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数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク(295)  数奇な人間交差点

2025-04-07 20:33:56 | 漫画のシナリオ
(295)数奇な人間交差点

四百字詰原稿用紙換算11枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ちあがるように書いてあり、季節は常に真夏である。

登場人物

須藤良子(12。小6)
170㎝。髪をポニーテールに結んだ目を瞠るような美人。165話から登場。

工藤かほり(40)
170㎝。敏行の母。全身からエロオーラを放つグラマーな美女。259話から登場。

工藤敏行(小六)
160㎝。一見大人しそうだが、ひねた性格が顔に滲み出てる。

車の窃盗団。中国二名、ベトナム二名(各30)

白髪の紳士然とした老人(70) 170㎝。

N=ナレーション&呟き

〇修一宅

   修一宅天井のシーリングライトの絵に会話、
  「はい、お兄ちゃん、熱いから気をつけてね」

  「ありがとう。いただきます」

注、ここから良子はベッドに掛け、修一は白のTシャツにズボンを履いて机の椅子に掛けている。

   コーヒーカップを片手に、机上に置いたアンカー・サゥンドコアのスピーカーのスイッチを入れながら(横にウォークマンあり)、
修一「ところで」

   ベッドに掛けた良子に向き直り、
修一「良子ちゃんの学校ではいじめなんかあるん?」

良子「全くないよ」と言った直後流れ出た音楽♪にアッという顔をする。

良子「これ聴いたことがある。ムーンリバーだったっけ?」

修一「ピンポーン。ヘンリーマンシーニーの曲の中で、これが一番好きなんよね」

   良子の脚(太腿メイン)の絵に会話、
  「こんなにじっくり聴いたの初めてだけど、なんだか切なくなる曲だね」

  「うん。これを聴くとティファニーの前に立ってるオードリーの後ろ姿が思い浮かぶわ」

   コーヒーカップを両手で包んで、
良子「さっきの話だけどね、虐めなんかしたら早苗先生にぶっ殺されちゃうよ」

修一「(愉快そうに)ほおう、そんなに早苗さんは生徒に恐れられちょるん?」

良子「学校に乗り込んできたヤクザの親を何人も半殺しにするのをみんなが見てるし」

良子「虐められた人がどんなに傷つくか、とくとくと説明されて皆よくわかってるから」

   良子の艶めかしい股間から性臭がほんのり漂い出てる絵に彼女の声、
  「早苗先生がいる限り、ぜったいイジメなんかありえないと思うな」

   コーヒーを飲みながら愉快そうに、
修一「そりゃ結構なことじゃ」

   スピーカーから音楽♪が流れてる絵に修一の声、
  「今から外で昼飯を食べてからクソどもの駆除に行くんじゃが、良子ちゃんも行く?」

   顔を輝かせて嬉しそうに、
良子「うん行く行く!」(やったー、お兄ちゃんと初タンデムだー)

   空の絵に「プルルルル」とエンジン音。

   修一の背中に押し付けられた良子の豊かな胸がムニュとひしゃげてる絵に会話、
  「どうやって悪い奴らを見つけるの?」

  「なあに、こうやって走ってたら向こうから因縁をつけてきてくれるわ」

注、屋根を外したアパッチに乗り、良子は修一の腹に両腕を回して体を密着させている。

   アパッチで住宅街をゆったり走りながら、
良子「へえー、そうなんだ」

   モスバーガーの外観或いは看板の絵。

   ほぼ満車の広い駐車場の店の前にランクルが停めてあり、その横にアパッチが停めてある絵(ランクルの向こう側は空いている)。

注、広い店内は満員で二人は駐車場に面したガラス張りの入り口付近窓際に、修一は奥の方に、良子は入口の方に向いて掛けている。
その奥の方の席に工藤かほり(40)が入口の方に向かって、息子の敏行は背を向けて掛けているが、この時点ではまだ親子を描かな
い。客の男は全員、良子とかほりに見惚れる。


   テーブル上には良子のチーズバーガー、アイスオレンジティー、ポテト&オニオンフライ、修一のフィッシュバーガー、アイスコーヒーが乗っていて、バーガーをほうばりながら、
良子「お兄ちゃんはハンバーグが好きじゃないの?」

修一「うん。俺は菜食主義でフィッシュバーガーしか食べられるものがないんよ」

   バーガーを食べながら目を丸くして驚き、
良子「へー、知らなかった―」と言ってる良子に、隣の席のカップルの男が見惚れて(か、可愛いー、天使みたい・・・)と呟く。

   修一、バーガーを食べながらふと窓の外を見やり、怪しげな車が駐車場内をゆっくりこちらに向かってくるのを視認する(修一から見える所にアパッチとランクルが停めてある)。

注、車内前席に悪相の中国人二人A、B。後席にベトナム人二人C、Dが乗っている。

   ランクルの後ろに停まって品定めし、
A 「これにするか」

B 「まだ新品同然で高く売れるぞ」

   ランクルの品定めをしてる窃盗団の車を店内から無表情で見やり、
修一(やっぱり窃盗団か。ランクルのオーナーはおちおち駐車場にも停められんのう)

