TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

THE MINT SESSION/CASIOPEA WITH JIMSAKU

2006-05-31 01:37:53 | J-FUSION
JIMSAKUネタ番外編、DVD作品「THE MINT SESSION」CASIOPEA WITH TETSUO SAKURAI/AKIRA JIMBOです。

これは1996~1997年頃だったと思いますが、パーフェクTVの番組「MINT CLUB」にCASIOPEAがゲストとして参加したものがDVD化されたものです。
そもそもこの番組ではJIMSAKUのお二人がホスト&ハウスバンドとして出演していて、多彩なゲストとセッションを繰り広げていたんですね。
当時はそんな番組があったというのは知ってはいたものの、そう簡単にCS放送を見られる時期でもなかったもので、見たくても見ることはかなわず、完全スルーだったものです。
でもこうして、DVDとして見ることができるのはありがたいですね。

で、何故この番組、しかもCASIOPEAがゲストだった放送がDVD化されたのか、ということですが...演奏そのものはCASIOPEA WITH 神保彰になってからのもので、7曲演奏されています。櫻井さんは数曲だけちょろっと参加しているだけですね。こう言っちゃなんですが、CASIOPEAのライブとしては量的にも物足りない内容。しかも櫻井さんの参加の仕方がヘン。はっきり言って完全に浮いてます。セッションプレーヤーとしての櫻井さんのセンスのなさ、みたいなものが露呈してしまっているようで、むしろ痛い演奏なのかも知れません。

そこで、収録時間の半分以上を占めるのがCASIOPEAとJIMSAKUのトーク。これが興味深い。のっけから司会者が「触れたくない過去には触れないように気をつけて...」と前置きしてますが、一応既に和解している両者、ほのぼのとしたトークが繰り広げられます。神保さんですら話に参加できない、まさにCASIOPEA結成前後の話、ナルチョとの出会い(デビューしたてのCASIOPEAをライブハウスのセッションにナルチョが誘ったことを、メンバー全員覚えてなかった、なんてのも笑えました)とかね、生きたCASIOPEAの歴史が詰まったトーク満載です。ナルチョが野呂氏からCASIOPEA加入の誘いがあったことを櫻井さんに相談したというようなエピソードもあったりして、とにかくこれらの貴重なトークを残したいがためにリリースされたんじゃないか、というようなDVDです。

この番組の収録は1997年8月ということです。既にJIMSAKUの活動が行き詰っていた時期であり、むしろJIMSAKU二人の間の空気の方が微妙だったかも知れません。櫻井さんばっかり喋っていて、神保さんほとんど黙ってましたしね。反対に、CASIOPEAで活き活きと演奏する神保さんに対し、本人も「この番組でこれほど演奏しないで見ていたの初めてだ...」と言っているほど存在が薄くなってしまった櫻井さん。「これだけ長い間、バンドとしての音をキチッと出し続けられるCASIOPEAって凄い」というような櫻井さんの言葉は、CASIOPEAとのセッションに入り込もうにも入り込めずに浮いてしまった寂しさを表現しているのかも知れません。

そんなところから、このビデオはライブビデオ、というよりもCASIOPEAとJIMSAKUの別れ道、そして今後を占うドキュメンタリー、という位置付けで見るほうが正しいのかも。
CASIOPEAというバンドを知識として知る上では必見のDVDだと思います。
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MEGA db/JIMSAKU

2006-05-29 00:42:01 | J-FUSION
「MEGA db」JIMSAKUとして最後のアルバムです。1997年12月リリース。前作が角松敏生のIDEAKレーベルからでしたが、本作はどういうわけかFUN HOUSEからのリリースとなります。

前作が角松敏生プロデュースによる歌モノアルバムでしたが、もちろんそれが次のアルバムも同じコンセプトで続く訳もなかろうと誰もが思ってたと思います。ある意味「DISPENSATION」をリリースした時点でJIMSAKUの終わりは見えていたと言ってもおかしくはない、そんな中でリリースされたこのアルバム、歌モノに走るよりも更に過激とも言えるイメチェンを果たします。全くラテンフュージョンの人間臭さとは対等にあるようなデジタルでエレクトリックな硬質なドラムンベースのビート。アルバム紹介のコピーに「デジタル・フュージョン創生!フュージョンの今後の指針を世に問うた、衝撃の問題作!」なんて書いてましたが、ま、いろんな意味で嘘になってないですね。かなり実験的要素の濃いアルバムです。

