(149)この日本は俺が〆ちょるんじゃー!
四百字詰原稿用紙換算13枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
岩城修一(17)2年生。170㎝。超匂いフェチ。情に厚く恐ろしく強いが二枚目ではない。美人ぞろいの事務所「なかよしクラブ」の社長。
陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの平社員だったが修一と関わった事で今は部長に昇進。78話から登場。
ベトナム人四人組(全員25)入れ墨まみれの悪相
老舗旅館の美人女将(50)
その他、仲居複数
N=ナレーション
快晴の空の絵に「ブオーン」とバイクの音と会話とN
「えーーっ、このバイク自動走行できるの?」
「メットのマイクで行先を言ったら、あとは手放しでも目的地まで勝手に行ってくれるみたい」
「すっごーい」N『石川に今回の改造点の説明を受けたが例によって修一はほとんど把握していなかった』
共にメットを被って他車が全くいない郊外を走りながら、
修一「でも怖いけん一応ハンドル握っちょこ」とハンドルを握る。
風でスカートが翻って太腿の付け根まで露わになったスカートの股間部を押さえ、もう一方の手を修一の腰に回し、
陽子「今から行く温泉旅館、いつかは行きたいと思ってたとこなの。きっと修ちゃんも気にいってくれるわよ」
修一「そりゃ楽しみでござる」
修一「ただ走るだけじゃ退屈じゃ。あおり運転するクソ共を殲滅しながら行くか?」
陽子「えーっ、トラブルに巻き込まれるのやだー」
修一「まあそう言わずに、陽子も一回クソをぶち殺したら病みつきになるけん」
修一「ところで聴きたい音楽ある?リクエストにお応えします。ただし歌謡曲と演歌以外ね」
陽子「そうねえ、急に言われても・・・」
風にあおられ露わになってる股間のアップに陽子の声、
「フランクプールセルのミスター・ロンリーを聴ける?」
したり顔で、
修一「おれもその曲、大好きなんよ」
修一「ミュージック」と言うと陽子のメットの耳部から『曲名をリクエストして下さい』と応答され、
陽子「(驚き)え、メットがしゃべった?」
修一「フランクプールセルのミスター・ロンリー」
陽子のメットが『承知しました』と応え♪が流れだしたので、
陽子「(驚き)わっ、曲が流れだした。それもすっごい高音質・・・」
アパッチの後方にボロセダンがピッタリついて走っている。
注、入れ墨まみれの悪相のベトナム人四人。全員25才が乗っている。
ミラーでそれを視認してニャッと笑み、
修一(さっそく喰いついたかやダボハゼが)
アパッチの右横に接触せんばかりに併走して来て、窓から顔を出して陽子の太腿を欲情の目で見つめる。
助手席のAが、ペロッと自分の人差し指をナメる。
その人差し指で太腿を撫でられ、
陽子「ひっ」と戦く。
A 「こんな美人、お前にもったいない。俺達がもらう」
修一の腹にぎゅうとしがみつき、
陽子「修ちゃん怖いー」
陽子に振り向き、
修一「その言葉おぼえちょけよ」
修一「10分後にはクソに絡まれても動じん女になっちょるけん」
修一「(Aに)不法滞在のベトナム人共が、どっから車を盗んできたんじゃ?」
全員、血相を変えて修一を睨む。
修一「おどれら一握りの馬鹿ベトナム人が悪さする度にベトナム人全体が色眼鏡で見られる事になるんやぞ」
アパッチがすっと停まると車が勢い余り前方に出る。
車、キキキーと停まる。
車から降りた全員が血相を変え、各々反りの強い中国刀を手にこっちに向かってくる。
陽子「(怯え)きゃーっ、刀を持ってる!修ちゃん、どうしょう?」
バイクから降りてる修一(陽子は最後までバイクに跨ったまま)が屈んでアパッチの底部に隠してあった刀を取り出す絵にN『長尾今子を助けた礼に彼女の義父からもらった名刀備前包平である』
