TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

やっぱクリスマスですから...SANTAMENTAL...続き

2004-12-22 00:38:48 | TOTO&FUSION
STEVE LUKATHER & FRIENDS 「SANTAMENTAL」の続きです。

前回は5曲目までの紹介だったので、続いては6曲目「ANGELS WE HAVE HEARD ON HIGH」です。なんともほのぼのとしたいい曲です。あまりLUKATHERらしさを前面に出しているわけでもなく、原曲の持つ雰囲気をうまく表現しているインストです。
お次はこれも定番「WINTER WONDERLAND」です。これも3曲目「JINGLE BELLS」と同じような雰囲気を持つBIG BAND JAZZ風アレンジです。LUKATHERとEDGAR WINTERが二人で仲良く歌ってます。いかにもクリスマスっぽさを感じますね。企画モノならではの異色のチューンです。
そして8曲目「LOOK OUT FOR ANGELS」。これもオリジナル曲で、LUKATHERと高校時代からの悪友MICHAEL LANDAUとの共演です。インスト主体のこのアルバムではこのようなボーカルチューンがひときわカッコ良く感じられます。このサビの部分、時折頭ん中をグルグルして困ってしまうくらいキャッチーで緊張感のある名曲でしょう。4曲目「BROKEN HEART FOR CHRISTMAS」共々、私にとってのクリスマスソングとなりそうです。なんとなくクリスマスを楽しむ若いアベックを横目に見ながら一人で口づさんでしまうような...なんちって。
9曲目「SILENT NIGHT」。いやこれでもかというくらいベタなクリスマスソングをLUKATHERなりのアレンジで並べてくれていますが、この曲は見事にJAZZしてくれてます。アレンジもおやっと思うような音の重ね方をしていて、味のある仕上がりです。さすがLUKATHER、「SILENT NIGHT」といえどもひとひねりしてます。
そんでもって日本盤ボーナストラック「THE CHRISTMAS SONG」。LUKATHERがギター一本でジャジーに決めています。基本的なアレンジはLARRY CARLTONによるものでLUKATHER曰くはパクリだそうなんですが、こんなプレイをLUKATHERがする、というところが意外でもあり、さすがと唸らせてくれます。

LUKATHERはロックギタリストでもあり、JAZZ/FUSIONギタリストでもあり、そしてボーカリストでもありつつ、何といってもエンタティナーであることをこの1枚のアルバムだけで楽しめる、とってもお得な内容です。クリスマス時期だけでなく、いつでもLUKATHERのソロアルバムとして聞いていても全然おかしくありません。それにLUKATHERのソロアルバムでここまでJAZZっぽいものは今までありませんでしたし。TOTOファンならずも、JAZZ/FUSIONファンの方も絶対ハマるオススメの一枚です。

このアルバムの参加プレーヤーは
SAMMY DAVIS JR./SCOTT HAMILTON/BOB BABKO/BEN OSGOOD/EDGAR WINTER(vo)
EDWARD VAN HALEN/TREVOR LUKATHER/STEVE VAI/MICHAEL LANDAU(g)
JOHN PIERCE(b)JEFF BABKO(keys)GREGG BISSONETTE(ds)SIMON PHILLIPS/LENNY CASTRO(perc)
EDGAR WINTER/GEORGE SHELBY(sax)WALTER FOWLER(tp) でした!
コメント
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