とどのつまりが、JIMSAKU100%の最終形ということなんでしょうか。前半の4曲は櫻井哲夫SIDEとでもいいましょうか、櫻井氏の曲をドラム、ベース、そしてゲストの塩谷哲が2曲でエレピを弾く以外は、全て打ち込みによる演奏になってます。(神崎マキ~MICKEY-Tが3曲目で歌ってますが)
そして後半4曲は神保彰SIDE。「NO SEQUENCER ON THESE TRACKS」と注意書きしているように、神保さんのDTXを多用した多重録音に、櫻井さんがまるでおまけみたいに乗っかったような作りになってます。

そんなところからも二人の方向性の違いがあからさまになってきた、ということがはっきり認識できます。その後の櫻井さんのヘビメタオヤジ的ファッションに見られるようなハードロックな方向性が前半の破壊的な曲調に表れてますし、後半はいわば神保さんのワンマンオーケストラそのもの。アルバムの中で半分づつ好きなことやって、それをお互いがサポートしてるだけ、という感じですね。

そんなところで非常にマニアックなこのアルバム、果たしてJIMSAKUファンに受け入れられたんでしょうか。(少なくとも神保さんのワンマンオーケストラファンには貴重な音源かも知れませんが)小生決してこういうのも嫌いではないんですが、初めてこのアルバムを手にして、聴き終わった時「JIMSAKUは終わったな~」という虚脱感に襲われたのを今でも覚えています。

JIMSAKUを知る人にはご承知の通り、このアルバムリリースの翌月、1998年初頭に、JIMSAKUとしての活動を停止したのでありました。

アルバムのライナーに寄せた沼澤尚の言葉
「弾き倒して、叩き倒す。日本が全世界に誇るJIMSAKUの真の姿です。もうどうすることもできません。」
言い得て妙なこのコメント。お言葉通りホントにJIMSAKUはどうすることもできなくなっちゃったんですな。

MEGA db/JIMSAKU
TETSUO SAKURAI(b,Programming)AKIRA JIMBO(ds,DTX)MASATAKE OSATO(Programming)
SATORU SHIONOYA(p)MAKI KANZAKI(vo)
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今日の2枚

2006-05-28 00:42:40 | TOTO&FUSION
今日というか実際届いたのは昨日なんだけど、購入したCD2枚について。

1.TWO OF US/JOSEPH WILLIAMS
JOSEPH WILLIAMSの新作(というか録音は2004年だったようですが)第一弾、「TWO OF US」です。シンプルシンプル!JIM COXの弾くピアノでJOSEPHが半ばスタンダードと化したバラードナンバーを滔滔と歌うだけです。
JOEY CARBONEプロデュースで、ホリプロ関連会社よりのリリースということですから、WEST COAST ALL STARS一連のシリーズという捉え方もできますね。
本来小生ピアノとボーカルだけのアルバムなんて何の興味も持たないはずなんですが、やっぱりJOSEPHだけは別!(JASON SCHEFFもね!)何か好きなんですよね、JOSEPHの声って。だからと言ってTOTOはJOSEPHがベストメンバーだったなんて言うつもりはないですけど...。
5曲目ELTON JOHNの「YOUR SONG」、一瞬本人が歌ってるんかと思いました。JOSEPHの低音ってELTONに似てるのかな~。