刀をベルトに差しながら陽子に、
修一「ちょっと待っててね。不良外人共を日本でのさばらす訳にはいかんけんね」
クソ共が修一を囲む陣形をとって中国刀を構えてる絵にN『一言も発せず臨戦態勢をとった所をみるとこれまでも数々の悪行を重ねてきたのだろう』
修一、腰をクッと落とし見事な居合の構えをとる。
修一の構えにうっとり見惚れ、
陽子(間違いなく達人の構えだわ、これなら負けるはずがない・・・)
修一「おどれらにゆうても分からんじゃろが郷に入っては郷に従えとゆう言葉がある」
修一「外国にきて調子こきさらすんやないぞ、ドクされ共が」
憤怒の形相で、
修一「この日本は俺が〆ちょるんじゃー!」
スカートがめくれたままむき出しになってたパンツが「ジュッ」と楕円形に濡れる絵のアップ。
うっとりし、
陽子「し、シブすぎる・・・」
陽子(なんのてらいもなくこんな言葉を言える男はこの世に修ちゃんしかいない)
修一、目にも止まらぬ速さで刀を一閃させるとAの首が吹っ飛び、返す刀でもう一人の首も斬り飛ばす。
陽子「(驚嘆し)うっ」
陽子「す、すごい。首が胴から離れるの初めて見た・・・」と圧倒される。
再度パンツをジュッと濡らす絵のアップ。
残った二人が怯えて顔を見合わせる。
刀を上段に構え、
修一「せめて魂だけはホーチミンに帰れりゃええがのう。のうクソ共よ」
と次の瞬間、眼前の男の喉をスパッと斬り飛ばす。
喉から血を吹きながらドサッと倒れた男を見てあ然とするもう一人に、
修一「助けてほしいか?」
男は涙目で頭をガクガク振って頷く。
陽子「修ちゃん、情けは無用よ。こういう輩は助けてもまた同じ事を繰り返すんだから」
修一「わかっちょる」と言うと同時、刀を一閃し、男の刀をもった腕を切断する。
「うぎやあー」と叫ぶ男を無視して陽子に振り向き、
修一「めったにない機会じゃ。こいつを斬ってみたい?」
嬉しそうにアパッチから降りながら、
陽子「斬りたーい」
ひざまずく男の前でぎこちなく刀を持ち、意欲満々で、
陽子「どうやって斬ったらいいの?」
修一「返り血で服が汚れたらいけんけん、まずどこでもええけん突いてみるか?」
陽子「はい」というと同時に男の腹をズブッと突く。
陽子「へー、人を突くってこんな感じなんだ・・・」
そして手当たり次第にズブッズブッズブッと突く。
男が前屈みにドサッと倒れたのでがっかりし、
陽子「えーー、もう死んじゃったのー?」
陽子の手から刀を取り、
修一「ええ経験になったろうが?」
刀をブッと血ぶりしながら、
修一「このクソ共を生かしとったら、この先大勢の人が餌食になるとこじゃった」
修一「陽子はそれをくい止めたんじゃぞ。えらいっ!」
嬉しそうに頷き、
陽子「はいっ」
2人アパッチに跨りエンジンをかけた時に、
陽子「ねえ、死体をこのままにしてたら面倒な事にならない?」
走行しながら、
修一「心配にはおよびませぬ」
死体から50m離れた所でキキキーとUターンし、
修一「前方の車をロックオン」と言うとメットが『了解』と応え、「ピピピピ」音と共に、風防に前車をロックオンしたマークが 映し出される。
修一の肩越しにそれを覗きこみ、
陽子「おおーっ」と驚嘆する。
車体前部に大口径のライフル弾位の超小型ミサイルの射出口が開口する。
修一「発射!」と命じるとミサイルが「シュポッ」と発射される。
「シュパ」と命中音と同時に閃光が走る。
すべてが霧散し、広範囲に地面が5センチえぐれ一片の残骸すら残ってない前方をあ然と見て、
陽子「す、すごい・・・」
老舗の超高級旅館の外観。
同、玄関内
ボストンバッグを持った修一と陽子を女将と仲居達(全員着物)が膝をつき、ずらりと居並んで迎え、女将が「ようこそ岩城さま、ご到着を今か今かとお待ちしておりました」と迎える。
女将「本日は全館貸し切って頂きお礼の申しようも御座いません」
修一「(平然と)よしなにな」
