数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク (88)  ランジェリーショー

2017-02-27 21:43:33 | 漫画のシナリオ
(88)ランジェリーショー

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

   登場人物

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。Vリーグの選手。

沙希(32)170㎝。妖艶な美女。

力王山(40)身長2m。筋肉隆々の元レスラー。常に不気味な笑みを浮かべている。

精神病院の院長(60)身長150㎝奇異な顔

陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの社員。

幸子(25)陽子の部下。

既出の司会者

既出の本田

本田の部下

N=ナレーション


   安西高体育館の外観の絵に、
N『そしていよいよ試合当日――』

   人がびっしり入った場内の絵にN
N『前回同様、またテレビで大量のスポットを流したので入場料が一万円と高額にも関わらずチケット発売と同時に即完売した』

注、前回同様四角い白線の中で戦う。

   司会席で、
司会者「もうすでに皆さんご存知の岩城選手とプロレス界を追放された力王山の試合を生放送でお送りします」

   館内天井の絵に司会者の声、
  「試合の前に仲良しクラブのランジェリーショーも開催されるとあって場内は超満員となっています」

   プロデューサーの本田が司会席から客席を見上げて驚嘆し、
本田「しっかしマジで岩城君の人気はすごいな・・・」
  
局員「岩城君の試合は常に仲良しクラブとセットだから格闘技ファン以外の人も動員できますからね」

本田「今回も高視聴率を期待できそうだな」

局員「間違いないですよ。岩城君も仲良しクラブも今や飛ぶ鳥を落とす人気ですから」


   控室。ドアに「モデル控室、男子禁制」と書いた紙が貼ってある絵に司会者の声、
 「試合のルールは眼突き以外はなんで もありで、どちらかがギブアップするまで続けられます」

   同、控室内

注、仲良しクラブの全メンバーと沙希と加代子がおり、この時点ではまだ全員私服姿。

   目の前の沙希を見て驚き、
京子「沙希さん・・・なんで?・・・」

   目の前の加代子を見て驚き、
優子「あなたがなぜここに?・・・」

   京子の横に優子、その対面に沙希と加代子が互いに緊張して向かい合ってる所に修一が割って入り、
修一「二人ともうちの事務所に入ったんじゃ。仲良くしてやってくれよ」

   言いにくそうに、
京子「沙希さん、言いにくいんやけど高畑さんとはもう・・・」

   気まずさを笑顔で繕って頷き、
沙希「わかってる。二度と関わらないから安心して」

京子「(ほっとし)それ聞いて安心した。でしゃばった事ゆうて堪忍してね」

沙希「(笑顔で)ううん、気にしないで」

優子「修ちゃんの事務所に入ったんなら、過去の事は水に流してよろしくね」

加代子「こちらこそよろしくお願いします」(てか、苦手だなあ、この人・・・)

   ノースリーブに膝丈のタイトスカート姿の陽子が手を挙げ、
陽子「はい、皆さん集合してくださーい」

陽子「今から下着を配りますので受け取った方から着替えてください」という絵にN
N『陽子。35歳。下着メーカーの社員』

   修一、腕組して優子の太腿を凝視。

   優子、修一の視線に気付く。

   優子(頬を染め)、手でさりげなくスカートを上げて太腿を露わにする。

   優子を見てる修一に気づき、
陽子「あ、ここは男子禁制なので出て頂けますか」

優子「彼はうちの事務所の社長だから気にしないで下さい」

陽子「でも風紀が乱れますので・・・」

優子「あっそ、じゃ、やーめた」

優子「みんな帰るわよー」

全員「はーい」と帰りかける。

陽子「(あ然)あ・・・」

陽子「(焦り)ち、ちょっと待って下さい。契約破棄で訴え・・・」

修一「(陽子に)あんた、恋しちょるの?顔が輝いちょる」

陽子「(照れ)あ・・・わかりますか?」

修一「ヤリまくっちょるんじゃろ?」

   上目遣いで修一を見て恥じらい、
陽子「彼がチョー太腿フェチで、もうヒマさえあったら・・・」

修一「(頷き)そりゃあんたの生々しい太腿を見たら、男は誰も抗えんじゃろうのう」

陽子「(頬を染め)オチ○コがムズムズしてきましたか?」

修一「うん。あんたの太腿を舐められたら死んでもええわ」

   頬を染め妖艶な眼つきで見つめ、
陽子「・・・いつかご縁がありましたら・・・」

   優子達ドアの前に立って、
優子(あの2人、微妙な雰囲気を漂わせてなにを話してるの?)

