数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(212)  秘臭がこもったツナギ

2021-06-21 14:41:05 | 漫画のシナリオ
(212)秘臭がこもったツナギ

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である

登場人物

桧垣早苗(25)170㎝。清楚な美人でスタイル抜群の体育教師。長い髪をひっつめて束ねている。テコンドー二段。

N=ナレーション


   早苗を見て少し驚き、
修一「おやおや・・・」

修一「あの時プワゾンがほんのり香ったが、やっぱり女じゃったか」

早苗「ふー、暑い暑い」とすました顔でファスナーを下し乳房を露わにしたので修一が少し驚く。

早苗「やっぱりくそ暑い真夏にツナギは無理」とファスナーを一気に陰毛の上部が見えるとこまで降ろす。

注、ツナギの下は素っ裸。へそは縦長にめりこみ実に形が良い。

   尚もファスナーを下すと毛がひっかかり、
早苗「あっいたたた、毛が・・・」「どうにかして、ビラまで噛んじゃいそう」

修一「(驚き)ビラ?!・・・」

   少しつっかかるように、
早苗「ビラって言い方が悪かったらなんて言えばいいの?」

修一「(羞恥し)い、陰唇とかヴァギナ・・・」

   とぼけた顔で宙をみて考え、
修一「(羞恥し)または下の唇とか・・・」

早苗「まどろっこしい事言ってないで早くなんとかして、どんどんくい込んじゃう」

修一「おお、そりゃ大変」と屈んでファスナーを下してやる。

   修一の鼻が陰毛につかんばかり顔を近づけ懸命にファスナーを下してやる。

   膣からほんのり立ち昇ってくる香りを嗅ぎ、
修一(ツナギで蒸れまくっちょったけん、なかなかの匂いね・・・)

   恥じらって頬を染め、
早苗「・・・いま匂いを嗅いでる?」

修一「いえ、そんな事してません!」と赤面し必死に頭を振って否定する。

   残念そうに、
早苗「そう・・・ならいいの・・・」

   ファスナーを完全に下ろし、
修一「はい。もう大丈夫」

早苗「(頬を染め)ありがとう」

早苗「よいしょっと」とツナギを足首から脱ぐ。

   素っ裸で外通路に立った早苗と玄関内に立つ修一が無言で見つめあう。

早苗「中に入れてくれないんですか?」

   早苗の尻のアップに声、
  「住人に私の裸を見られてもいいの?」

修一「おお、気がつかんかった。どうぞ入ってくだされ」

   室内に向かう早苗の尻を頬を染めて見ながら、
修一(淫靡な匂いを嗅いで思考が停止しちょったわ・・・)

   綺麗な台所に感心し、
早苗「綺麗に片づいて一人暮らしの男の部屋とは思えない・・・」

修一「どんなに美人でも部屋を清潔にできない女は女として見れんわ」

   惚れ惚れ修一を見て頷き、
早苗「同感だわ」

   スピーカーから流れる音楽を聴いて、
早苗「おっシブイ!ジョンレノンのビー・マイ・ベイビーか。ロネッツのように華やかさはないけどなんか頭に残るアレンジよね」

早苗「私と好みがドンピシャ!」

   気がなさそうに、
修一「さよか」

   早苗、少しむっとする。

   早苗、突然ベッドにあお向けでジャンプする。

   大の字になって部屋の匂いを嗅ぎ、
早苗「・・・体臭が一切しない不思議な部屋・・・」

   腕を組み、無表情で早苗を見下し、
修一「体臭がせんように心がけちょるけんね。ところで・・・」

   修一の股間を見て驚き、
早苗「私の裸を見て勃たない男は初めてだわ・・・」

   むっとした顔で、
修一「俺は惚れた女でないと勃たんのじゃ」

   ズキューンと胸を刺されて感動し、
早苗(やっぱり思った通りの人だった・・・)

   ベッドから起き上がり、
早苗「わたし強い男が好きなの」

修一「あんたも充分強かろう」

   少しむっとし、
早苗「私の名前はあんたじゃなく早苗です」

   むっとし、
修一「めんどくさいヤツじゃのう。いね!」

   びくっとし、
早苗「ひえっ!」(怒らせちまった)