女将「当館のすべての風呂をお二人でいつ何時でもお好きなようにお使い下さいませ」
女将を先頭に修一のボストンバッグを持った仲居に従い部屋に向かう後ろ姿の絵。
注、豪華絢爛の広い室内には見るからに高級な座卓が鎮座し、座卓を挟み対で座椅子と脇息が置かれ、奥のベランダにはソファーセットが置かれ、外の雄大な景色が一望できる。
同、室内
気後れして室内を見渡し、
陽子「なんて豪華なお部屋、私、こんな立派な旅館に泊まるのはじめて・・・」
陽子「それも全館貸し切っちゃうなんて中東の石油成金になったみたいだわ・・・」
修一「いりもせんのに金が貯まりまくっちょるけん、こんな時に使わにゃ使う期会がないけんのう」
仲居が両膝をついてお茶を入れながら(仲居の背後で女将が上機嫌で正坐している)、
女将「お客様がお風呂に入っていらっしゃる間に夕食の用意をしておきますので、心ゆくまで旅の疲れを癒して下さいませ」
陽子「(緊張し)は、はい」
女将と仲居が廊下に正坐して頭を下げ、
女将「それではどうぞごゆっくり」
襖がスーッと閉まったのを見て陽子が「ふうー」とため息をつく。
陽子「VIP待遇に慣れてないから一気に気疲れしちゃった・・・」
胡坐をかいて座椅子に座り茶を飲みながら、
修一「とりあえず露天風呂に入ってさっぱりするか?」
両膝をついてボストンバッグから化粧ポーチを出しながら、
陽子「修ちゃん、先に入ってて。私もすぐに行くから」と言われ立ちあがりながら「了解、ほんじゃ先にいっちょくけんね」
露天風呂の脱衣室入口の絵。
同、脱衣室内
陽子(ノーブラ、Tバックのみ)、脱衣カゴの横で浴衣をはらりと脱ぐ。もう一つのカゴには修一が無造作に脱いだ浴衣が入っている。
陽子が洗面台の鏡の前で髪を無造作にねじって束ねるのを後ろからの視点で描く。
そしてアップにした髪をクリップで止めるのを後ろからの視点で描く。
Tバックを脱ぐ。
中指で膣を触る。
中指を嗅ぎながら赤面し(すごい匂い・・・)と呟く。
つづく
四百字詰原稿用紙換算13枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。
登場人物
岩城修一(17)2年生。170㎝。超匂いフェチ。情に厚く恐ろしく強いが二枚目ではない。美人ぞろいの事務所「なかよしクラブ」の社長。
陽子(35) 165㎝。男好きのする上品な美人で下着メーカーの平社員だったが修一と関わった事で今は部長に昇進。78話から登場。
ベトナム人四人組(全員25)入れ墨まみれの悪相
老舗旅館の美人女将(50)
その他、仲居複数
N=ナレーション
快晴の空の絵に「ブオーン」とバイクの音と会話とN
「えーーっ、このバイク自動走行できるの?」
「メットのマイクで行先を言ったら、あとは手放しでも目的地まで勝手に行ってくれるみたい」
「すっごーい」N『石川に今回の改造点の説明を受けたが例によって修一はほとんど把握していなかった』
共にメットを被って他車が全くいない郊外を走りながら、
修一「でも怖いけん一応ハンドル握っちょこ」とハンドルを握る。
風でスカートが翻って太腿の付け根まで露わになったスカートの股間部を押さえ、もう一方の手を修一の腰に回し、
陽子「今から行く温泉旅館、いつかは行きたいと思ってたとこなの。きっと修ちゃんも気にいってくれるわよ」
修一「そりゃ楽しみでござる」
修一「ただ走るだけじゃ退屈じゃ。あおり運転するクソ共を殲滅しながら行くか?」
陽子「えーっ、トラブルに巻き込まれるのやだー」
修一「まあそう言わずに、陽子も一回クソをぶち殺したら病みつきになるけん」
修一「ところで聴きたい音楽ある?リクエストにお応えします。ただし歌謡曲と演歌以外ね」
陽子「そうねえ、急に言われても・・・」
風にあおられ露わになってる股間のアップに陽子の声、
「フランクプールセルのミスター・ロンリーを聴ける?」
