数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(225)  老いらくの恋

2022-07-18 13:40:15 | 漫画のシナリオ
(225)老いらくの恋

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

校長(55)
165㎝。 白髪混じりの髪。穏やかで紳士然としている。

加藤しほり(45)
165㎝。上品でスタイルが良く美人度は中の上。


N=ナレーション



   校長宅の外観。

   同、整然と片付いたキッチン回りの絵にしほりの声、
  「じゃ、さっそく仕事に取り掛かりますね」

   しほり、トートバッグからエプロンを取り出す。

   立って向こうに向いてエプロンを着けるしほりのふくらはぎに見惚れ、
校長(なんとも肉感的なそそられるふくらはぎだな・・・)N『彼は脚フェチなのであるーー』

   エプロン姿のしほりが冷蔵庫の前で両手を合わせて指を組み、
しほり「さてと・・・」

   冷蔵庫を開け、
しほり「まずは有り合わせの材料でお昼をこしらえますね」

   眩しそうにしほりを見て、
校長「はい、お願いします」

   冷蔵庫から食材を取り出してるしほりの後ろ姿を惚れ惚れ見て、
校長(女性のエプロン姿っていいなあ、女を感じさせる一番のお洒落着じゃなかろうか・・・)

   校長宅をベランダの外からの視点で描いた絵。

   テーブルに向かい合って食事するしほりのスカートからのぞく太腿のアップ。

   2人、楽しそうに会話しながら食事をしている。

   流しの横の水切りカゴに洗った食器がきちんと置いてある絵。

   パソコンに向かう校長のこちら側でしほりが掃除機をかけている。

   尻をこちらに向けて懸命に床を雑巾で拭いてるしほりの尻のアップ。
 
   膝立ちして手の甲で額の汗を拭って、ため息をつくしほり。

   開け放した浴室兼洗面所の扉の絵。

   しほり、額に汗を浮かべてスカートをまくり、足を開き気味にして浴槽内に蹲踞し、浴槽の内側を磨いている。

   その丸見えになった股間のアップ。

   汗をかいた額を手の甲で拭いながら浴室から洗面所に出てくる。

   ふと洗濯カゴを見たらシャツが入ってるのに気づく。

   PC作業が終わり、椅子に掛けたまま伸びをする後ろ姿に、
校長「ふうーやれやれ、やっと完成した・・・」 

   座ったまま後ろに振り向き、
校長(あれ、しほりさんは?・・・)

   洗面所の方に向かう校長の後ろ姿。

   校長が洗面所を覗くと、しほりが、うっとりしたように校長のシャツを嗅いでるのを目撃して驚く。

   しほり、戸惑う校長と目が合って「はっ」と赤面する。

しほり「(頬を染めて羞恥し)・・・わたし・・・」

しほり「先生の香ばしい匂いがずっと好きだったんです・・・」

   校長、あ然。

しほり「(頬を染め)いつも気づかれないように先生の後ろでクンクンしてたんですよ」

   ぼう然としほりを見つめ、
校長(どうせ適わぬと、ひっそりと心の中で憧憬を抱いてたしほりさんがまさか・・・)

校長「しほりさん・・・」

   目を潤ませたしほりと校長が顔がつきそうな距離で見つめあう。

   うっとりしほりに見惚れ、
校長(吐く息までが芳しいひとだ・・・)