   ガバッと床に土下座し、
早苗「岩城さんを崇拝してるし大ファンなんです!」

早苗「試合のビデオ全部観てるしネットで調べまくって岩城さんの事はなんでも知ってます」

早苗「どうか愛人にして下さい」

   土下座した尻の下部に少し陰毛が見えてる艶かしい絵に早苗の声、
  「やりたい時は生理中でも拒みませんから」

   不可解そうに、
修一「なんで恋人でなく愛人なんじゃ?」

   不思議そうに顔を上げ、
早苗「昼間一緒にいた人が恋人でしょ?」

修一「あの人はなかよしクラブのメンバーで仕事の打ち合わせで会っただけじゃがね」

早苗「(ほっとし)なーんだ、早とちりして損しちゃったー」

早苗「って事は私が妻になる可能性もあるってことか・・・」と悦に入る。

   修一、呆れたように早苗を見る。

   天井のシーリングライトの絵。

注、ここから2人は床に立っている。

   綺麗に畳んだTシャツを手渡し、
修一「はい。目のやり場に困るけん」

   陰毛の下部が見えるブカブカのTシャツを着て無表情で修一の眼前に立ち、
早苗「・・・下は?」

修一「(少し頬を染め)無い・・・」

   羞恥にぽっと頬を染めて俯き、
早苗「・・・はい」

注、ここから修一は床に胡坐をかき、早苗は正坐している。

   早苗、ツナギを持って内ポケットを探る。

   取り出した封筒を修一に「はい」と手渡す。

修一「なに?」

早苗「私の履歴書。ここを突き止めた後、家に帰って書いてきました」

修一「なんのために?」

早苗「(恥じらい)手っ取り早く私の事を知ってほしかったから・・・」

修一「・・・」とまじまじ早苗を凝視。
   
   履歴書に目を通しながら感心し、
修一「ほおー、小学校の体育の先生なんじゃ。どおりでスタイルがええとおもたわ」

   早苗、照れてぽっと頬を染める。

修一「へー、テコンドー二段か、あの前蹴りも納得じゃわ」

修一「趣味は旋盤で武器を作ること、か」「あの銃も自作か?」

早苗「(頷き)命中精度は劣るけど至近距離からなら殺傷能力は充分だと自負してる」

   早苗を見直し、すごく優しい笑顔で、
修一「へー、器用なんじゃね」

   うっとり修一を見て、
早苗(なんて笑顔が素敵なひとなの・・・)

早苗「私を抱いた後、家に来て。そしたら私という人間が一瞬でわかるから」

修一「なんかしらんが、早苗に親近感を感じてきたわ」

早苗「(歓喜し)きゃっ!早苗って呼んでくれた。もっと呼んでみて」

   とぼけた表情で、
修一「早苗早苗早苗早苗」と連呼する修一の一物がググーと勃ったのを見て早苗が「おーっ」(私に惚れた証拠だ)と歓喜する。

修一「ツナギを嗅いでもええ?」

   ポッと頬を染め、
早苗「え!」(まさかそうくるとは・・・)

   恥らいながらツナギを手渡し、
早苗「いっぱい嗅いで・・・」

   ツナギの股部の内側をうっとり嗅ぎ、
修一「プワゾンの香りとマン臭が混ざって、何とも言えん淫靡な匂いじゃ・・・」

   尚も憑かれたように股部を嗅ぎ、
修一「マン汁が乾いて白くなったこの部位の匂いは絶品じゃわ・・・」N『肉感的な身体から放つ汗と香水と甘酸っぱい匂いを嗅いで脳がコロリと参ったーー』

   修一が嗅ぐ姿を見て身悶えするほど興奮し、
早苗(あうう・・・恥ずかしい匂いをこんなに露骨に嗅がれて失神しちゃいそう・・・)

   天井のシーリングライトの絵。

   床に無造作に置かれたツナギの絵に早苗の喘ぎ声、
  「はぁ、はぁ、修ちゃん・・・もっと突いて・・・ああ、気持ちいい・・・」

      つづく





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愛がイク(211)  発砲

2021-06-07 21:56:14 | 漫画のシナリオ
(211)発砲

四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である

登場人物

香山房江(40)170㎝。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。修一と深い仲になったのを機に離婚し今は独身。37話から登場。

ヤクザの組長と若頭(共に50)首まで入れ墨を入れた超悪相。

アベックの男女(共に25)