2.DISTRACTIONS/THE RH FACTOR
若手JAZZトランペッターとしてHERBIE HANCOCK、MICHAEL BRECKERとのユニット活動などで知られる、ROY HARGROVEのソウル・ファンクユニット、「THE RH FACTOR」の最新アルバムです。このアルバムのリリースと同日にクインテットのもろJAZZなアルバムもリリースするという、HERBIE HANCOCK張りの活躍のROY HARGROVE、TOTO「FALLING IN BETWEEN」の日本盤ボーナストラック「THE REEFERMAN」でトランペットを吹いてるお方であります。BOZ SCAGGSのアルバム「DIG」にも参加しているところを見ると、DAVID PAICHが連れてきたんでしょうか。
このアルバムを聴いてると、勝田一樹のユニット、JAFROSAXを思い出します。JAFROSAXならぬJAFROPETでしょうか。もちろんJAFROSAXのように打ち込み&DJベースの音楽ではなく、あくまでも人間によるグルーヴなんですけど、そのあたりはINCOGNITOに通じる雰囲気もあります。面白いのが、ほとんどの曲がツインドラムで録音されていること。普通にリズム刻んでそれを左右に振ってるだけなんで、ツインでわざわざやらなならんようなドラミングなんかいな?と思いつつも、これがまた独特の音の拡がりを感じるんですね。こんな細かいところにもROY HARGROVE本人の拘りを感じます。
全12曲で総収録時間は38分そこそこ、今時にしては珍しいくらい短いフルアルバムです。
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DISPENSATION/JIMSAKU(神櫻)

2006-05-26 01:04:42 | J-FUSION
JIMSAKUネタ、更に続いて次なるご紹介は「DISPENSATION」1996年11月リリースでした。

ここで一気にイメチェンを図ります。今までのJIMSAKUバンドのメンバーは一切参加せず、なんと!角松敏生プロデュースにより、角松組のプレーヤーで固められた作品になりました。
もちろん、ご存知の通りこのアルバムのコンセプトは歌モノ。ラテンフュージョンバンドとしての存在は一体どこへやら。「45℃」から「BRAZE OF PASSION」まで、気の合った仲間達とラテンをベースにしたフュージョンサウンドをお届けしていたJIMSAKUですが、ここで勝負に出たんでしょうか、全く別のバンドスタイルになってしまいました。

とはいえ、JIMSAKU100%デュオ曲が5曲も収録、AGHARTAとの共演、そして更には日本のドラマー人気を神保彰と二分する沼澤尚とのツインドラムなど、話題には事欠かぬ傑作といえます。賛否両論分かれたこの作品ですが、小生的には「賛」でしたね。

東京ではボーカリストの伊東恵子も含め角松敏生とその仲間達を引き連れてライブをやったそうですから、JIM-TAKE-SAKUのブルーノート公演はともかく、こっちの方に行きたかったな~。

この作品については、以前AGHARTAネタを書いていた時期に取り上げてましたんで、こちらの下半分くらいを参照ください。

話は変わりますが、先日子供を連れてサンリオピューロランドに行ってまいりやした。3歳の娘は大喜びかと思いきや、内部装飾のおどろおどろしさに悲鳴を上げながら泣きまくっておりました。何しに行ったのかわかりませぬ...。
何でこんなこと書くのかといいますと、そう、「ILLUMINANT」です。キティちゃんとかのキャラクターが大挙して出演のピューロランドの看板パレードショーです。もちろん音楽はAGHARTA。AGHARTAのラストナンバー、というか活動停止後だったのにもかかわらずこれだけシングルとしてリリースされたものです。(詳細はまたまたこちら)
もう5年近くやってるんですね。ショップにはちゃんとCDも置いてありましたから、息の長いヒット曲?になっているんでしょうか。

DISPENSATION/JIMSAKU
KEIKO ITO(vo)TOSHIKI KADOMATSU(vo.g.keys)
AKIRA JIMBO/TAKASHI NUMAZAWA(ds)TETSUO SAKURAI(b)
YOSHIYUKI ASANO/HIDETOSHI SUZUKI/TSUYOSHI KON/ISAMU OHASHI~(この人だけJIM-TAKE-SAKU絡み?)(g)
MICHIAKI TANAKA/YOSHIHIRO TOMONARI/SATORU SHIONOYA/HIROSHI YAMADA(keys)MICHIAKI TANAKA/KOSMAS KAPITZA/YOICHI OKABE(perc)
KAZUKI KATSUTA~(今回は主役で登場)/SHOJI HARUNA/OSAMU KOIKE(sax)
SHIN KAZUHARA/MASAHIRO KOBAYASHI/MASAHIKO SUGASAKA(tp,fh)YOICHI MURATA(tb)

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TRIX「ART」のカバーデザイン

2006-05-25 00:48:19 | J-FUSION
HMVのウィッシュリスト見てて気が付いたんですが、TRIXの新譜「ART」のカバーデザインアップデートされてました。

こちらをご参照下さい。(直リン失礼!)