   校長がドキドキしながら、そっとキスすると、目を潤ませて、
しほり「こうなるのを何度夢にみたか・・・」

   頬を染め訴えるような熱い眼差しで、
しほり「いつか先生の介護がしたい・・・」

   校長、それを聞いて衝撃を受ける。

   キスしながらしほりは校長の背に両腕を回し、校長は左手で腰を抱きしめ、右手で尻を撫でる。

   尻を撫でる絵のアップに会話、
  「あの、触り方がイヤらしいですか?不快ならすぐやめますが・・・」

  「ちっとも・・・先生が思うままにしてください・・・」

   切羽詰った顔で、
校長「しほりさんを抱きたい・・・」

   しほり、驚いて頬を染める。

校長「けどうまくやれるか不安で・・・」

しほり「(目を潤ませ)私だって・・・」

しほり「長い事してないから不安で胸がドキドキしてます・・・」

   同、寝室

注、セミダブルのマットレスを直置きした六畳の寝室。校長は裸、しほりはまだブラと下着を着けている。

   ベッドの上で互いに上半身を起こしたまま抱き合ってキスし、
校長「もしうまくいかなかったら愛想をつかして二度と会いたくなくなるんじゃ?・・・」

   慈しむような眼差しで、
しほり「そんな心配しなくていいんですよ」

しほり「(頬を染め)私も入るように協力するから」

   慈愛に満ちた眼差しで見つめ、
しほり「それでもだめだったら出来るまで何度でも試せばいいだけの事」

   しほりの股間のアップに声、
  「とにかく今年中に出来ればいいやって、大らかな気持ちでいましょ。そう思ったら緊張しないでしょ?」

   しほりにうっとり見惚れ、
校長(なんて優しい心遣いが出来る人なんだ・・・)

   仰向けになった校長の足元に正坐してしほりがフェラしている。

   そのしほりの腰から太腿にかけてのアップ。

   校長が少し頭を起こしてしほりの下半身を見て瞠目してる絵にN『スレンダーなのに太腿と腰がみっしり張った肉感的な身体を見て下半身に甘美な痺れが走った・・・』

   額に少し汗を浮かべてフェラするしほりの顔のアップ。

   フェラしながら腰を崩して片方の手でパンツを脱ぎながら、
しほり「入るかも・・・」

   裸のしほりの上に校長がそっと重なる。

   しほりが懸命に一物を入れようとしてる絵にN『しほりが苦心して押し込んでくれたのと茂みの奥から立ち昇ってくる卑猥な香りに刺激を受けたせいで』『半勃ちでもなんとか半分まで入った・・・』

   校長、ん?という表情をする。

   はっとした表情をし、
しほり(みるみる・・・固くなってきた・・・)

   信じられぬようにしほりに、
校長「完全に入って・・・る?」

   快感を感じて優しく頷き、
しほり「しっかり奥まで入ってる・・・」

   両手を校長の腰に添え、
しほり「もう動いても抜けないから大丈夫ですよ」

   重なってるのを上から俯瞰して描いた絵にN『うう、なんだこれは・・・ギッチギチに締まって奥が猛烈にうねる、な、なんとゆう名器なんだ・・・』

   目を閉じ狂おしげに眉尻を歪めるしほりの艶めかしい顔に見惚れ、
校長(人生の終盤になってこんな名器にぶち当たるとはなんという幸運・・・)

校長(旦那がしほりさんに異常なまでに執着するのはこの名器のせいに違いない・・・)

   「はっ、はっ、はっ」と校長が息を切らせて腰を振っている。

   校長の腕に手を添え優しい眼差しで見上げ、
しほり「無理に動かなくてもいいの・・・」

   目を潤ませ、
しほり「じっとしてても入れてるだけで気持ちがいいから・・・」


   寝室のシーリングライトの絵。

   尚も同じ絵にしほりの声、
  「さて、起きて用事しなきゃ何しに来たのか分かんないわ・・・」

   裸のしほりがベッドから立ち上がりかけてカクッとよろめき「あいたた・・・」と言ったので驚き、
校長「しほりさんっ」

   腰骨を押さえて頬を染め、
しほり「大丈夫、十年振りに脚を開いたから股関節にきちゃっただけです・・・」

校長「(心配そうに)大丈夫ですか?しばらく控えた方がいいのかな・・・」

しほり「毎日やってたら慣れるから大丈夫ですよ」

   ズキューンと欲情し、
校長「毎日・・・できる・・・?」

   羞恥に頬を染めて頷き、
しほり「私は毎日したいです。すごく気持ちよかったから・・・」

   羞恥に顔を赤らめ、
校長「も、もし、しほりさんさえよければ今晩泊まっていきませんか?」N『彼女の、やや鼻にかかったあの時の声はうっとり聞き惚れるほどで、もう一瞬たりともしほりと離れたくなかった・・・』

   しほり、潤んだ目で校長を見つめてコクっと頷く。

   ほっとして、しほりに見惚れ、
校長(妻と死別後、残りの人生は緩やかな自殺みたいなもんだと思ってたが・・・)