   優子達に、
陽子「みなさーん、社長さんと話がつきましたので急いで着替えてくださーい」

   控室天井の絵に各々の声、
  「きやっ、すごいこのパンツ・・・」

  「レースが凝っててみるからに高そう・・・」

   履いたパンツの股を覗き不思議そうに、
房江「私のパンツ、股がパカッと開いてるんだけど・・・」

加代子「あ、それ私も履いてみたい」

陽子「(きっぱり)だめです」

陽子「これは倦怠期の熟女が夫をその気にさせるために開発したものですから」

   超Tバックのパンツを広げ、
陽子「貴女にはこれを履いてもらいます」

   パンツを見てあ然とし、
加代子「あの、ほぼヒモなんですが・・・」

陽子「高身長でスタイル抜群の貴女にピッタリでしょ?」

   頬を染め、
加代子「ヒモを履くとは思わなかったから無駄毛の処理をしてないんですが・・・」

陽子「あ、その方が好都合です」

陽子「男性は、陰毛に興奮する訳でパイパンなんか邪道ですから」

加代子「はあ・・・」(ま、足を上げなきゃいいか・・・)

   皆がパンツを履き替えてるのを椅子に掛け腕組みして眺め、
修一(なんとも壮観な眺めじゃのう・・・)

修一(皆が一斉にパンツを脱いだけん淫靡なマン臭が充満してむせ返りそうじゃわい)

   着替えた優子達、鏡の前に座ってメイク係りに化粧されたり髪をセットしてもらっている。

   鏡の前のブラシや化粧品の絵に優子の声、
  「修ちゃん、どう?」

   全員エロチックな下着で整列してポーズをとり、
優子「似合ってるかしら?」

   その時突然バンッとドアが開けられ、
院長「いつまで待たせる気なんだっ!」と怒って入って来た彼の後ろに力王山がいる。

注、力王は上半身裸で足首まである黒タイツを履いている。

院長「そもそもランジェリーショーをやるなんて聞いて・・・」

   女達全員無表情で院長を見つめる。

院長「(気圧され)あ・・・」

   欲情の目で女達を見て、
院長「すごくいいアイデアかも・・・」

   すごい目で院長を睨み、
沙希(こいつ、いつかぶっ殺してやる・・・)

   沙希に気づき、
院長(ほう、沙希もいたのか)

   不気味に微笑み、
院長(坊主を始末したら、また可愛がってやるからな)

   力王山を見て戦き、
京子(こんなヤツと戦って、修ちゃんほんまに大丈夫なんやろか・・・)

   修一に、
院長「冥土への土産にこの美女達の姿をしっかり目に焼きつけとくんだな」と言って出てゆく。

   修一に心配そうに、
愛 「やめてってもやめないだろうけど怪我だけはしないでね」

修一「心配無用」

   ガチャとドアを開けて顔を覗かせた部下の幸子(25)が陽子に、
幸子「主任、そろそろスタンバイ願います」

陽子「はい皆さん、背筋を伸ばして、絶対に下を向かないように!」

優子「じゃ修ちゃん、行ってくるね」とみんなと出口に向かう。

修一「優子せんせい、日本中の男を勃起させちゃれ」

   笑顔で振り向きながらパンツを下して陰毛を見せ、
優子「まかせといて」

   館内の天井の絵に「おおおおおおーー」と大歓声。

   優子達が笑顔で観客に手を振り、通路から出てくる。

司会「(興奮し)おおー、更に美女が増え、なんと前回戦ったバレーの石川選手も参加しています」

司会「さあ、みなさんお待ちかねの、なかよしクラブの美女たちが「ワコーレ」の下着姿で登場です―!」

   ものすごい歓声の中、観客に手を振りながら、四角い白線に沿って歩く女達を院長が思惑ありげな目で見つめている(隣に無表情の力王山)。

院長(みてろよ、沙希と一緒に全員拉致してやるからな・・・)