ARTなだけに確かにARTっぽい?デザインですね~。万華鏡を覗いたら、メンバーの写真が中で踊ってるって感じでしょうか。
でもカッコイイ!というよりは少々キモい気もする...。

とはいえ実のところパっと見で真っ先に思い出したのが...CASIOPEA WORLD LIVE'88でしたとさ。
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JIM-TAKE-SAKU

2006-05-24 00:56:15 | J-FUSION
JIMSAKUネタ、続きましてはJIM-TAKE-SAKUです。

あれは確か1995年8月、大阪BLUENOTEでした。
「BRAZE OF PASSION」リリース直後とはいえ、JIMSAKU WITH 伊東たけしでブルーノートツアーをやってたんですね。小生正直言って、パーマネントなJIMSAKUバンドの方が聴きたかったんですが、当時住んでいた関西方面ではライブがなかったんじゃないかな~。以前に書きましたが、直前に大阪転勤となってしまい、「VIVA!」収録ライブに行損ねた訳ですが、結局関西でその後ライブをやっているという情報もなく、(当時はインターネットもなかったですからね、今みたいにツアースケジュールなんて簡単に調べられませんでしたから。よほどこまめにいろんなものをチェックしてないと、なかなか追いつけなかったものです。)JIM-TAKE-SAKUとして大阪BLUENOTEに出演、という車内吊り広告を見たときは、あれ~JIMSAKUバンドとしての活動はやめちゃったんだ~なんて思ったものです。(実際はそうでもなかったようですけど)
そんな訳で、半分無念の意を持ちながらも大阪BLUENOTEへ。メンバーは神保彰、櫻井哲夫に伊東たけし、サポートはギターに大橋勇、キーボードが加藤一弘というメンツでした。
EW&Fの「SEPTEMBER」で盛り上がったとか、小生の真横で櫻井さんがベースソロをやってくれたとか、大橋勇がステージ上で煙草吸ってたとか、(当日は禁煙で灰皿撤去されてた気がする)加藤一弘のオルガンソロがむちゃすごかった、というのが今思い出せる印象で、実際あんまりよく覚えてないところが情けない。でも伊東たけしの曲なんて申し訳ないが全然知らなかったしね、仕方ないかな。

やっぱりJIMSAKUバンドのメンバーで、JIMSAKUの曲で盛り上がりたかったな~ってのが正直なところです。あ、もちろんJIMSAKU100%のデュオ曲は凄かったですけどね。
まあそんな予感もあたらずとも遠からず、「BRAZE OF PASSION」を最後に、森村献、吉弘千鶴子、中井一朗、武藤良明のJIMSAKUバンドでのレコーディングは打ち止めとなったのでありました。

ところで、加藤一弘さんって、吉弘さんと一緒でゴスペルとかの宗教音楽方面に行ってしまったようで、最近はフュージョン界で名前を聞くことがなくなってしまいました。オルガンって宗教音楽に端を発しているせいか、オルガン奏者の人はゴスペル方面に向かう傾向があるんですかね。

JIM-TAKE-SAKU@BLUENOTE OSAKA
AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)TAKESHI ITO(sax)ISAMU OHASHI(g)KAZUHIRO KATO(keys)
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BLAZE OF PASSION/JIMSAKU

2006-05-23 00:53:53 | J-FUSION
JIMSAKUネタを続けます。
今回ご紹介するは「BLAZE OF PASSION」。1995年7月リリース。