謎のライダー
黒の皮のツナギを着てシールドがミラー仕様のメットを被ってるので顔は分からない。

N=ナレーション


   口に銃身を突っ込まれて口を血まみれにして怯え、
組長「ぐえっ、あ、謝るからゆるじでぐださい・・・」

   アベックに振り向き、
男 「こう言ってるが、どうする?」

   アベックの男は怯えて何も言わぬが、女は毅然と顔を振り、
女 「私は許しません」

注、修一と房江は最後までリードに跨ったまま見物している。

   それを見て感心し、
修一「ほう、こういう場面では男より女の方が腹が据わるもんじゃのう」

女 「あちこちで因縁をつけて人を恐怖に陥れてるに違いないから絶対許さない」

   メグロの男、頷く。

   男、組長の膝に銃口を突きたてる。

組長「お、おい、やめ・・・」

組長、膝をズシュと打ち抜かれ「きええーっ」と絶叫。

   感心し、
修一「脅しと思ったら撃ちよったか・・・」

   組長、もう一方の膝もズシュと撃たれ、それを見て若頭が戦慄する。

   上半身を車内につっこんで若頭に、
男 「お前だけ無傷じゃ格好がつかないだろ?」

若頭「(狼狽し)い、いえ、そんな事は・・・」

   若頭、両の膝をズシュ、ズシュと打ち抜かれ「ぎええー」と絶叫する(この時、銃口の先のタオルが燃える)。

   男、車外に腕を出して火がついて燃えるタオルを悠然と振って消す。

   車内を覗いて悶絶する二人に、
男 「これで終わりだと思うか?」

   組長が、えっという顔をする横で、
若頭「(半泣きで)土下座でもなんでもしますからもう許してください」

男 「お前らの土下座なんか一文の値打ちもない」

   男、若頭の額に銃口を突きつける。

   カチッと撃鉄を起し、
男 「死ね」

   あわや撃ちかけた男の腕にすがり、
女 「まって下さいっ」

女 「この人達も後悔してるようだからもう許してあげて下さい」という女の腕を掴み、アベックの片割れの男が、
片割れ「なにも止めなくったって」

片割れ「捕まってもすぐ出て来るんだからいま始末してもらった方がいいじゃないか」

   愛想がつきたように片割れの手を振り払い、
女 「さっきまで震えて一言も抵抗できなかったくせに今さら何いってんのよ」

    男に、
女 「どうかお願いですから助けてあげてください」と懇願する。

   男、女を凝視する。

男 「本気で言ってるのか?」

男 「こんなクズ共を生かしといても害にこそなれ、なんの益にもならないぞ」

女 「本当にもう気がすみましたから。助けてあげてください」

男 「うむ・・・あんたがいいと言うんならいいが・・・」

   男が額から銃を引っ込めると涙ぐむ組長と若頭がほっとした顔をする。

   バイクに戻る男を見て、
房江「なんだか修ちゃんを見てるみたい・・・」

   バイクに跨ろうとした男が修一に気づく。

   男、時が止まったかのように修一を凝視。

   ミラー仕様のシールドに修一の顔が写ってる絵のアップ。

   男、狼狽したようにエンジンをかける。

   男、もう一度修一に振り向く。

   そして逃げるかのように走り去ってゆく。

   房江の肩を軽くぽんと叩き、
修一「正義を成したとはいえ発砲の証拠を残しちゃまずかろう?」

修一「周囲の防犯カメラのデーターを消すように命令してくれ」

房江「(頷き)はい」

房江「五キロ圏内の防犯カメラと全車のドラレコのデーターを消して」と命令する。

   房江のメットの耳部に「了解しました」と応答アリ。

   風防に様々な記号が目まぐるしく映し出される。

   メットの耳部から「全てのデーターを消去しました」と応答があり、房江が「ご苦労様」と返答する。

   無意識に房江の二の腕の内側を右手で摩りながら、向こうで追いすがる片割れの男の腕を女が怒って振り払ってるのを見て、
修一「あのアベックは破局じゃのう・・・」

修一「面白い余興じゃったが、さて昼飯を食いにゆくか」

房江「はい」

   アクセルを回し「プルン」とエンジンをかける房江の手のアップ。

   走行するリードを後方から描いた絵。

   修一が左手を房江の腹部に宛て、右手で房江の右手の二の腕の内側を触ってる絵のアップに会話、
  「さっきからそこを触ってるけどそんなに気持ちいい?」

  「うん。むちゃくちゃ気持ちいい」

房江「太腿とどっちが気持ちいいの?」

   嬉しそうに、
修一「太腿!」

   不思議そうに、
房江「同じ肌なのにどう違うの?」

修一「太腿の根本には気持ちいい物がついちょるが、腕のつけ根には裂け目がないけんね」

房江「(頬を染め)ふふ、そういう事か・・・」


   市街地の絵。

   建物の影に隠れるように男がメグロに跨ったまま停止している。

   眼前を走り去るリードを男が目で追う。

   リードの右ミラーに50m後方を追走してくるメグロが写ってる絵のアップ。

   ミラーを見てメグロに気づき、
房江「さっきのメグロがついてくるわ」

房江「修ちゃんをじっと見てたけど何か用があるのかしら?」

   意にも介さず、
修一「ほっちょけ。用がありゃ向こうから接触してこようで」

房江「はい」

   繁華街の絵。

   高級レストランの前にリードが停めてある。

   離れた所からメグロに跨ったまま男がレストランを見ている。


   夜。修一宅の外観。

   同、室内

   机上のJBLのスピーカーから♪が流れている絵。

注、裸にトランクス姿の修一が机の椅子に掛け、矢沢永吉の『成りあがり』を読んでいる。

   『成りあがり』の表紙のアップ。

   本を読みながらボロボロ涙を流し、
修一「うぐ・・・」

修一「歯が痛いのに治療費を工面できんこの場面・・・何回読み返しても泣いてしまうわ」と、むせび泣いてたら「ピンポーン」とチャイムが鳴る。

   手の甲で涙を拭いながら玄関の方を見て、
修一(房江か、三発じゃ足りず追加のおねだりですか?)

修一「はーい。いらっしゃ~い」と喜色満面でドアを開けたらメグロの男がメットを被ったまま立っていた。

修一「ほう」と不敵な表情で少し感心する。

   修一の無表情の顔が写ったシールドを凝視し、
修一「俺をつけて家を探し当てたか?」

   少し迷惑そうに、
修一「なんの用かねえ、いま読書中なんじゃが」

   男、無言でメットの顎紐をカチッと外す。

   メットを脱ぎながら頭を振って長い髪をフワリと降ろした美しい早苗の全身を大ゴマで描いた絵。

       つづく


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