I CAN LIVE WITHOUT YOU BY TOSHIKI KADOMATSU
モロSHAMBARAって感じのPOPナンバー。てっきりJIMSAKUの曲かと思ったんですが角松氏の曲なんですね。伊藤恵子嬢のボーカルとセルフコーラスが素敵です。しっかりドラムソロ&ベースソロがフィーチャーされているところがやっぱりJIMSAKU。
TOSHIKI KADOMATSU(keys.g.vo)TETSUO SAKURAI(b)AKIRA JIMBO(ds)
HIROSHI YAMADA(computer manipulation)KEIKO ITO(vo)

6.渋谷PILON BY AKIRA JIMBO FEATURING AGHARTA
先日のエントリーをご参照あれ。

またまた次回に続きます。
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DISPENSATION / JIMSAKU(神櫻) 1

2005-09-20 00:03:19 | J-FUSION
AGHARTAでこのアルバムに触れた以上、書かねばなるまい!というわけでJIMSAKUのアルバム「DISPENSATION」について書いてみます。(沼澤尚のソロアルバム紹介からだいぶ横道に逸れてしまってますけどね、それはそれでいいんです)

まず、このアルバムに至るまで...。JIMSAKU(神保彰&櫻井哲夫)については、FUSIONファンの方なら知らない人はいないでしょう。CASIOPEA在籍時より2人でSHAMBARAなるユニットを結成、これが原因となりCASIOPEAを脱退することになり、結局結成したバンドがこの「JIMSAKU」です。このバンド名、あまりに安易でどうしても「甚作」という漢字を連想してしまうことからどうもイマイチの印象なんですけど、この2人ですから...やっぱりスーパーフュージョングループであることは間違いありません。
JIMSAKUのコンセプトはラテン・フュージョン。ファーストアルバムではホーンセクション、民族楽器なんかを多用していたんで、ライブでは再現不可能状態だったんですけど、その後ライブを行うためのメンバーを中心にしたユニットに移行することにより、JIMSAKUとしてのアイデンテティーを確立していきました。
そのメンバーは...
神保 彰 AKIRA JIMBO(ds) 櫻井哲夫 TETSUO SAKURAI(b)
是方博邦 HIROKUNI KOREKATA(g)..後に武藤良明 YOSHIAKI MUTOに交代
(この武藤氏、JIMSAKU以後何やってるんかなと思ってたら、最近では河口恭吾と活動しているようですね)
吉弘千鶴子 CHIZUKO YOSHIHIRO(keys)(最近ゴスペルにハマっていらっしゃるようで...)
森村 献 KEN MORIMURA(keys) (その後熱帯JAZZ楽団やら熱帯倶楽部SORでも付き合いは続いているようですね)
中井一郎(vln)(この人昔SPYとかいうユニットやってませんでしたっけ?)

ところが、このような活動に限界を感じたんでしょうか、1995年頃からこのユニットにとらわれない活動にまた移行していったところで制作されたのがこの「DISPENSATION」。どういういきさつでこうなったのかわかりませんが、その時期プロデューサーづいていた角松敏生が全面的にバックアップして制作されました。もちろんリリースは角松氏のレーベルIDEAK。しかも今まではせいぜいスキャットやコーラスがちょこっと入ったことはあるものの、このアルバムは完全にボーカル曲をメインにしています。その意味ではJIMSAKUとしては全面改装で、もちろん今までのレコーディングメンバーは一切参加することなく、いわば角松組のプレーヤーで固められてます。AGHARTAの参加は当然その一環であったわけです。
SHAMBARAの前科もある2人ですから、歌モノには抵抗なかったんでしょうね。JIMSAKUとしての活動に閉塞感が漂い始めてましたから、ここで一発イメチェンを図ったのかもしれません。とはいえ、結局この路線はこのアルバム1枚のみ。やはりあまりにスーパーフュージョンバンドという看板からはかけ離れたイメージが先行し、純粋なJIMSAKUファン、ひいてはフュージョンファンにとって、言い方は悪いが角松敏生に利用されただけだったんじゃないかという悪印象を残してしまったのがとどのつまりでしょうか。そもそもこの路線がこれから続けられるとも思えませんでしたからね、ある意味当然の結末かも知れません。
JIMSAKUとしてはその後ドラムンベースを主体としたアルバム「MEGA db」をリリースしますが、既に末期症状。このアルバムを最後にユニットとしての活動を停止します。その後の活動は...八面六臂の大活躍、神保彰とわけのわからん方向に行ってしまった櫻井哲夫と明暗を分けます。(CASIOPEA 20THにゲスト出演した櫻井氏のなりきれてないヘビメタ系ファッションが悲しかった...)