ラテンフュージョンというジャンルから一歩足を踏み出したというような、挑戦的な作品とでも言いましょうか。どうも騒々しい印象が残るアルバムです。もちろん騒々しいといってもやかましい、ということじゃなくて神保さんのドラミングがやけにハード、といった感じですけど。

1.AWAKENING
ストリングスを効果的にちりばめて、武藤良明のギターが唸る緊張感溢れる曲です。神保さんのっけから叩きまくってますねぇ。
2.BRAIN BUSTER
リズムループとホーンセクション、ベースリフをバックにギター、ドラム、そしてめっちゃ歪ませたバイオリンが暴れまくります。神保さん最初から最後までドラムソロをやってるような状態。そんな暴徒化した状態にもかかわらず、サビのユニゾンが美しいのはなぜ?ギターは鳥山雄司。
3.I FEEL YOU IN MY HEART
吉弘千鶴子のハープシコードをバックにフレットレスベースが唄います。ストリングス音がやけに仰々しい曲。ちと聴いてて恥ずかしくなる、そんな臆面の無さが売りですね~。
4.261 BROADWAY
またまた登場!伊東たけしです。この曲への参加がJIM-TAKE-SAKUに繋がっていったんでしょうかね~。曲は至ってポップなラテンフュージョンサウンド。サックスのエコーのかかり方が微妙な雰囲気。
5.BLAZE OF PASSION
ゲスト参加チューン第二弾は野呂一生と元JIMSAKU?の是方博邦の登場です。安藤まさひろが加わったらOTTOTTRIOの出来上がりなんですけどね、バッキングは武藤氏がやってます。曲は結構派手でヘビーなフュージョンサウンド。是ちゃんと野呂さんのギターバトルが微笑ましいです。お二人のギタースタイルの違いがよ~くわかって興味深い。
6.PRIMROSE
派手~な曲の後はお口直しとでもいいましょうか、フュージョンというよりクラシックテイストの溢れるちょっと気の抜けた感じの静かな曲です。主旋を奏でるベースはアップライトエレキベース。
7.SANGRIA
このアルバム唯一といったところでしょうか、めっちゃほのぼのとしたラテンなナンバーです。神保さんの曲の割には櫻井さんのピッコロベースを大フィーチャー。
8.MEGATON PUNCH
JIMSAKU100%によるナンバー。分かりやすいタイトルです。文字通りメガトンパンチな重々しい櫻井さんのチョッパーが見事。神保さんのカウベル使いとドラムセットとのコンビネーションはホント唯一無二の素晴らしさ、圧倒されます。
9.CAT WOMAN
吉弘千鶴子のRHODESがタイトル通りの妖しさです。ドラムとベースの音も篭った感じに加工されていて、アシッドな雰囲気バリバリ。森村献のパーカッシブなHAMMONDもいい味出してます。吉弘さんのソロアルバムに入っていてもおかしくなさそうな、JIMSAKUというより吉弘テイスト一杯な曲です。
10.BASH
最後もこれまた騒々しくていらちな曲です。バックではパーカッションがひたすらドカドカ鳴っている前で神保さんが叩きまくります。メロはギンギンに歪ませたギターとベースのユニゾン。正直言ってヘンな曲ですね。面白いけど。

BLAZE OF PASSION / JIMSAKU
AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)YOSHIAKI MUTO/YUJI TORIYAMA/ISSEI NORO/HIROKUNI KOREKATA(g)KEN MORIMURA/CHIZUKO YOSHIHIRO(keys)ICHIRO NAKAI(violin)MAKOTO KIMURA/MICHIAKI TANAKA(perc)YOSHINARI TAKEGAMI/YOSHITAKA KURATOMI/TAKESHI ITO(sax)SHIRO SASAKI/FUTOSHI KOBAYASHI(tp)SATOSHI SANO(tb)
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NAVEL/JIMSAKU

2006-05-21 01:31:43 | J-FUSION
既に忘れ去られようとしてましたが、久々にJIMSAKUネタの続き。
ということで、今回は7枚目のアルバム「NAVEL」1994年リリースです。