         つづく



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛がイク(87)   矢沢永吉

2017-02-20 16:27:03 | 漫画のシナリオ
(87) 矢沢永吉

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

桜田優子(25) 170㎝。修一の担任で超匂いフェチ。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

香山京子(16)165㎝。一年、キリッとした美人。

京子の父(50)名目上の社長

若頭(50)温厚そうな顔

靖男
 
N=ナレーション



   こちらに背を向けて冷蔵庫を覗き、
優子「今日は疲れすぎてなにも作る気がしないな・・・」

   中にラップしたおかずが数種入ってるのを発見して歓喜し、
優子「きゃっ、修ちゃ~ん」

修一「ほい、お呼びでござるか?」

優子「ぎやーーっ!」と腰を抜かさんばかり驚く。

   尻もちをついた優子に呆れたように、   
修一「帰ったらいつもクローゼットに話しかけるんか?」

優子「ああびっくりしたー」「だってえ、真っ暗な部屋に帰ってくるの怖いんだもん」

修一「しかもオッサンみたいな声で。てっきり間男かと思って焦ったぞ」

   探るような目で見つめ、
優子「もしほんとに間男だったらどうする?」

修一「黙って去り、二度と優子と関わらん」

優子「・・・でしょうね」

優子「ほんとに修ちゃんって怖い・・・」

   優子宅をベランダの外からの視点で描いた絵。

   同、室内

   ベッドの下の丸まったティッシュ(事後という意味)の絵に修一の声、
  「今日の匂いは最高に興奮したでござる」

   テーブルで食事しながら(修一はトランクス一丁。優子はタンクトップにパンツ)、
優子「(恥じらい)喜んでくれると思った・・・」

優子「食事の用意をしてからずっとクローゼットに隠れてたの?」

   優子の手を取りながら、
修一「うん」

   そして手の甲にキスし、
修一「優子の服の匂いに興奮してつらかったわ」

   優子、薄ら頬を染め修一を見つめる。

   軽く頭を下げ、
優子「ご飯の用意してくれてありがとう。いつも感謝しています」

優子「修ちゃんが来てくれなかったらラーメンで済ますとこだったよ。もやしが少し残ってたし」

修一「ところでまた試合でござる」

   テーブルの下の優子の下半身の絵に声、
  「えっまたー?!」「どれだけ私を心配させたら気がすむのよ」

   ベランダの外からの視点で優子の部屋を描いた絵に声、
  「ええー、私達がランジェリーショーのモデルにー?」

   もう一コマ同様の絵に無音。

   夜空の絵に優子の声、
  「・・・分かった。メンバーは私がちゃんと仕切るから任せといて」



   快晴の空の絵。

   京子宅の外観に声(表に修一のバイクあり)、
  「若、いらっしゃい」

  「あ、今から修ちゃん家にいこう思うてたんよ」

   同、事務所内

   ゴルフバッグを担ぎ出かけるとこだった社長が、入って来た修一に、
社長「お、若、わしちょっと出るからゆっくりしていってんか」

修一「どこ行くんな?」

社長「ちょっと約束があって」

修一「京子に大事な話があって来たんじゃ。お前も一緒に聞け」

社長「せやかて約束が・・・」

修一「やかましわい。お前は京子よりゴルフの方が大事なんか?」

   テーブルの前のソファーに社長がしぶしぶ座り、横にMとボンド。対面のソファーに修一と京子が座る。

    天井の絵に修一の声、
  「今は会社が順調で結構じゃが、いつまでも金の出入りを人任せにしとったら今に裏切られて痛い目に合うぞ」

   京子、社長達驚く。

修一「(京子に)それを防ぐために今日から経理の勉強をせえ」

京子「(驚き)え、なんで?」