したり顔で、
修一「おれもその曲、大好きなんよ」
修一「ミュージック」と言うと陽子のメットの耳部から『曲名をリクエストして下さい』と応答され、
陽子「(驚き)え、メットがしゃべった?」
修一「フランクプールセルのミスター・ロンリー」
陽子のメットが『承知しました』と応え♪が流れだしたので、
陽子「(驚き)わっ、曲が流れだした。それもすっごい高音質・・・」
アパッチの後方にボロセダンがピッタリついて走っている。
注、入れ墨まみれの悪相のベトナム人四人。全員25才が乗っている。
ミラーでそれを視認してニャッと笑み、
修一(さっそく喰いついたかやダボハゼが)
アパッチの右横に接触せんばかりに併走して来て、窓から顔を出して陽子の太腿を欲情の目で見つめる。
助手席のAが、ペロッと自分の人差し指をナメる。
その人差し指で太腿を撫でられ、
陽子「ひっ」と戦く。
A 「こんな美人、お前にもったいない。俺達がもらう」
修一の腹にぎゅうとしがみつき、
陽子「修ちゃん怖いー」
陽子に振り向き、
修一「その言葉おぼえちょけよ」
修一「10分後にはクソに絡まれても動じん女になっちょるけん」
修一「(Aに)不法滞在のベトナム人共が、どっから車を盗んできたんじゃ?」
全員、血相を変えて修一を睨む。
修一「おどれら一握りの馬鹿ベトナム人が悪さする度にベトナム人全体が色眼鏡で見られる事になるんやぞ」
アパッチがすっと停まると車が勢い余り前方に出る。
車、キキキーと停まる。
車から降りた全員が血相を変え、各々反りの強い中国刀を手にこっちに向かってくる。
陽子「(怯え)きゃーっ、刀を持ってる!修ちゃん、どうしょう?」
バイクから降りてる修一(陽子は最後までバイクに跨ったまま)が屈んでアパッチの底部に隠してあった刀を取り出す絵にN『長尾今子を助けた礼に彼女の義父からもらった名刀備前包平である』
刀をベルトに差しながら陽子に、
修一「ちょっと待っててね。不良外人共を日本でのさばらす訳にはいかんけんね」
クソ共が修一を囲む陣形をとって中国刀を構えてる絵にN『一言も発せず臨戦態勢をとった所をみるとこれまでも数々の悪行を重ねてきたのだろう』
修一、腰をクッと落とし見事な居合の構えをとる。
修一の構えにうっとり見惚れ、
陽子(間違いなく達人の構えだわ、これなら負けるはずがない・・・)
修一「おどれらにゆうても分からんじゃろが郷に入っては郷に従えとゆう言葉がある」
修一「外国にきて調子こきさらすんやないぞ、ドクされ共が」
憤怒の形相で、
修一「この日本は俺が〆ちょるんじゃー!」
スカートがめくれたままむき出しになってたパンツが「ジュッ」と楕円形に濡れる絵のアップ。
うっとりし、
陽子「し、シブすぎる・・・」
陽子(なんのてらいもなくこんな言葉を言える男はこの世に修ちゃんしかいない)
修一、目にも止まらぬ速さで刀を一閃させるとAの首が吹っ飛び、返す刀でもう一人の首も斬り飛ばす。
陽子「(驚嘆し)うっ」
陽子「す、すごい。首が胴から離れるの初めて見た・・・」と圧倒される。
再度パンツをジュッと濡らす絵のアップ。
残った二人が怯えて顔を見合わせる。
刀を上段に構え、
修一「せめて魂だけはホーチミンに帰れりゃええがのう。のうクソ共よ」
と次の瞬間、眼前の男の喉をスパッと斬り飛ばす。
喉から血を吹きながらドサッと倒れた男を見てあ然とするもう一人に、
修一「助けてほしいか?」
男は涙目で頭をガクガク振って頷く。
陽子「修ちゃん、情けは無用よ。こういう輩は助けてもまた同じ事を繰り返すんだから」
修一「わかっちょる」と言うと同時、刀を一閃し、男の刀をもった腕を切断する。
「うぎやあー」と叫ぶ男を無視して陽子に振り向き、
修一「めったにない機会じゃ。こいつを斬ってみたい?」
嬉しそうにアパッチから降りながら、
陽子「斬りたーい」
ひざまずく男の前でぎこちなく刀を持ち、意欲満々で、