校長(人生最後の快楽に溺れてもバチは当たらないだろう・・・)

   脱いで丸まった下着とブラの絵、或いは天井のシーリングライトの絵に声、
  「となると家に帰って着替えを取ってこなきゃ、それに夕飯の買い物もしないと」

  「了解、ちょうどガソリンを入れようと思ってたとこだしーー」

     つづく
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愛がイク(224)  予期せぬ再会

2022-07-04 19:23:28 | 漫画のシナリオ
(224)予期せぬ再会
四百字詰原稿用紙換算9枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあります。季節の設定は常に真夏である。

登場人物

校長(55) 165㎝。 白髪混じりの髪。穏やかで紳士然としている。

加藤しほり(45)165㎝。上品でスタイルが良く美人度は中の上。


N=ナレーション


   快晴の空の絵にN『土曜日の午前――』

   十階建て、1LDKの高級マンションの外観にN『校長宅――』

   マンションの部分的な絵にN『妻と死別後、一人住まいには広すぎる一軒家を売り払い徹底的に断捨離を断行して1LDKの賃貸に引っ越した』

   尚もマンションの部分的な絵にN『死後の相続のごたごたを避けるために分譲ではなく賃貸にしたのは我ながら賢明だったと思っている』

   同、3階にある室内

注、玄関を入って右側にトイレ、浴室(洗面所、洗濯機設置)があり、その廊下の向うは15畳のリビングで右壁際にキッチンが有り。大型テレビ、机、一人用のリクライニング椅子(ストレスレス)、二人用のテーブルがあるのみ。扉の奥の六畳の寝室にはセミダブルのマットレスが直置きしてあるのみで実にスカッとしている。

   リビングで校長が机に向かいパソコン作業をしてる後ろ姿にN『ここ数日、校長会に出席するためのレポートに取り組んでいたーー』

   「ピンポーン」とチャイムの音に玄関の方に振り向き、
校長(・・・だれだろう・・・?)と呟く。

   はっとして椅子から立ち上がり、
校長(しまった!今日は家政婦さんが面接に来る日だったんだ)

校長「はい」と玄関ドアをガチャと開ける。

   双方が互いの顔を見て驚く。

注、布のトートバッグを肩に掛けた清楚なしほり、半袖ブラウスに膝丈のタイト気味のスカート、踵の低いパンプスを履いている。

校長「もしかして・・・」

校長「しほりさんじゃ?・・・」

   嬉しそうに頷き、
しほり「憶えていて下さいましたか?」N『加藤しほり。45歳。165㎝』

しほり「派遣先の名前を見てまさかと思って来たら嬉しいまさかでしたわ」

   校長、その言葉に驚く。

   照れを隠すように、
校長「その後、娘さんはお元気でやっておられますか?」

しほり「はい。二年前に結婚して他県に嫁いで行きました」

   嬉しそうに感慨深げに何度も頷き、
校長「もうそんな年に成長したんだ、よかったよかった」

校長「まっ、どうぞお入りください」

しほり「はい、お邪魔します」

   両膝をついて靴をドア側に向かって揃えるしほりのスカートがまくれて太腿が露わになった絵。

   同、リビング

   キッチン回りの絵にしほりの声、
  「家政婦が必要ってことは・・・?」

   テーブルに向かい合って掛け(双方の前に飲み物あり)、
しほり「奥様は入院でもなさってるんですか?」

校長「いえ、妻は三年前に他界し今は一人暮らしなんですよ」

しほり「(驚き)まあ、じゃあ慣れない一人暮らしでご不便なさってるでしょう?・・・」

   しほりをうっとり見つめ、
校長(十年前に会った時も美しいと思ったが、今もまったく美貌は衰えてないな・・・)