修一「今まで経理や番頭を信用したばっかりに、金を持ち逃げされてどんなけの会社が吹っ飛んだと思う?」

   京子、ぼう然。

修一「お前は上にアホがつくほど純粋じゃけん人に騙されるのは目に見えちょる」

修一「お前を騙したヤツは地の果てまで追うてもブチ殺しちゃるが、それよりも・・・」

修一「俺は、京子が人に裏切られて傷つくのを恐れとるんじゃ・・・」

   社長達驚く。

   京子、目尻を少し濡らす。

   文庫本をテーブルの上に置き、
修一「この矢沢永吉の『アー・ユー・ハッピー?』を読んでみい」

   目尻を拭い、
京子「なんで永ちゃんの本を読むの?」

修一「永ちゃんが人を信用しては何回も裏切られてズタズタに傷つく顛末が詳しく書いてあるけん参考にせえ」

修一「人は金が絡んだら裏切るもんなんじゃ。今のお前にゆうても分からんじゃろうが・・・」

   社長、納得ゆかぬ顔の京子を切なげな目で見つめて小さく二度頷く。

修一「とにかくどんな不正も見抜ける知識を身につけて、京子が会社の金の管理が出来るようになれ」

京子「それって・・・」

京子「いま会社の経理をやってる人も高畑さんの事も信用するなゆう事?」

   修一、苦渋の表情。

   社長達、切なげな顔で修一を伺う。

修一「京子が傷つくけん「うん」とはよう言わん」

   京子、真顔で修一を見つめる。

京子「(笑顔で)分かった。修ちゃんのゆう通りにする」

修一「(ほっとし)えらい素直じゃのう」

京子「修ちゃんはいつでも、うちのためになるように考えてくれてるんやもん」

京子「どんな無茶な事でも修ちゃんのゆう通りにしてたら間違いないんやから」

   社長達、ほっとする。

修一「ところでまた試合じゃ」

京子「えーーっ!話の順番としてはそっちの方が先やろー?」

京子「ほんで、こんどは誰をブチのめすのん?」

   忘れたので首をかしげ、
修一「えっと・・・」
   
京子「えーーっ!対戦相手がだれか覚えてへんのー?」

修一「(呆れ)お前も、えーーっ!が多いやっちゃのう。親父のが移ったんか」

修一「試合の段取りに忙殺されて、それどころじゃなかっただけじゃわい」

   天井の絵に修一の声、
  「・・・たしか元レスラーの力王なんとか・・・」

社長「(驚愕)げーーっ、力王山!?」

修一「(嬉しそうに)おう、それじゃ!ハの字眉のバカ面したヤツよ」

社長「(戦慄し)・・・若は分かっとらんわ・・・」

修一「うん。おれアホじゃけんね」と言ったので京子、M、ボンド凍りつく。

社長「(焦り)いやっ、そおゆう意味やのおて・・・」

社長「若が今まで戦ってきたヤツらとは全く次元の違う恐ろしい相手やとゆうてるんや」

   修一、無表情で社長を睨む。

   京子、たじろぐ。

   M、ボンド、たじろぐ。

社長「(焦り)そ、そない睨まんでも若が心配やさかい・・・」

   社長の顔を覗き込み、
修一「どんな顔して喧嘩のプロの俺にゆうとるんか、よお顔を見せてみい」

   鼻がつかんばかり顔を近づけて睨まれ、社長は恐怖で悶絶せんばかり。

   突然バッと社長を抱きしめ、鼻水を垂らして泣き、
修一「ありがとうーー!!」

修一「俺の事をそんなに心配してくれるのはオヤジだけじゃ。ほんまにありがとおーー!」

   社長、涙を流してほっとする。

   M、ボンド、ほっとする。

修一「うぐうぅぅ・・・」とむせび泣いてティッシュで涙を拭いてる修一に、
京子「(怒り)今のはほんまに怖すぎるでー」

京子「高血圧のお父ちゃんをビビらして血管が破裂したらどないしてくれるのん」

   京子に抱きつき、
修一「うぐうぅぅ、感動しただけじゃのに香山家のみんなが寄ってたかって俺を苛めよる~」

京子「(呆れ)はいはい。もお分かったから」

M 「若、ほんまに力王山のこと知らんかったんですか?」

修一「テレビは「ガイアの夜明け」しか見んけん、そんなヤツのこと知らんわ」

社長「ほなユーチューブで力王山の試合みて研究せな」