陽子「どうやって斬ったらいいの?」
修一「返り血で服が汚れたらいけんけん、まずどこでもええけん突いてみるか?」
陽子「はい」というと同時に男の腹をズブッと突く。
陽子「へー、人を突くってこんな感じなんだ・・・」
そして手当たり次第にズブッズブッズブッと突く。
男が前屈みにドサッと倒れたのでがっかりし、
陽子「えーー、もう死んじゃったのー?」
陽子の手から刀を取り、
修一「ええ経験になったろうが?」
刀をブッと血ぶりしながら、
修一「このクソ共を生かしとったら、この先大勢の人が餌食になるとこじゃった」
修一「陽子はそれをくい止めたんじゃぞ。えらいっ!」
嬉しそうに頷き、
陽子「はいっ」
2人アパッチに跨りエンジンをかけた時に、
陽子「ねえ、死体をこのままにしてたら面倒な事にならない?」
走行しながら、
修一「心配にはおよびませぬ」
死体から50m離れた所でキキキーとUターンし、
修一「前方の車をロックオン」と言うとメットが『了解』と応え、「ピピピピ」音と共に、風防に前車をロックオンしたマークが 映し出される。
修一の肩越しにそれを覗きこみ、
陽子「おおーっ」と驚嘆する。
車体前部に大口径のライフル弾位の超小型ミサイルの射出口が開口する。
修一「発射!」と命じるとミサイルが「シュポッ」と発射される。
「シュパ」と命中音と同時に閃光が走る。
すべてが霧散し、広範囲に地面が5センチえぐれ一片の残骸すら残ってない前方をあ然と見て、
陽子「す、すごい・・・」
老舗の超高級旅館の外観。
同、玄関内
ボストンバッグを持った修一と陽子を女将と仲居達(全員着物)が膝をつき、ずらりと居並んで迎え、女将が「ようこそ岩城さま、ご到着を今か今かとお待ちしておりました」と迎える。
女将「本日は全館貸し切って頂きお礼の申しようも御座いません」
修一「(平然と)よしなにな」
女将「当館のすべての風呂をお二人でいつ何時でもお好きなようにお使い下さいませ」
女将を先頭に修一のボストンバッグを持った仲居に従い部屋に向かう後ろ姿の絵。
注、豪華絢爛の広い室内には見るからに高級な座卓が鎮座し、座卓を挟み対で座椅子と脇息が置かれ、奥のベランダにはソファーセットが置かれ、外の雄大な景色が一望できる。
同、室内
気後れして室内を見渡し、
陽子「なんて豪華なお部屋、私、こんな立派な旅館に泊まるのはじめて・・・」
陽子「それも全館貸し切っちゃうなんて中東の石油成金になったみたいだわ・・・」
修一「いりもせんのに金が貯まりまくっちょるけん、こんな時に使わにゃ使う期会がないけんのう」
仲居が両膝をついてお茶を入れながら(仲居の背後で女将が上機嫌で正坐している)、
女将「お客様がお風呂に入っていらっしゃる間に夕食の用意をしておきますので、心ゆくまで旅の疲れを癒して下さいませ」
陽子「(緊張し)は、はい」
女将と仲居が廊下に正坐して頭を下げ、
女将「それではどうぞごゆっくり」
襖がスーッと閉まったのを見て陽子が「ふうー」とため息をつく。
陽子「VIP待遇に慣れてないから一気に気疲れしちゃった・・・」
胡坐をかいて座椅子に座り茶を飲みながら、
修一「とりあえず露天風呂に入ってさっぱりするか?」
両膝をついてボストンバッグから化粧ポーチを出しながら、
陽子「修ちゃん、先に入ってて。私もすぐに行くから」と言われ立ちあがりながら「了解、ほんじゃ先にいっちょくけんね」
露天風呂の脱衣室入口の絵。
同、脱衣室内
陽子(ノーブラ、Tバックのみ)、脱衣カゴの横で浴衣をはらりと脱ぐ。もう一つのカゴには修一が無造作に脱いだ浴衣が入っている。
陽子が洗面台の鏡の前で髪を無造作にねじって束ねるのを後ろからの視点で描く。
そしてアップにした髪をクリップで止めるのを後ろからの視点で描く。
Tバックを脱ぐ。
中指で膣を触る。
中指を嗅ぎながら赤面し(すごい匂い・・・)と呟く。
つづく