このアルバムでの変化といえば、メインのギタリストが是方博邦から武藤良明に交代したことでしょう。そういやそのころ「タモリの音楽は世界だ!」で結成されたKORE-CHANzなんてのもありましたから、是さんそっちの方で忙しくなっちゃったんでしょうか。
また、武藤氏は新進気鋭?のギタリストということで、名も無い新人という立場だったようです。今ではいろんなアーティストへの曲提供とか、プロデュースにドラマの音楽担当など、幅広いご活躍。売れっ子と言ってもいいくらいみたいですね~、何よりです。
それとも一つ、今思えば、ってことなんですけどこのアルバムには勝田一樹が参加してはります。当時は小生も全く名前を知らず、誰やこれ?と思ってましたが、今や言わずもがな。このアルバムでもやっぱりそんな扱いで、あくまでもホーンセクションの一員という立場でしかなく、サックスソロで勝田節を味わえるということでもありませんけどね。

ということでかいつまんで曲をご紹介します。
1.NAVEL OF THE EARTH
神保さんのツーバストリプルストロークで始まる、ほのぼのとした曲です。武藤さんのギターも是さんと違ってかなり歪んだ音ですね。主旋は神保さんの奏でるZAMPONAです。何でもそのまま吹くことが難しくて、1音づつ飛ばして録音し、飛ばした音をまた録音したというようなことをどっかで読んだような気がします。それで左右に音が振れているのかも。
2.SHINKIRO
アコギの音かと思ったら櫻井さんのピッコロベースがメイン。中井一朗のバイオリンとのユニゾンが美しい。
3.BIG MAN
JIMSAKU100%によるナンバー。文字通り巨人がのっしのっしと歩いて来るような威圧感のある重々しいドラミングです。
4.ALISA
NATHAN EAST張りの櫻井さんのベースラインをなぞるボーカル(っていうかハミング?)が聴けます。櫻井さん本人はこの曲がお好きなようで、ソロアルバムでもセルフカバーしてますね。
5.RENDEVOUS
森村献と吉弘千鶴子のピアノ合戦?をフィーチャーした都会的な緊張感溢れる粋なフュージョンナンバー。サビの部分のベースラインが好きです。いい曲です。
6.PEA CAN ZOUK
中井さんのバイオリンとホーンセクションをフィーチャーしたハイテンポなレゲエナンバーです。途中何回かメンバー皆さんによる「ヘイ!」なんて掛け声が入ります。...神保さんのドラムテクの枝川氏も入ってんだ~。
7.CRESCENT JAM
タイトル通りジャムっぽい雰囲気で始まります。珍しくドラム・ベース・ギター・ピアノによる4ピーススタイルですね。一発録りなのかどうかはわかりませんが、そんな雰囲気は充分味わえます。やっぱ録音したスタジオがCRESCENT STUDIOだからそんなタイトルになったんでしょうかね。
8.GURU GURU LABYRINTH
JIMSAKU100%チューンの2曲目。神保さんの左足クラーベとカウベルのコンビネーションに言うことなし! リズムの取り方も実に難しい。
9.DAWN VOYAGE
アルバム「100%」に入っててもおかしくなさそうな曲。ドラムはトリガーシステムで全てエレクトリック音源。シンセのバッキングもトリガーで入れてるんかな。とはいえ今ひとつ意図がよくわからない曲です。
10.TOKYO TOWER OF POWER
タイトル通りTOWER OF POWERを意識したようなホーンセクションがかっこいい。櫻井さんのベースラインももしかしてROCCOを意識してるんかな。吉弘さんのアコーディオンが主旋で森村さんがハモンドでバッキング。とっても渋いいい曲です。5曲目のRENDEVOUSに通じるコンセプトの都会的な雰囲気を感じます。これら2曲は買いですよ。

NAVEL/JIMSAKU
AKIRA JIMBO(ds)TETSUO SAKURAI(b)YOSHIAKI MUTO(g)KEN MORIMURA/CHIZUKO YOSHIHIRO(keys)ICHIRO NAKAI(violin)KAZUKI KATSUTA/SHOJI HARUNA(sax)SHIRO SASAKI/MASANORI SUZUKI(tp)MAKOTO KIMURA/MICHIAKI TANAKA(perc)
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富山→苫小牧→目黒

