TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

BAKED POTATO SUPER LIVE! 後半です

2004-12-25 23:50:21 | TOTO&FUSION
BAKED POTATO SUPER LIVE! 後半部分です。

5.GO(I DON'T KNOW)
この曲のタイトルは前回も書きましたが、前曲と入れ替わっていて、「I DON'T KNOW」が正しいようです。GREGのオルガンのイントロに続くJEFFのドラムの入り方が単純だけど渋いですね。ハイハットの音にJEFF特有のルーズさとオープン時のメリハリが感じられます。このアルバムはJEFFの音を本当によく捉えています。スネアのゴーストノーツ、バスドラの二つ打ちなど、JEFF研究にはもってこいの録音状態です。そして圧巻はPOPWELLのベースソロなんですが、申し訳ないがベースソロというよりそれに合わせるJEFFのドラムがまた素晴らしい。これまたどのようにやっているのかわからないような、超絶プレイを展開します。とにかくこのアルバム全体に言えることですが、JEFFのプレイがやたら派手です。

6.I'M HOME
LUKATHERのボリューム奏法が光るこの曲、あちこちで書かれてはいますが確かにLARRY CARLTONっぽいバラードです。これまたスローなバラードでもJEFFがいろいろ細工して叩いてますから聴いていて飽きません。曲におけるメリハリ付けにおいてメンバー4人の息の合い方はそれこそ一夜限りのセッションで実現できるものではないでしょう。

7.THE SPUD SHUFFLE
メンバー4人の共作による作品です。やっぱりLUKATHERがブリブリに引っ張ってアルバムの最後を盛り上げるに最高の曲です。GREGのバッキングのオルガンもノリノリですね。JEFFのドラムも曲のメリハリを付けるのに一役買っていて、特にLUKATHERのソロの終盤部分でのインタープレイは見事です。曲調はタイトル通りのシャッフルビートで、「GOODBYE ELENORE」のゴーストノーツによる擬似(?)バスドラ3連を彷彿させるJEFFのプレイがまた素晴らしい曲です。

なんかJEFFの素晴らしさばかりに目が行ってしまうのですが、やはり元々ライブ音源が少ないJEFFが、しかもオールインストでド派手に叩いているのは特筆すべきことです。そういった意味で、JEFFフリークの方には今更言うまでもないことですが、絶対聴いて欲しいアルバムです。そして、ロックインストゥルメンタル=FUSIONのファンの方も聴いて損はありません。絶対オススメです!
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BAKED POTATO SUPER LIVE! 前半

2004-12-25 02:36:20 | TOTO&FUSION
さてさてBAKED POTATO SUPER LIVE! 前半のご紹介です。

1.BOMP ME
いきなりLUKATHERのギターによる衝撃音で幕をあける、強烈なインパクトを持ったハードなロックインストナンバーで、このアルバムのまさに顔とも言える曲です。LUKATHERのアームを多用した若さあふれるソロもさることながら、GREG MATHIESONのオルガン・シンセの早弾きが唸ります。POPS POPWELLのベースも地味ながら跳ねまくっていて、そこにJEFFのバスドラダブルストロークが更にハードながらも軽いノリを作り出しています。これだけスピード感のある曲ながら重くないのは、この二人のリズムセクションのなせる技でしょう。

2.THANK YOU
GREGのオルガンが渋い、軽快な曲です。この曲の聴き所は何といってもJEFFの片手スネア6連プレイでしょう。一体どんな風に手首を動かしたらこんなプレイができちゃうんでしょう。こんなテクはTOTOでも聴けなかったと思います。

3.FIRST TIME AROUND
POPWELLの跳ねまくるチョッパーが印象的なロックテイストの曲で、LUKATHERのギターがフィーチュアされています。つんのめりそうになりながら正確にキープしているリズムの心地よさがなんとも言えません。聴いていると自然に体が動いてきます。にしてもPOPWELLのチョッパーってひっかかるような独特の音をしてますね。

4.I DON'T KNOW(GOE)
このオリジナル盤ではタイトルが「I DON'T KNOW」となっていますが、本当は「GOE」というのが正しいようです。この曲と次の「GO」という曲のタイトルがオリジナル盤では逆転していたんですねえ。これは後にご紹介するアルバムを聴いてわかったことなんですが。(COOL SOUNDからの再発盤ではそのように修正されています)そんなところも昔はおおらかだったんですね。これまたJEFFのテクニカルなプレイが堪能できます、というより、JEFFにばかり耳が行ってしまいます。非常にややこしいパターンをひたすら刻み続けていて、それにあわせるPOPWELLのベースもまた忙しい。「JAKE TO THE BONE」に近いリフなんですが、それにスネアの連打を絡めて更にややこしくしたパターンと思っていただければ。
コメント (3)
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