なんて事書いてますけど、今まで何回か触れてますがこのアルバムは小生にとって傑作であることは間違いありません。SHAMBARAも好きでした(そういえばSHAMBARAのライブをMZA有明なんぞに見に行ったけど、あわててとったチケットでもないのに席が最前列だったのにぶっ飛んだ覚えがあります)けど、角松敏生が関わったことにより、更に奥の深いJIMSAKUワールドを展開できたんじゃないかなと思ってます。それだけに、このアルバムに深いこだわりを持っている小生であります。

ちなみにこのアルバムで大フィーチャーされているボーカリストが伊藤恵子。やはり角松敏生のVOCALANDプロジェクトで見出されたボーカリストの1人です。いろいろあったようですが、一応今でも細々とながらもライブ活動は継続されているようで...小生としてはうれしい。

で、えらい長くなってもうたのでアルバムの内容についてはまた次回に。
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AGHARTA MEETS JIMSAKU

2005-09-18 23:57:41 | J-FUSION
1996年1月にメジャーデビューをしたAGHARTA、4月に全国ツアーを行った後に一時的に活動を停止します。次に活動が始まるのは1997年4月頃。ご存知「ILE AIYE~WAになっておどろう」のシングル発売です。
しかし、その活動停止の間、あまり知られていないようですが、AGHARTA名義で唯一他のミュージシャンのアルバムに参加した曲があります。これがJIMSAKUの「DISPENSATION」収録の「渋谷PILON」。本来このBLOGはFUSION系をメインにしていますので、JIMSAKUをご存知の方は多かろうとは思いますが、角松敏生プロデュース、もちろんIDEAKレーベルからリリースのこのアルバムは賛否両論、というより純粋なJIMSAKUファンの中ではアレルギー反応を示す人の方が多かったんじゃないかと思います。あまりに神保彰と櫻井哲夫と角松敏生の組み合わせはぶっ飛んでましたからね。

とはいえ小生、JIMSAKUのアルバムでは、というよりJIMSAKUというカテゴリーを超えて名作だと思っとります。そのあたりは次回以降に書いていくことにして、今回はとにかく「渋谷PILON」。

「渋谷PILON」 WORDS BY TARO OSHAMANBE MUSIC BY AKIRA JIMBO
ARRANGED BY MICHIAKI TANAKA & TOSHIKI KADOMATSU FEATURING AGHARTA
TOSHIKI KADOMATSU(keys.vo)AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)
MICHIAKI TANAKA(perc.keys)KOSMAS KAPITZA/YOICHI OKABE(perc)
SHOJI HARUNA(sax)YOSHIHIRO TOMONARI(p)YOSHIYUKI ASANO(g)
HIROSHI YAMADA(computer manipulation)KEIKO ITO/AGHARTA(vo)

JIMSAKUの曲であることからもちろん中村キタローと沼澤尚は参加せず。(バックで大騒ぎしている中には入っているかもしれませんが)また、角松氏はAGHARTAでは長万部太郎という名前で徹底しているはずが、この曲のクレジットではそれがごちゃ混ぜになっているところが、角松氏の性格を表しているようでなんか笑えます。

そもそもラテンフュージョンを標榜するJIMSAKUとしてはAGHARTAと共通するところがあるのでしょうか。神保氏の曲であるのにもかかわらず見事AGHARTAにハマってます。(ていうか毒されたのかも?)また、神保氏独特ののスネアロールとティンバレスを中心にしたラテンドラミングも聴き応えたっぷり。
もちろんAGHARTAらしさも大爆発!メンバーみんなでシャントするスタイルはAGHARTAそのものですし、ギャグ混じりの歌詞、そして時折入るギャグ台詞もキレまくってます。
サビの歌詞は「びんぼう びんぼう心がみな びんぼう びんぼう~」という内容なんですけどこれが終盤にきて突然「JIMBO JIMBO 太鼓が凄いぞ」となったと思ったら
「ジ ジンボ! ジ ジンボ!はいどうぞ!」の掛け声とともに神保彰のドラムソロが炸裂。「キタキタキタ~ うんめぇ~」の掛け声とともにソロが締まるというおふざけもあって、エンディングはバックでAGHARTAメンバーがお祭り騒ぎ。とにかく明るくて脳天気で馬鹿丸出しだけど楽しくて素敵な曲です。元々JIMSAKUのご両人、ライブに行った人はモチロンご存知でしょうが、ギャグでもかまそうものなら凍えまくるクソ真面目な人たち。このギャップがAGHARTAとの共演を更に引き立てているんでしょうね。

AGHARTA、ひいては角松敏生とJIMSAKUではファン層が全然違うでしょうけど、もちろん両方のファンにも聴いてもらいたい、更には音楽好きなら是非とも聴いてもらいたい1曲です。
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AGHARTA ア・ガ・ル・タ