   窃盗団の車が駐車場の向こうの方に去るのを見て、
修一(防犯カメラのない外に出てから襲うか、家までつけて深夜に盗むかどっちかじゃろ・・・)

修一(おれに見られたのが運の尽き。飛んで火にいる夏のゴキブリとはオドレらのことよ)

   外を見てる修一に、
良子「お兄ちゃん、何を見てるの?」

修一「(嬉しそうに)ゴキブリ見―っけ」

良子「(外を見て)え、どこにいるの?」

   眼前のアパッチの横のランクルを指差し、
修一「盗人どもは向こうの方に去ってたが、あのランクルに目をつけたみたい」

良子「車泥棒なんて許せない。お兄ちゃん、ぜったい捕まえてぶっ殺してね」

修一「うん。何はともあれ、奴らの出方を見るしかないね」

修一「(駐車場を見やり)店内から丸見えの駐車場でいきなり犯行に及ぶとは思えんし」

   かほりの艶めかしい脚をテーブルの下から見た絵。

注、かほりの服装は全身白ずくめでノースリーブに膝丈のタイトスカートに踵の低いサンダル。

   更にスカートの奥をズームし、黒のTバックが股間にガッツリ食い込み、ほんのり性臭が漂い出てる卑猥な絵に、かほりと敏行の会話、
  「ああ、めっちゃ美味しい。ぼくは毎日バーガーでもいいな」

  「こんなカロリーの高いものを毎日食べてたら太っちゃうわよ」

   かほりが、ふと向こうの方で良子と楽しげに話してる修一に目をとめる絵にN『工藤かほり。40歳。170㎝。未亡人』

   その間に窃盗団の車がこちらに戻って来る。

   そしてランクルの隣の空きスペースに車を停めるが修一は気づいてない。

   魅入られたように修一を見つめるかほりを正面から見た絵に彼女のN『なぜこんなに彼に惹きつけられるのかしら・・・』

   かほりの対面、斜め前に一人で掛けてる白髪の紳士然とした老人(70)がコーヒーを飲みながら、彼女から漂ってくる少女漫画の様なバラの花と花びらの香りをうっとり嗅ぎ、
老人(亡き妻がつけてたシャネル№5か、パウダリーフローラルの何とも言えないいい香りだ・・・)

   尚もうっとり香りを嗅ぎ、
老人(気品のある貴女に絶妙にマッチして、この香りを選んだ貴女のセンスに一嗅ぎ惚れしました・・・)

注、老人のテーブル上には食べかけのバーガーとオニオンリングあり。服装は上質な半袖ポロシャツに生成りの麻のズボンにコンビの
靴を履いていて見るからに裕福そうである。


   かほりの腋ぐりの大きいノースリーブの腋から乳房の麓が見える艶かしい絵に老人のN『透けるように色が白くグラマーで、あの豊かな胸に顔を埋められたらどんなに幸せだろう・・・』

   切なげにかほりを見つめ、
老人(こんな色っぽい美人を手に入れられるなら全財産を投げ出してもいい・・・)

   尚も修一を見つめてるかほりに、
敏行「ママはもう食べないの?」

   ふっと我に返ってポテトとオニオンリングが乗ったトレイを敏行の方に差し出してやり、
かほり「ママはもうお腹いっぱい。よかったら食べなさい」

敏行「いっただきー」とパクつく。

   良子と楽しげに話してる修一を、テーブルに片方の肘をついて顎を支え物憂げな表情で見つめ、
かほり(一緒にいる綺麗な子は妹かしら・・・彼女であってほしくないな・・・)

   自分に呆れ、
かほり(って、いったい私は何を考えてるのかしら・・・)

   修一を見つめるかほりの愁いを帯びた横顔の絵に彼女のN『天地がひっくり返っても知り合いになれるはずがないのに・・・・』

   賑わう店内の客達の絵。

   店内天井の絵に「ありがとうございましたー」と店員の声。

注、老人の横を通って、敏行の後に続いてかほりが出口に向かう。

   真横を通るかほりを見上げて残念そうに、
老人(ええー、もう帰っちゃうの?・・・)

   黒のTバックがガッツリ食い込み、ほんのり性臭が漂い出てるかほりの股間を真下から見たエロい絵。

   下着の線が薄っすら透けて見えるパツパツに張り詰めた尻を切なげに目で追い、
老人(もっとじっくり貴女を眺めたかったのに・・・)

   外に出たかほりと敏行がランクルの手前まで歩み寄る。

   助手席側のドアノブに手をかけた敏行の背後からサップを振り上げたCが接近する。

   かほりがドアノブに手をかけた瞬間、Dにサップで後頭部を「ズシッ」と殴打され昏倒する。※サップ=円筒形の皮袋に砂を詰めて硬く絞った殴打用の棍棒の一種。

   同、店内

   なにとはなく外を見た修一が駐車場からランクルが出てゆくのを目にする。

   おっとり落ち着いてナプキンで口を拭いながら良子に、
修一「さてゴキブリの駆除にいきますかな」

良子「(嬉しそうに顔を輝かせ)うん」と頷く。

       つづく









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