社長「おい靖男、ちょっとパソコン持ってこい」

修一「いらんいらん」

修一「弱点を発見して一瞬で勝ったら客をがっかりさせてしまうじゃろうが」

   全員あ然。

修一「おれ、エンターテナーじゃけん、俺がキレる寸前までやられるフリして山場を作らんと盛り上がらんじゃろ?」

修一「そんな事より、京子、今度は前座でランジェリーショーに出演じゃ」

京子「えーーっ、うちが下着のモデルになるのん?」

京子「もしその日が生理やったらどうすんの?ナプキンしてテレビでアップになったらモロバレやんかー」

修一「タンポン入れりゃええだけじゃろ?」

京子「(頬を染め)うちタンポン使うた事ないからなんや怖いわ~」

修一「タンポンよりでかい俺のが入るんじゃけん問題ないじゃろ?」というのを聞いて社長、M、ボンド俯いて赤面。

      つづく


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛がイク (86)   シャラポワ

2017-02-13 21:23:54 | 漫画のシナリオ
(86) シャラポワ

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

香山房江(40) 170㎝。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。

房江の夫(50)冷たそうな顔

沙希(32) 170㎝。妖艶な美女。

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

既出の加代子(25)190㎝の長身で冷たそうな美人。Vリーグのバレーボール選手

既出の本田  テレビプロデューサー

既出の局員(本田の部下)

既出の司会者

既出のカメラマン

N=ナレーション


   房江宅寝室の天井の絵。

   上はブラのみでスカートを履いたままパンツを履く房江に、
夫 「房江、何とか言ってくれないか・・・」

   スカートのホックを外しながら無視し、
房江「これからも仕事は回してもらえるから安心していいわよ」

   夫、複雑な表情で房江を見る。

   苦渋の表情で、
夫 「・・・何発やられた?」

   房江、切なさと憐憫が混ざった目で夫を見る。

   東にやられた房江が布団にうつ伏せでぐったりしてるのを再現した絵に、
  「・・・帰る前にもヤラれたから全部で7回・・・」

   愕然とし、
夫 (な、7回も・・・)

   房江、上はブラ、下はパンツ一枚の姿でパンツを入れてある引き出しの奥を手で探る(足元に脱いだスカートあり)。

   房江、封筒を取り出す。

   封筒を夫に手渡し、
房江「離婚届。私のはもう記入してあるから」

夫 「(驚愕)い、いきなりなんなんだ・・・?!」

   別のスカートを履きながら、
房江「半年前に記入したままずっと迷ってたけど昨夜の事で決心がついたわ」

   スカートのホックを止め、
房江(修ちゃんのお蔭で貯金がたっぷりあるから生活には困らないし)

   スカートのファスナーを上げながら、あ然とする夫に、
房江「この家は亡くなった父から私が相続したものだから三日以内に荷物をまとめて出ていってね」

夫 「出ていけって・・・一体どこに?」

房江「そこまで言わせるの?」

房江「五年前から囲ってる彼女のマンションに行けば?」

   夫、驚く。

夫 「・・・その事を知ってて今まで黙ってたのか?・・・」

房江「興信所に頼んで証拠も全部そろってるから今さら言い争いはやめましょうね」

   夫、愕然。

夫 「・・・孝二はどうするんだ?」

房江「どっちと暮らすか孝二に決めさせるわ」

夫 「(愕然)そんなの、お前につくに決まってるじゃないか・・・」


○テレビ局

   既出のテレビ局の外観に本田の声、
  (やあ岩城くん、君から電話をくれるとは何事なんだい?)