2005-09-18 01:22:33 | Weblog
インディーズレーベルから2枚のCDをリリースしたのが1995年。そして1996年1月に角松敏生の主催するレーベルIDEAK(BMGビクター)が立ち上がります。
そこで...このAGHARTAもこのIDEAKよりメジャーデビューに至ります。それじゃインディーズレーベルからのリリースは何だったんだ?という疑問はさておき、リリースされたのがリリース済の2枚のCDを1枚にまとめたアルバム「AGHARTA ア・ガ・ル・タ」。1996年1月でした。
この時点でも"一応"覆面バンドというスタンスはとってるんですけど、しっかり「PRODUCED BY TOSHIKI KADOMATSU」となってますし、曲ごとのクレジットにも作曲者名で長万部太郎他の名前も載ってます。もちろん氏名は明かさず001~008という番号呼ばわりではありますが、メンバーそれぞれの顔写真も掲載されてますから、見りゃ誰がやってるかは一目瞭然なんですけどね。こういうわかりきったことを平気でやるのが角松敏生のおふざけセンスなんでしょう。
ということでメンバーは...
001~TARO OSYAMANBE 長万部太郎(vo.g.keys)
002~KITARO NAKAMURA 中村キタロー(b.vo.keys)
003~YOSHIYUKI ASANO 浅野祥之(g.vo)
004~YOSHIHIRO TOMONARI 友成好宏(keys.vo)
005~SHOJI HARUNA 春名正治(sax.perc.vo)
006~MICHIAKI TANAKA 田中倫明(perc.vo)
007~TAKASHI NUMAZAWA 沼澤尚(ds.vo)
008~HIROSHI YAMADA 山田洋(computer manipulator.vo)
AGHARTA PERCUSSION TEAM
009~YOICHI OKABE 010~RYO WATANABE 011~KOSMAS KAPITZA

ちなみにこのアルバム、インディーズリリース分に2曲が追加されてます。
1.BODHI SAMBA~君は僕の観音サンバ~(I)
2.ボーケン天国(I)
3.AGHARTAへの道(新曲)
キタロー氏のぶっといチョッパーベースから始まり、角松節のギターが唸るカッコいいインストです。
おふざけ、というか子供向きの大騒ぎ曲から、こんなアダルトな雰囲気漂う渋いフュージョンミュージッグで、こういう音楽的キャパの広さがAGHARTAの魅力です。
4.朝返り(II)
5.夏のマダム(II)
6.花いちもんめ(I)
7.ケツァルコアトルの夜(II)
8.総武TRAIN(I)
9.ザ・バンドマン(I)
10.NIGHT STRANGER(I)
11.飛行機雲~LUA SOBERANA~(II)
12.エアポート(新曲)
RAJIE(どうも高橋ユキヒロがプロデュースした女性ボーカリストらしい)の1977年のデビューアルバムからのカバー曲。何でまたこの曲をカバーしたのかはわかりませんが、女性向けのバラード曲を切々と歌い上げるのはまさに角松敏生ワールド...AGHARTAとしてみれば異色の曲ですね。次の曲との落差がついて面白いから入れたんかいな。
13.ボーケン天国 EXTENDED MIX(II)

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AGHARTA II

2005-09-17 00:18:14 | Weblog
AGHARTAとしてインディーズレーベルからリリースされたもう一枚のCDが「AGHARTA II」です。
Iと同じく6曲収録ですが、2曲はI収録曲のEXTENDED MIX。実質4曲ですね。

1.飛行機雲~LUA SOBERANA~
ブラジル音楽といえば...IVAN LINS!ブラジル音楽を語るに欠かせない人です。私個人的にはこの人にはどうもラテンフレーバーをあまり感じないんで、何故ここまでブラジル音楽のスーパースターと言われるのかよくわかりません...。
で、この曲はIVAN LINSの曲で、SERGIO MENDESのレパートリーでもあります。
やっぱりラテンというより、普通にいい音楽ですね。

2.朝返り
「朝帰り」じゃないとこがミソなんですかね。歌詞はもろに「朝帰り」をイメージしていて、グッタリとしただる~い曲調にそれこそ退廃的な歌詞を乗せてみんなで力なく歌うというバラードなんです。
ところでこの曲、長万部太郎と浅野祥之の共作とのクレジットになっていますが、どう聴いても、これまたIVAN LINSの「AI AI AI AI AI」(アルバム「AWA YIO」収録)という曲にそっくりです...、というより全くそのものです。おまけに「朝返り」にもしっかり「アイアイアイアイ~」ってフレーズも入ってますしね。(場所が微妙に違うのは敢えて変えた?)
前曲ではちゃんと作曲IVAN LINSとなっているのに、この曲はクレジット上は完全にパクりです。理由は全くわかりません。謎です。
ちなみにIVAN LINSの「AI~」のクレジット見てたらベースがTONY LEVINでした。
TONY LEVIN といえばKING CRIMSONのスーパープログレスティックベースをどうしても連想してしまうもので、あまりのIVAN LINSとのキャラの違いにびっくりくりくりです。

3.夏のマダム
これ聴いてたらなんかエマニエル夫人、もしくはMバタフライのJOHN LOANを連想してしもうた。
「朝返り」同様気だるい系のアダルトチックなバラードです。

4.ケツァルコアトルの夜
ピアノをフィーチャーした神秘的なインストバラードです。サビの盛り上がりが印象的です。

5.花いちもんめ EXTENDED MIX
6.ボーケン天国 EXTENDED MIX
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