   室内を見回し、
しほり「すっきりして気持ちのいい部屋ですね」

校長「終の棲家だから極力荷物を増やさず小さく暮らす事を心掛けてますので」

しほり「けど2人暮らしの荷物をここまで減らすのには決心がいった事でしょう?・・・」

校長「はい、とりわけ妻の遺品を整理するのには悩み抜きました」

   スカートの奥にチラっと下着が見えるのをテーブルの下からの視点で描いた絵のアップに会話、
  「ところで・・・もう旦那の件は片付いたんですか?」

  「・・・いえ、異常に執念深く独特の勘が働く人だからまだ私を探してる気がしてならないんです・・・」

   深刻な顔で腕を組み、
校長「ふむう・・・」

しほり「もし見つかったら娘の家庭もぐちゃぐちゃにされるのは目に見えてるし・・・」

   不安を振り払うように、
しほり「考えたら恐ろしくなるから出来るだけ考えないようにはしてるんですが・・・」

   校長、不安げなしほりを見て頷く。

《ここから校長の回想》

   空の絵に校長のN『あれは私がまだ六年生のクラスを受け持ち教壇に立ってた頃ーー』

○教室内

   教員当時(十歳若い)の校長が本を手に授業している。

   ふと前列に座ってる陰のある十二才のしほりの娘を見て、
校長(一週間前に転校して来たこの子はずっとおんなじ服を着てるな・・・)

   放課後、無人の廊下の絵にN『娘の服装に只ならぬものを感じたので母親を呼んで事情を聞くことにした』

   教室内、暗い表情のしほり(質素な服)と校長が向かい合って掛けて話してる絵にN『聞けばDV夫の暴力に堪えきれなくなって実家に逃げたら我慢が足りないと責められて大喧嘩の末に絶縁し』

   教室の天井の絵にN『そのまま着の身着のままで他県から逃げて来たという』

   暗い表情で、
しほり「もし、あのまま逃げずにいたらきっと殺されてたと思います・・・」という彼女を心配そうに見つめる校長の絵にN『これを聞いて情に厚い校長は即座に行動を起こした』

   空の絵にN『まず金を用立ててやり親子が安心して住める家に引っ越しさせた』『そして、しほりが就職するには住民票が必要だが、こちらに移したら居所が旦那にばれてしまうのでそれが一番の難問だった』

   尚も空の絵にN『だが校長が何度も役所と談判したお蔭で新しい住民票を作る事ができ、しほりも就職できた』

   スーパーの買い物帰りのしほりと娘が楽しそうに話しながら手を繋いでる絵にN『こうして親子の新生活が軌道に乗ったのを確認し、徐々に身を引いていったのであったーー』

《回想終わり。校長宅のリビングに戻る》

   頭を下げ、
しほり「なんとか生活できて娘が無事お嫁に行けたのも先生のお蔭です。感謝してもし尽くせません」

しほり「あのとき先生と出会えてなかったら一体どうなっていたか・・・」

校長「いゃあ今日は嬉しい報告が聞けてよかったなあ」と喜んでくれる校長を畏敬の眼差しで見つめ、
しほり(本当に人の心のひだに沁み入ってくるようなところがある方・・・)

しほり「(頬を染め)私・・・」

   恥ずかしそうに俯き、
しほり「あのとき女として声を掛けてもらいたくて何度も信号を送ってたんですよ・・・」

校長「えっ・・・?!」

しほり「なのに気づいてもらえなくてがっかりしましたわ・・・」

   あっ気にとられ、
校長「けど当時の私には妻がいて・・・」

   優しく頷き、
しほり「分かってます、先生が奥様を裏切るような人でない事は」

   熱い眼差しで見つめ、
しほり「先生のその誠実さに私は一層惹かれたんです」

   あ然とする校長に、
しほり「所で家政婦の面接に来たんですが、私は合格ですか?」

校長「も、もちろんですよ」

校長「貴女に合格なんて言葉を使うのもおこがましい。どうかよろしくお願いします」と頭を下げる。

しほり「掃除の手順とか食事に何か注文はありますか?」

校長「滅相もない、全てお任せします」

校長「ただ、酢の物とか魚を食べさせてもらえたら嬉しいな」

校長「あっ、果物を全然食べないから少しは食べた方がいいですよね?」

   慈愛の眼差しで頷き、
しほり「分かりました。お任せ下さいな」

校長「で、いつから来ていただけます?」

しほり「今日からでも」

校長「(顔を輝かせ)えっ!ほんとに・・・?」N『なにやら人生の転機が訪れそうな予感――』

    つづく

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