   同、局内

   雑然とした机の前で驚き、
本田「な、なにっ!君と力王山が試合――!?」

   その本田の声に、横に座ってた既出の局員が驚く。

   心配して怒り、
本田「力王山がどんなに恐ろしいか分かって言ってるのか?」

   雑然とした局内の絵に本田の声、
  「試合で対戦相手を殺してプロレス界から追放されたヤツなんだぞ」

本田「いかに君が強いといっても、今度ばかりは相手が悪すぎるから断固断るんだ」

本田「・・・おい聞いてるのか?」

   トランクス一枚の姿で沙希宅のベランダに外向きにもたれてとぼけた顔で、
修一「本田さんは俺が本気出したの見た事ないのに、そりゃちょっと失礼じゃのう」

   本田、驚愕。

本田「今までの試合・・・みんな手加減してたのか?・・・」

修一「当たり前じゃろ」

修一「本気でやったら一分で終わって観客をがっかりさせるやん」

   本田、あ然。

修一「俺はプロモーターも兼ねとるけん見せ場を作るのがいかに大事かぐらい分かっちょるわい」と言った時にパンツ一枚の沙希が後ろから抱きつく。

   両の乳房を左右に振って修一の背になすりつけながら、
沙希「誰と話してるの?」

   通話口を押さえて振り向き、
修一「プロデューサーと試合の打ち合わせ中でござる」

   電話で話している修一を外からの視点でロングで描く。

修一「それから・・・」

   空の絵に修一の声、
  「前座でなかよしクラブのタレント総出演でランジェリーショーをやるけんタイアップしてくれる下着メーカーを探してもらえんかのう?」

本田「おおー!」

本田「彼女達が出るだけで視聴率を稼げるし下着メーカーもスポンサーに取り込めて、そりゃ一石二鳥のアイデアだよ」

沙希「ランジェリーショーをやるんなら私も出た~い」

   通話口を押さえて、
修一「わかっちょる。最初からそのつもりでござるよ」



   空の絵にN
N『後日、本田の口利きのお蔭で、下着メーカーと破格のギャラで話がついた』

   尚も空の絵にN
N『俺は知らなかったが今や彼女たちは単体でも売れるほど市場価値があるらしい・・・』


○加代子宅

   加代子宅の外観に彼女の声、
  「ええーーーっ!!」

   同、室内(騎乗位でセックス中)

   ベッドの下に丸まったティッシュが山盛りになっている絵に加代子の声、
  「私がランジェリーショーのモデルーー?!・・・」

   加代子を見上げ、
修一「そんなに驚いたら膣痙攣おこして抜けんようになるぞ」

修一「バレー選手は短命だし、怪我したら一巻の終わりだろ?」
  
   不安な顔で腰を振りながら、
加代子「それ、一番考えたくないテーマ・・・」

修一「だから今モデルデビューさせて、新たな道を切り開かせときたいんじゃ」

修一「お前のシャラポワ並みのスタイルを見たら業界の奴らがほっとく訳がない」

   腰を振りながら頬を染め、
加代子「そんなに私ってスタイルいい?」

修一「むちゃくちゃ足が長いし奇跡のスタイルじゃと思うちょる」

   天井の絵に修一と加代子の声、
  「そもそもバレー界のスターの加代子が事務所に入ってないゆう事にびっくりじゃわ」

  「誰もそんな事教えてくれなかったから・・・」

修一「これからはうちの事務所がお前の権利と利益を守ってやる」

加代子「事務所か・・・後ろ盾ができてなんか心強くなった気分」

修一「しかし、真剣な話してる時でも加代子の腰は一瞬たりとも止まらんのー。マジ感心するわ」

加代子「(赤面し)いやん~変な事に感心しないでよー」



   夜。優子宅の外観

   暗い玄関内で電気のスイッチを探す手(不気味そうに演出)。

   パチッと明かりが点き、帰宅した優子(手にバッグ類をもっている)の姿が明らかになる

   戸をカチャと開けて室内に入ってくる。

   クローゼットを無表情で見つめながらリモコンをエアコンに向けてスイッチを「ピッ」と入れる。

   無表情でクローゼットを見つめ、
優子「おい、そこに隠れてるのはわかってるぞ!」

   優子、なんの反応もないクローゼットを緊張して見つめる。

   ほっとしてベッドの上にリモコンをそっと放る。

   下はパンツ一枚の姿でノースリーブを脱ぐ(足元に脱いだスカートあり)。

   パンツだけになった優子、腋を嗅ぐ。

   パンツに手を入れ性器に触れる。

   頬を染めて指を嗅ぎ、
優子(バレーで汗だくになったから強烈・・・)

   扇情的な下半身の絵に呟き、
  (いま嗅いだら修ちゃん喜ぶだろな・・・)

   机の上に置いたポーズ・サウンドリンクミニの横に置いたウォークマンのスイッチを入れ、
優子(修ちゃんに入れてもらったヨーヨー・マーの「タイスの瞑想曲」・・・)と呟く。

   音楽が流れる中、洗面所で手を洗う後ろ姿に呟き、
  (修ちゃんって、いい音楽を発掘するの上手。疲れて帰ってもこれを聴いたらリラックスできる・・・)