2006-05-20 01:54:24 | J-FUSION
昨日STYXのこと書いたせいで、今日は一日中頭の中で「BOAT ON THE RIVER」がぐるぐる回っておりました。時々ありますよね~こういうこと。

ところで...
すとさんのHPが更新されたんで、スケジュールを見てたら、TRIXの「ART」発売記念ツアー7/16富山もみの木ハウスと7/18目黒BLUESALLEYの間の7/17になんと!KORENOSの苫小牧なんちゅうのが入っておりました。
すんげぇースケジュール。台風でも来てもうたら終いやな。
どうせなら7/17の休みの日にBLUESALLEYにしてくれたらいいのに~と思ってたけど、こんな予定が既に入っちゃってたんですね。(それとも空いてたから無理やり入れられてしまったとか!?)

今日はこんだけ。
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なんとなくSTYX

2006-05-19 00:45:57 | AORとか
JOSEPH WILLIAMSの新譜を注文しようかな~、とHMVのサイトでいろいろ見ていたら、何気にSTYXに目がとまりました。
STYX...好きでしたねぇ。80年代前半、それこそTOTO、JOURNEYあたりと肩を並べる活躍をしていたバンドでした。
DENNIS DE YOUNGのまるで科学者のようなインテリ風な見てくれに透き通るようなハイトーンボイス、TOMMY SHAWの体と似合わない骨太なロックスピリッツ、JAMES YOUNGのチューバッカのようなワイルドな風貌、CHUCK PANOZZOの持つアカデミックな雰囲気、JOHN PANOZZOのCHUCKと兄弟とは思えぬデカさとぶっといスティックで腕を使って叩くハードなドラミング、バランスが取れてるようで取れてないちょっとコミカルなメンバー構成、これがSTYXでした。
ピークはアルバム「COURNERSTONES」(1979)「PARADISE THEATRE」(1981)「KILROY WAS HERE~ミスター・ロボット」(1983)あたりでしたでしょうか。日本語歌詞が登場する有名な
「MR.ROBOT」に出てくる「~MADE IN JAPAN~~」なんて歌詞を聴くと、なんだか妙に日本という国を誇りに思えた、そんな時代だったですね。
来日公演もNHKで中継してましたよね。ライブ、コンサートというより演劇というかまさにショー的な要素を持ったコンサートでした。
それがDENNIS DE YOUNGのソロ活動(シングル「DESERT MOON」のPV、あれは感動モノでした)とTOMMY SHAWの脱退やらでいつの間にか消え去り、小生の頭からも忘れ去られた存在だったわけです。TOMMY SHAWが戻って再結成!というニュースも知ってはいましたが、DENNIS DE YOUNGがいなきゃSTYXじゃないわい、と気にも留めずに今日に至るんですが...今になってSTYXの足跡を調べてみたら結構いろいろあったんですね。
すっかりTOMMY SHAWのバンドになってしまい、てっきりDENNIS DE YOUNGは過去の人と思ってたんですが、脱退していなかったことを今更ながら知りました。(さすがに現在は脱退してますが)そしてドラマーのJOHN PANOZZOは再結成直後の'96年にお亡くなり。(アル中だったようで...)でもCHUCK PANOZZOとJAMES YOUNGは現役メンバーで続いていたんですね。TOTOやJOURNEYってやっぱり日本でも根強い人気がありますが、STYXって日本語使って日本に媚び?(というか今思えば皮肉っていたのかも)ていた割には人気がなかったようで、90年代以降あまり情報が入ることがなかったんですが...とはいえ文字通りアメリカンロックの雄として、むしろ本土では未だに高い人気を誇っているようですね。見直しました。

ウチにあるSTYXの作品は残念ながらビデオ「CAUGHT IN THE ACT」のみ。懐かしさに浸りながら久々に見るとしましょうか。(...でもこのビデオ微妙に音と映像がズレていて見てるとイライラするんだよな~)
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