   無人の室内の絵。

   ギィとクローゼットから手が出て扉を少し開く。

         つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛がイク (85)  沙希の新生活

2017-02-06 18:25:12 | 漫画のシナリオ
(85)沙希の新生活

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

力王山(40)身長2m。筋肉隆々の元レスラー。常に不気味な笑みを浮かべている。

香山房江(40) 170㎝。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。

房江の夫(50)冷たそうな顔

東 万里(40)大手ゼネコンの専務。好色で意地悪そうな顔

沙希(32) 170㎝。妖艶な美女。

精神病院の院長(60)身長150㎝で奇異な顔

同、事務長(50)好色で意地悪そうな顔

N=ナレーション



院長「ビデオを見られた以上、君には死んでもらうが、その前にSDカードを返すんだ」

   力王山と睨み合う修一に、
院長「彼は元レスラーだ。どうあがいても君に勝ち目はないよ」

   はっと閃いた顔をし、
修一(はい。ビッグイベント発掘!)

修一(こんな美味しいヤツを観客がいないとこで倒してたまるか・・・)

修一「俺を殺したあと沙希はどうするつもりな?」

院長「飽きるまで飼い殺しにするに決まってるだろ」

修一「美人とヤルためにこの病院を建てたわけか?」

院長「私の容姿を見れば分かるだろ?金を積んでも誰も相手にしてくれないからな」

   SDカードを院長に投げ渡し、
修一「残念だがもうデーターは送信したあとじゃ。これがマスコミに漏れたらどうなるかのう?」

院長「問題ないさ。君を始末したあと家を家探しするだけだ」

修一「自分のパソコンに送信するほど俺が間抜けに見えるか?」

院長「(驚愕)・・・」

修一「そこで提案でござるが・・・」

修一「俺とハの字眉が試合して俺が負けたらデーターを返すし、勝ったら沙希に慰謝料を払ってもらうってのはどうかの?」

修一「無論、その場合もデーターは返すが」

   迷ってる院長を見つめ、
修一(ヤツがのったら億単位の儲け。断られたら慰謝料だけ・・・)

院長「・・・慰謝料の額は?」

   無表情で、
修一(よしっ、食いついた!)

修一「二千万。ム所に入る事を思うたらへみたいな額じゃろが?」

   驚き、
沙希(十四日間入院してたから二千万÷の十四で・・・一発・・・百四十万・・・)

沙希(ひえええええ!私は花魁より高級―?)

院長「いいだろう」(本気で力王山に勝てると思ってんのかバカが)

修一「ただし、試合の段取りはすべて俺が仕切るぞ」

院長「(ほくそ笑み)いいとも、君のすきにすればいいさ」

   薄暗い院内の廊下の絵。

   暗く不気味な廊下を手を繋いで歩く二人をロングで描いた絵に2人の声、
  「慰謝料なんかいらないからあんな化け物と戦うのはやめて・・・」

  「心配無用」

   貞子風の女がドアのガラスにへばりついてこっちを恨めしげに見てる事に気づき、
沙希「ひやっ!」と修一に抱きつく。

沙希「こんなとこに半月もいたとは・・・」

   別の部屋の女が突然頭からガラス戸にドゴッと突進してきたので、
沙希「きええええええっ」と目をむいて修一に抱きつく。


   夜空に「プルプルプル」とエンジン音と会話、
  「久々に嗅ぐシャバの空気ってこんなに美味しかったんだーー・・・」

  「くっ、ム所帰りみたいなセリフじゃのう」

   ミニがまくれあがってパンツ丸出しで修一にしがみついた沙希、回りの風景を見て不審がり、
沙希「あれ、修ちゃん家にいくんじゃ?・・・」



   十五階建て高級マンションの外観に沙希のN『えええええ新築――?!こ、これが私の家なの?・・・』

注、3階角部屋の十五畳の1K。テレビと直置きしたセミダブルのマットレス。二人用の小さなテーブル(スマホとパソコンが並べておいてある)しかなく驚くほどスッキリした部屋。洗面所には香水のサムサラ、歯磨きセット、無駄毛処理シェーバー、洗顔クリーム等あり。

   玄関内に入って目を輝かせて驚く沙希の後ろで、
修一「一応すぐ暮らせるように最低限の物はそろえたつもりじゃが」

   洗面所兼バスルーム内を見て、
沙希「きやーっ、大きな鏡に収納棚もたっぷりあるー」

   鏡の前に置いてあるサムサラを愛しげに手に取り、
沙希「サムサラ・・・」

   すました顔で、
修一「沙希と言えばサムサラ。サムサラと言えば沙希」

   嬉しそうに目尻を拭い、
沙希「うふ・・・」

   コップに歯ブラシが2本立ててあるのを見て目尻に涙を浮かべ、
沙希「修ちゃんと私の歯ブラシ・・・」

   無駄毛処理シェーバーに気づき、
沙希「きゃっ、無駄毛処理のシェーバーまで買ってくれたんだ・・・」

修一「うん。でも夢が壊れるけん処理するとこは見せないでね」

   嬉し泣きし、
沙希「うん。絶対見せない・・・」

   修一が棚を開けるとバスタオルとフェイスタオルが5枚ずつ入っており、
修一「風呂上りに身体にちょっとでも綿ぼこりがついたらノイローゼになるけん・・・」

   修一が、沙希宅のベランダの竿にバスタオルを干してる絵に彼の声、
  「毎日通ってバスタオルを洗っては干すのを10回繰り返したんじゃ」

沙希「・・・10回も・・・毎日ここにきて洗濯してくれてたの?」

   拡げたバスタオルを頬に当て、
修一「うん。部屋の風通しもかねてね」

修一「壁紙の接着剤で沙希がシックハウス症候群になったら大事じゃけんね」

   沙希、あ然とし涙をツーと流す。

   バスタオルを畳みながら、
修一「それにしても日本製のタオルが十回も洗わな綿ぼこりが止まらんとは製造者のクソめ、恥を知れ!」

   沙希、泣きそうな顔で修一を凝視。

   畳んだバスタオルを棚に戻しながら、
修一「もしこれでも綿ぼこりが出て沙希が不快な思いしたらメーカーにクレーム入れちゃるけんね」

   振り向いたら沙希が涙を流してたので驚き、
修一「え、この部屋、気に入らん?」

   沙希、顔をくしゃくしゃにして頭を振る。

   ベランダの外から沙希宅を描いた絵に修一と沙希の声、
  「どう、気に入ってくれた?」

  「なんてステキな部屋なの・・・」

   テーブルの上を見て驚き、
沙希「スマホとパソコンまで買ってくれたの・・・?」

修一「なんかあったら俺ん家から三分で飛んでこれるけん、なーんも心配せんでええけんね」

   壁を拳で軽くカッカッと叩き、
修一「壁が分厚いから防音もバッチリ。生活音で隣ともめる事はないし、これがここに決めた一番の理由じゃ」

   沙希、涙を流したまま呆然と修一を見る。

   突然ばっと修一に抱きつき、
沙希「わーん、修ちゃんはなぜこんな繊細な気遣いができるのよーーっ」

   ベランダの外からの視点で沙希宅を描いた絵に会話、
  「何で最上階じゃなく3階にしたかと言うと、停電になっても階段で何とか行き来できるからなんよ」「最上階は災害時には陸の孤島になるけんね」

  「そんな事まで考えてくれたんだ・・・」

   尚も同様の絵に会話、
  「おう気がつかんで悪かった。腹が減っちょろう?中華のデリバリーでも頼もうか?」

  「うん、お腹ペコペコだったの・・・」



   快晴の空の絵にN『翌朝――』

   房江宅の外観。

   同、リビング

   掛け時計が10時を指している。

   夫、ソファで憔悴して頭を抱えている。

   夫、玄関で「ガチャ」とドアの開く音がしたのでビクッと玄関の方を見る。

   リビングの戸を開けて立ちつくし、
夫 「ふさえ・・・」と声をかけるが彼女は無視して洗面所の戸を開ける。

   同、戸を閉めた洗面所内

   房江、パンツを脱ぐためにスカートを手繰り上げる。

   パンツを下す(扇情的な絵)。

   そのパンツを洗濯籠に入れる。

   洗面所の前に立ち、出てきた房江に、
夫 「すまなかった。あんな事をして恥じてる・・・」と謝るが房江は無視して寝室に向かう。

   夫、戸が開いたままの洗面所の洗濯籠に目をやる。

   手に取ったパンツの股部を見て驚き、
夫 (精液と房江の汁が乾いてカバカバに固まってる・・・)

       つづく
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする